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【質問箱6-3】私立小1ASDは公文?サピックス?【私学で学んでほしいこと】


続きです。
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私学で学んでほしいこと

おばちゃんは、私学に通わせる意味いろいろある中で、忘れないでほしいのはこれ。
大切なものを大切にする練習をしてほしいのよ。当たり障りない付き合いも、本音の付き合いも。経済的なバックグラウンドが違いすぎると、本音の付き合いはウルトラC。
*3

ASD女子もいろいろですが、高学年ともなれば、本音でぶつかってくれる女友達は減っていきます。
家族にカミナリクソオヤジでもいないと、自分が正義と思い込む系、愛されて承認されて当然系、の生育歴になりやすいです。

優しい世界とも言えますが、トラブルや軋轢のヒリヒリ感モヤモヤ感から学ぶ機会、軌道修正を余儀なくされる機会を逸してるとも言えます。

しばらくは大した問題にはなりません。
同性の友達が一切できなくても、性的な潔癖さがなければ、出会い系アプリの性病イケメンたちとっかえひっかえ(遊ばれていることに気付かず)そこそこウキウキと18-30代を通過します。

また、蓼食う王子様や、ドM紳士など、物好き男子が、敢然と現れることもあります。

ASD女子は、ゆる支援無しでも、希望の灯火はなかなか、消えません。
特に色恋に自信がある場合、なんなら40過ぎても大富豪の未亡人になるチャンスがあるように見えるのです。
だからこそ危うい、だからこそ、大切なものを大切にするということをテーマにして育ててほしいのです。
*4
もちろん公文やサピックスと、学校での大切なものを大切にする経験の両立は不可能ではないです。
マウントの道具を与えることで、嫌われる経験をさせ、そこから自己認識を立て直させることや、予定を詰めて、時間の使い方を意識させることなども、有効な育成戦略ではあります。親御さんの度量が試されますけどね。

物好きな王子

物好きな王子様と出会えても、いい関係を保つためには、努力や工夫が必要です。

無条件に愛されたら人を愛せるようになるはずだし愛せば愛されるってか?
そんな甘いもんじゃねんだわこの界隈。

愛することも、愛を伝えることも、愛を適切に受け取ってもらうことも、リテラシーが必要です。自然に習得すると、けっこうな確率で間違うんです。ルシファーくんが身を挺して教えてくださったよね…。


お子さんの研鑽ばかりに親子でフォーカスしてしまいますと、パートナーの見つけ方やパートナーとの育ち合いを軽視させてしまうかもしれません。

持続可能な夫婦関係は、恋愛力よりも友情力って言うんですかね、大切な仲間であるという意識が役に立つ場面が多い気がします。

取り替えのきかない関係の中で、価値観をすり合わせたり譲ったり譲れないところを絞り込んだりという経験は、きょうだい関係で最も顕著ですが、私学で学ぶこともできます。


苦味と甘みどちらの有り難さも感じ取れるように

子供時代の修羅場経験や脇役経験は、そのときは涙涙ですが、大切な人を大切にする下準備として使うと、すごく良い経験に変わります。


もちろん、自分センター、自分ファーストの立ち位置しか経験がなくても、人を大切にできないわけではありません。いつも後回しで抑圧されて育った人が人間出来てる率はフィフティ・フィフティぐらいだと思います。

でも、一緒に暮らす人を大事にする(立てる)という行為は、満たされすぎて育つと、発達風味には、難しいみたいなのよね〜。

必要性を感じるか、強制力によってか、幼い頃大好きな親御さんのためとか親御さんと一緒に楽しく練習する機会によってか、みたいな適切な導入がないと、ものすごーく強い意思と自制心が必要っぽい。

お子さんの頭が知識と未処理の葛藤を詰め込んで固くなる前に
「人の程よい立て方ケーススタディ勉強会」
してみてください。お子さんが学校で見聞きした
「立てる」
「けなす」
のケース報告も聞くとよいでしょう。*5

まとめ

親御さんの中にほんのりとある、まわりを出し抜きたいとまでは言わないけど、
「上」
へのこだわり、ギフトボックスを開いて箱の底まで堪能したいという欲。気持ちはわかるよ。そんじょそこらの子じゃないかのような数字も出てるし、顧客満足度の高めな私立小学校にも合格してるわけですから、否応なしに期待は高まりますよ。
(勝手な決めつけごめんなさいだけど)資金もあるでしょうから、机上のお勉強に偏らせないように、ってところにコストを割いてほしいな。

運動とか、生活とか、手仕事とかの要求レベルが伝統私立小学校は高いです。学力に関してはアスペには物足りないことが多く、学力アスペはしばしば仲間も見下してしまいます。
「なわとびができて何になる」
とか
「あんだけ勉強していてあの程度の点なら、私のほうが上」
みたいに。


仲間づくりをベースに考えると、サピックスより公文で、公文のグチをクラスメイトと共有するというプランもある。でも、勝ち負け思考が強いと公文のグチもお互いマウントやらなんやらと受け取ることはおりこまないといけない。

内部進学率高い私立小学校って長い付き合いになりすぎるから、記憶が邪魔してキャラチェンジが苦手なASDでしかも知能が高いとなると、身の丈探しにすごく時間と面倒が必要になるのよ。


結局、知能高いASDの子が幸せに生きる道は、幸福感受性を高めて、ささやかな幸せをみつける下地を作ること。
挨拶で声出すとかも、どうでもいいことみたいだけどさ、幸せなことなのよ。病気で声が出なくなった方が書いていらしたわ。

