もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

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【質問箱21-4】情緒支援級✕思考力記憶力の弊害と強み【高知能、高IQ】


前回はこちら!www.asdadhd.jp
高IQキッズを情緒支援級に行かせた先の進路についてどう思うか…というご質問に、支援に夢見るな!!!!としつこくぶちかましてすみません。

ちなみに、
「うちの子は高IQというほどではない」
というケースでも、フラッシュバックや幼児期の記憶がなにかあれば記憶特性的に高IQ寄りだと思って対応したほうがよいのではないかと思っています。

何らかの原因があって秘められていると、検査では低く出たり、LDと誤診されたり(能力が低いわけではない)というケースもあります。


思考の高速化複雑化を軽視するな

高知能の子供の心は、加速度的に複雑化していきます。
納得した学習はいくらでも記憶できる、そんな子は、誤学習も猛スピードです。

また、一度納得したものが誤解であったとき、修正に特殊なコツが必要です。これは発達障害の中でも一定以上の思考力記憶力を持つ子たちや、2E、ギフテッド特有の問題です。

この問題を軽視して、自己評価を安易に高めさせたり、心を満たし続けたりする支援スタイルの横行を、おばちゃんは強く懸念しています。高IQの育ちはそんなに簡単ではないんですよ。


もしお子さんが本当に高知能ならば、複雑化する思考と消せない記憶の問題を見越して接するべきです。また、お子さん本人にも、荒ぶる思考と記憶の功罪を自覚をさせる必要があります。どんな手を使ってでも。


満足させてもらえる環境に依存してしまうと、深刻な機会損失につながります。 
人生には、劣等感やこじらせ、不公平感、人権侵害される経験がつきものですからね。親御さんのことを大好きなうちに
・人間の弱さ
・身の丈
・足るを知る
・自他境界
などを日常的に知らせておくべきです。

叩き込め!

自分の価値観と他者の価値観は違うんです。合わせてもらえたり、たまたま一致したりすることがあるというだけです。(定型と呼ばれる人は思考力オートオフしてまわりに合わせることに長けている)

満たしておけば短期的には問題が起きにくくなるのは当然です。無制限に食べ放題して、お腹すいたと暴れる人はあまりいませんよね。それとよく似ています。

依存傾向があるならば、無制限はアウトです。良かれと思ってしたことが、やがてその場しのぎにすらならなくなっていきます。

子供時代はねぇ、なんだかんだ小さくて可愛いんですよ。許す範囲を広く取りがちです。ここ誤学習メーカーね。

おばちゃん的には、成長によってととのうと見立てたものは許容するけど、肥大しそうだと見立てたことは容赦なくすりこぎで半○しにします*1

ちびっこは親のことが好きというのもあり、満たしておけば問題は極めてマイルドになります。

しかし、年齢が上がり、膨れ上がった欲求を、大きな体で振り回すようになると、控えめに言って地獄でしょう。


居心地良いところにいて、欲求満たされてもいるって状態にいると、この界隈の子は親より大きな癇癪持ち赤ちゃんになりかねません。


現行の支援では、おそらく発達障害者の予後は二極化します。

大多数は、二次障害と不満でいっぱいとなるでしょう。
そうなる前に本人にも記憶力と思考力から来る依存傾向があることを知らせ、依存に気付いてバランスを取る経験を積ませねばなりません。

良い教育が裏目に出る

彼らはしばしば他者比較をしてしまうので
「下を見るな」
「過去の自分と比較しなさい」
という指導を受けて育ちます。いい教育ですよね。

そう、それも時限爆弾となります。下を見るなと言われた記憶のせいで、上ばかりを見てため息をつきます。
過去の自分と比較せよと言われた記憶のせいで、上質な大人たちから笑顔を向けられ、褒められ認められ楽しかった幼少期と現在とのギャップに苦しみます。


記憶力が強い子には、過去の栄光が瘴気を放ち、精神的な自家中毒を起こす可能性も踏まえさせる必要もあります。

難しそうですか?はい、文から理解するのは難しいと思います。おばちゃんトークご利用ください。ご家庭向けに最適化した方法を構築することができます。


お子さんに必要な環境をどう作るか

もともと難しい特性であり、支援の先がうまくいかなくても仕方ない、という声もあります。

ただ、これまでの当所へのフィードバックは明らかに、当所のゆる支援に関心の高い親御さんは、ゴリゴリにぶっ飛んでて厄介だったクソガキャさんへの持続可能な幸福感受性の実装に成功していることを示しています。


高知能に限らず、大人の意図でお子さんの自己イメージを虚飾し、肥大化させることにもっと躊躇してください。
お子さんが、幼児性万能感や優越感にあふれる肥大化した自己を手放し、等身大の自分を受け入れるとき、大きな困難を抱えます。過去と現在のギャップに苦しむ青少年期を過ごすハメになります。
そうなる前に。いえ、そうなってわからでもなんとかなります。

思うような承認が得られなくてもひょうひょうと暮らす思考方法を養うべきです。

二次障害予防の極意

無条件の愛は要りません。出し惜しみしましょう。特に一人っ子なら、愛情過多に気を付けましょう。

チヤホヤほめるなら、バランスとりましょう。貶される経験人権蹂躙される経験もさせましょう。
ほめまくってごめん、大きくなるにつれ得られる承認は減っていくからあんまり褒めたらかえってよくないかもしれないのに、と言い添えるのも有効でしょう。

真面目な子なら
「大人でも未熟でいいという説がある。」
「大人になっても褒められたいなら、身近な人と気安く褒め合うぐらいしかないという説がある。」
ぐらいの感覚を持たせておきましょう。使えない大人になったときの自己嫌悪によるダメージを減らせます。

ほめる関わりが悪だとは言ってないです、。
でも、傾聴や受容、ほめ、あるいは物理的な欲求を満たすことこそ二次障害予防の唯一無二の手段、みたいな思い込みがあるならとっとと捨てやがれですわ。*2


大人になるということ

満たされた欲求は消える、とシアーズ博士は記していますが、それは思考と記憶がホドホドの子の場合です。
「お子さんを無条件の愛で包んであげて」
とかいう佐々木先生の言葉にも、赤線引かずにハナクソつけておいてほしい。

大人になるということは、無条件の愛や貢献は受けられなくなるということです。
ギブアンドテイクなりwin-winなり手探りしながら、完全には満たされないなりに、渇望感とささやかな幸せと制限を有効利用して、なんだかんだやっていくのが大人の生活ではないですか。
だとすれば、お子さんにも、満たされないなりに、なんだかんだやっていく力を身につけさせるという視点とフェイズが大切だと思うのです。

大人へ至る過程で、課題の先延ばしや、緊急避難、単位の再履修が必要なときはあります。
そういうときに一時的に少人数学級に移るというのはもちろんアリです。でも、いわゆる
「支援や福祉の先の進路」
というのは…そぐわない可能性が高いのでは…って、そちらの情報わからないので決めつけるわけにはいかないけどね。

*3

いい先生ってなんですか

高IQの発達支援は、返す返すも
【バランス】
です。
これが正しい!これは間違っている!というスタンスで真摯に支援してしまうと、あっという間に偏った人間になります。

ご自身がギフテッド寄りだったような先生なら良さそうだって?ノンノン。 

「人材育成のギフテッド」
「人心掌握のギフテッド」
を除くと、「加減」
を見誤りやすい特性を持っていることが多すぎるんです。

自分が子供時代厳しくされて嫌だったからと無闇に優しくしすぎたり、逆にビシビシしすぎたりね。

思い描く理想を追いたがり、バランスを欠いてしまいがちなんです。うまくいかないと投げ出すってのもあるあるです。
もちろん後天的にバランス思考とバランス思考の植え付け方を身に着けた人もいますがね。

高IQにしても発達障害児にしても、いい環境やいい先生を見つけるとか探すという考え方とは馴染みが良くないのでは…。だって、良かれと思って手厚い支援を受けさせた皆さん、ゆでガエルになってるもん。
ま、そういうケースの駆け込み寺をしてるおばちゃんバイアスは、あるけどね。

ともあれ、置かれた場所で、親子の側で補完をするのが一番で。当所は個別に分析して、何をどう補完するかをお伝えしておりますのでご利用くださいね。

素晴らしいとされる先生との出会いの弊害

子供がすごくなついて、学校に行きたがる。保護者対応も◎。そんな素晴らしい大好きな先生でも、ある1点が欠けていると、サヨナラのあとの悲劇を生みます。


先生が
「自分の役割は今を楽しませるだけでない。これから出会う先生ともうまくやれるように導かないと!」
「いい出会いは麻薬になりかねない」
といった意識がないと、子供も、切羽詰まった親御さんも、高確率で依存します。

保育園の先生や療育の先生にものすごく可愛がられた、その後出会うすべての先生を相対的に価値が低いと見なして全面的に見下してしまう…これ、高IQ問題児あまりにもあるあるなのです。


「あの先生のときはうちの子荒れなかったからいい先生」
とよく言いますが、ママ・パパのヨシヨシで元気になれるうちに、人生最大のショックな経験をしてほしいくらいなんだよ。