上を目指すなら、ドロップアウト先や、省エネな進路でも楽しめるか、大切な人やコミュニティを大切にできるかどうかがカギ。
チームプレイで他者に貢献することを失敗することごと楽しめるとこまで仕上げないと結局詰むか、能力社会からドロップアウトするのが大半なのよね。
学力upは基本的に個人プレイ。時間の使い方が下手だと、折り合いをつけることを学ぶ機会と引き換えに勉強時間を作ることになるからねぇ。

習い事、始めたり辞めたり

習い事を、好きなタイミングでやらせたり辞めさせたりってのは、自己中心的な頑なさを補強しやすいかもしれないので、すごく慎重に段取りを決めます。仕事のプロジェクトの立ち上げと締めとかなさってる親御さんは、加減わかってても、お子さんにとっては始めたものはずっと続くとか、好きにやめられるとかそれぞれに勘違いしがち。

話しても通じないなら、書面で残してもいいかも。*6

3-6ヶ月更新か期間限定ぐらいの感覚でいいから、少しは踏ん張らせないと…。何でもかんでもつまみ食いになって、根を張れないよ。

と言いつつ、いきなり矛盾するようですけど、
「能力を伸ばしきらないで人生終わる」
ということを過剰に恐れないでほしいなとも思います。

伸ばしきれてない分のギフトは、有事に備えて隠しておく…ぐらいで丁度いいかもしれません。


そもそも、どの程度のポテンシャルがあるのかね。ちゃんと上のセカイ知ってる人に相談してみてほしいなぁ。
結婚めんどう、結婚むり、自分ひとりでやっていく!と思っても、一生自分センターの人生とか、お一人様で生きていくには、精神的なしなやかさや、仲間作りの能力が足りないってこともあります。そしてそれを養う黄金期は、勉強の黄金期でもあります。

どうか配分を。
足りない方に、時間を割り振って…効果が薄くても、かすかでも手応えがあるなら…低学年のうちは無理矢理させてもいいです、謝れば許してくれる(っていうとDVみたいですが)。


頭はものすごくいいんだけど積み重ね方を間違えて、自分センターの人生に飽きちゃう人や、自分を持て余す人、たくさんいます。

勉強以外のことを充実させていただけたら、あとはサピックスでも公文でも何しててもよろしいかと。


ASDの幸福構築について勘違いしてる親御さんが良かれと思って舵取りすると、親子共々勘違いを深めやすい。
そんなに立派な挫折でなくていいの。

無理!と思って泣いたけど、がんばったらなんとかなったーぐらいの経験はありませんか?ずりばいとか、立っちができなくて泣いてる写真もいいよ。セットで繰り返し思い出させてあげてね。

あ、
「この頃は可愛かったのに…」
とうっかり言ってしまったら、
「今は可愛いだけじゃなくて、頼もしくなってきたー」
と言い添えてくださいね!感受性が強いフェイズのASDの子は、失われた過去の価値にあまりにも敏感ですから。


我が子が他者より優秀であってほしいという親心は際限ないよ。わかるよ。

でもその思考は伝統私立小学校にはそぐわない気がする。


コミュニティを大切にすることと、自分の学力upを器用に両立する聡さみたいなものは、当分足りない。

大事なお子さんなら、なおのこと、まわりの子ごと、コミュニティごと、応援して大事にしてみせるのもいいと思います。
いずれにしても、大切なものを大切にする方法は、ケーススタディで意識して伝えておいていただけたらなと思います。


…説教臭くてごめんね!!!
厳しすぎたかな…傷つけてしまったかもしれないな…おばちゃんの戯言で、ごめんなさい。
続きます!



参考記事
誰も教えてくれない私立小学校受験のお話
www.asdadhd.jp

*1:www.asdadhd.jp

*2:約16分 Anchor版 anchor.fm Spotify版 open.spotify.com GooglePodcast版 podcasts.google.com

*3:参考記事www.asdadhd.jp

*4:実際、希望の光が消え去る日は、男子の場合よりずいぶん遅い。ASDこじらせ男子は24ぐらいまでに一度は絶望ターンが来るけど、自信のありすぎる女子は40くらいまで絶望を知らない。だから、身の丈もわからない。合わせてもらう人生だったから、ニーズもわからない。就活も婚活も連戦連敗となる。挫折を遅らせ続けると回復が遅れ…ってなんか恨みあるのかってぐらい書いてしまったけど、いや、家族に合わせてもらう育ちをしてたら私そのルートだったので、ちと熱くなってしまった、すまぬ。

*5:あ、もちろん、立てると付け上がる人は立てすぎ注意だし、ちやほやするとそっぽ向くドM紳士のことはハイヒールで背中スパイクしてあげたほーがいいこともあるから、試行錯誤を楽しんでねって趣旨ね!唯一無二の正解を求めるのはコナン君とテストとアカデミアでの研究だけでいい、いや、アカデミアでさえも予算や就活のためにニーズ優先することあるわ…

*6:言った言わないの水掛け論を繰り返すほど、我々にエネルギーは残されていないから、だいたいお子さんがゴリ押しして勝ちの快感に陶酔してしまうことになる。同格同士でもそれをやってしまうので、高学年までに精神的居場所は消滅するよ。もちろんそれを機に、折り合いの妙を学べばいいんだけどね


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