順風満帆の子供時代?クソ喰らえですわよ。死ぬ思いして生き延びる経験こそ至高。


もしも我が子がやらかし続けていていたたまれないなら

ご相談ください。思いの丈をおばちゃんにぶつけてくれろ。

先程も申し上げました通り、おばちゃんの基本マインドは、ご縁のあった環境で足りないものを別途補い、too muchなものは割愛する…ってものです。


どんなにいい場所でも、その一箇所が世界の中心だと思いこんだら、お子さんの未来に不幸のタネまくようなもの。


ただでさえこじらせやすい子たち。

普通級でも情緒級でも支援級でもご家庭でも、とにかく守ってあげたくなるのはよくわかります。自分が大好きと思っている子供の笑顔ほど美しいものはありませんしね。

しかし、園児〜低学年は、高IQ児の歪んだ早熟ひょろひょろプライドをいったんぶっ壊して、一生ものの人格の地盤作りをするのに適した時期です。

家でも外でも受容的な環境というのは、おすすめできません。子供が子供のままで一生いられるならよいのですが。
 

もし、今、

支援なしでバチボコ状態でしたら、ご相談ください。バチボコから何をどのように学ぶのか、一緒に考えましょう。

もしも今、ご本人は社会適応に関する課題が山積みなのに家でも学校でも受容されている状態でしたら、受容されなくなったときにモンダイが噴出する可能性があります。親子で心の準備をしておけば危うからず。こちらもご相談ください。
  

ぶっちゃけ、情緒級支援級だろーが不登校だろうがどうだっていいんです、そこは大した問題じゃないのよ。居るコミュニティで何を学ぶか、なのよ。そのためには、受け取り方調整なのよ、たぶんね。でも受け取り方の修正方法、本で読んだことある?無いでしょ。
高知能、高IQ、2E、ギフテッド、LD、各種グレーゾーン(様子見含む)は、発達障害のスタンダードからも外れた存在です。そんじょそこらの育児方法は通用しません!っていうかすでに通用してないんでしょ??

考えが堂々巡りになってきたら脳が疲れちゃうから、お一人で悩まないでね。そして、相談相手を間違えないでね。
    


質問箱で頂いた情報量では、さすがのおばちゃんもパキッと答えを出せない。色々決めつけでグダグダ述べてしまった。ごめんね。読んでくださった方ありがとうございます。
 
実際にご相談頂きましたら、赤ちゃん時代の発達*4やクラスの担任や子どもたちの分析、ごきょうだいやご家庭の事情なども踏まえて、親御さんと同じかそれ以上の情報量と熱量で考えさせて頂いております。


というわけで、高IQキッズを情緒支援級に行かせた先の進路についてどう思うか…というお話なのに、今回、支援に夢見ちゃいけない理由ばかりしつこくて、ごめんなさいでした。

最初から読めます!
www.asdadhd.jp
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www.asdadhd.jp
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*1:おはぎやきりたんぽ作るときお米粒を残して潰すことを半殺しと言うそうな。すりこぎでキッズ殴れとは言ってないよ!必要なケースもあると思ってるけどね!

*2:赤ちゃんが泣いたら抱っこ、というのも徹底されすぎ。双子や年子だったら、みたいな想定して。赤ちゃんがかわいいからって、主導権を握らせないで。主導権や決定権に見合う人格が身についてない子に権力だけ持たせてる保育や支援を受けてるなら、家庭でバランスとって!

*3:突き抜けて他者に一切興味がないフェイズは、本人の心理面の問題は表出しにくい。しかし、彼らの脳の特性上、傷付いた記憶があとから押し寄せてくることがある。当所肝煎り、記憶の解毒のし方を教えてあげねばならない。情緒級支援級は激増していることと、保護者ニーズ子供ニーズとポリコレのせいで、ほめときゃええんやろみたいな安易な指導がまかり通ってる。確かに低学年なんて9割の子は褒めに反応するし、先生のスキルはなくとも高学年を迎えてしまう。高学年を見る先生は家庭環境のせいにしたり生まれつきのせいと決めつけないと心がもたないらしいし、記憶の解毒を教えられるほどの支援者に当たる確率は高くない。それより、おばちゃんと一緒に親子関係をリノベーションして、記憶の解毒方法をお子さんに伝えるほうが確実だよ

*4:話し始め歩き始めの様子など。高IQ児は、発話が極端に遅い早い、話さなくなるなど、イレギュラーな発達が見られることがあります。衝動性や思考力が強すぎたり、聴覚過敏があったりすると顕著です


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