もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

【質問箱5-1】友達に嫌がられているのに近付いてトラブルに…【ぷちアウトリーチ】

【ご質問】


医師からグレーゾーン認定されている子がいます。低学年です。 仲の良い友達ができず、嫌がられているのに自分から相手に近づいてトラブルに発展するパターンが多いです。 何回繰り返ししても、なぜ嫌がられるのか本人は理解できないようです。
嫌がられながら経験値を積ませるべきか、周りと下手に関わるなと伝えるべきか、どうサポートしたらよいでしょうか。

ご質問ありがとうございます!

相手の気持ちも汲める思慮深い親御さんほど
「ゴルァ嫌がるなお前ら仲良くしろや」
とも言えないですよね…(お子さんが単に誤解されてただけのナイスキャラでなければ逆効果だよ…腫れもの扱いの行く末を知らなさすぎ)。

暗闇の中、出口の方向はどっちだろう…

自分も正しい選択肢を知らないのに、間違ってはいけない…

正しく導かなくては…

と思い込みがち。

子育て論って、場当たりで、結果論でしかないんです。
おばちゃん含めて沢山の人がそれぞれに勝手に語れるぐらいですからねぇ。

本当にあやふやで、不安なものなんですよね。

ましてや発達凸凹で友達作りでもつまずいて…ご心配でしょう。
そこでおばちゃんガイド参上です!




Twitter上ではこんなふうにお答えしました。

【シンプルなお返事】

ご質問ありがとうございます、難しい問題ですよね。
ブログの方でマジレス致しますので、ブログ読者登録の上お待ち下さい!

ちなみに、この情報だけを頼りにお答えしますと
「どっちでもいいです。っていうか親御さんの選んだ選択肢をお子さんが踏襲してくれるとは限らないです。変に誘導かけたせいで遺恨が残る可能性もあります。

「たとえば7歳さんなら、泳がせて、溺れかけたとこで助け、この人頼りになるぞ…!と思わせてみる。そこでゆる支援の適応ノウハウを叩き込んでみる。わけわかってないときにあーだこーだ小言言うより、するする学んでいく、かも?」
くらいのことしか言えない。もっと深掘りしたいよー!

パワー


お約束通り、ブログとポッドキャストで、もう少し深掘りします。

勝手な推測も多々ありますが、ご容赦願います!

ポッドキャスト(だらだらしゃべるおばちゃんと23分耐久レースだ!)
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嫌われる=幼児性万能感の返上という重要イベント

嫌がられている理由がわからず、繰り返し果敢に嫌われに行く…。ご心配ですよね…。大切なお子さんですものね…。

お子さんが嫌われている状況って、理性と本能が殺し合いしているようなものでね、メチャクチャキツイんですよ。親か子がよっぽどの能力者でない限り、他の個体に嫌がられる子を育てることは、コストの無駄だしリスク。ナチュラルボーンのままならば放棄するんです。

でも鍛え上げた理性が、どうにかしてあげたいって思うわけです。そこに言語化できない葛藤が生まれて、しんどいんです。


このとき、
「うちの子が嫌われるなんておかしい」
という他責に向かうと、怒りによって一時的に精神的ストレスがマスクされます。

「嫌がられるのも無理ないかも…」
という客観性を持つ、視野の広い親御さんが一番ダメージ受けますね。

我が子の気持ちだけでなく、嫌がる相手の気持ちも考えるので、誰のせいにもできず、メンタルのエネルギーが両面から削がれます。


さらにね、なぜ嫌われているのか御本人わかっていないでしょう。そのご様子を見ていると、ご心配と、哀れさと、情けなさがごちゃごちゃになります。

そういうときって
「真実はいつもひとつ!」
「あなたもお子さんも正しい!!」
と断言してくれる存在を求めてしまう…あるあるです。

でもそれ、危ないよ。

経験か、回避か

おばちゃんがここで理屈こねくり回してもなぁと思うけど、でも書いておくね。


経験値を積ませるとは、
「恥ずかしい過去・対人黒歴史」
が大量生産されていくのを看過するのとほぼ同義です。記憶力が弱いおかげで、さほど害にならないことはあります。


関わらないように伝えるのは、暗に他者のあり方を批判・否定するのとほぼ同義です。思考力が弱いおかげで、さほど害にならないことはあります。


思考力も記憶力もあるならば、どちらを選んでもメリット・デメリット大きくなります。

だからこその、冒頭のお返事です。
「どっちでもいい、せめて選択を強制して遺恨を残すことのないように」
でした。

迷ってくださって、そしてご相談くださり、本当にありがとうございます。

ぶっちゃけますと

ぶっちゃけ、当所界隈では
「疎外される経験」
「人の気持ちがわからなくて困る経験」
は必修単位。

日常となるコミュニティで他者から嫌がられることは、一種の洗礼とか登竜門であり、スタートライン。

親御さんにとっても、すごくつらい経験です。産んでごめんね、って気持ちにもなります。


しかし
「人の気持ちがわからなくて困る経験」
「疎外される経験」
は、発達障害児やグレーゾーン児など、自他境界がバグりやすい子が自他境界を体感できる、貴重なイベントです。有効利用しましょう。お手伝いします。


発達障害グレーゾーン児(過剰適応を除く)は、ナチュラルボーンですと、物事を自分軸で考えます。

発達障害は折り合いの障害というぐらいですから、自分軸と、他者軸がかけはなれています。

あるとき、自分と他者がそれぞれ別の行動機序に従っている事実に、痛めつけられ、驚き、必要にかられて調整を促されていくのです*1


発達障害グレーゾーン児にとって、
「人はそれぞれ別の行動機序を持っている」
「人の気持ちを考えろと言いながら、誰もわかってなくて、飽くまでもパターンで推定」
ということは、すごい衝撃です。痛みを伴う天変地異か、理不尽で不可解な出来事として映りがちです。某大学の医学部教授は
「稲妻で打たれたみたいだった」
とおっしゃってたそうです。

blessing in disguiseを受け取ろう

親御さんにとっても、お子さんにとっても、苦しい出来事がしばらく続くでしょう。

どんなにエグい苦しみでも10年20年後ふりかえって、blessing in disguise*2だったとか
「エグかったけどなんだかんだ役に立った」
という視点の置き方ができるように、ネガティブな経験から、役に立つ要素を抽出でき(できなければ笑い飛ばすとか)受け取れるように、おばちゃんたちはあの手この手を考えるわけです。

そう、おばちゃんがよく言う受け取り方調整です。個別性が高いため記事化は難しいのですが、受け取り方と活かし方は、親が何をしたかよりも、よっぽど幸福度を左右することがわかっています。すぐにうまくいくことではないですが、取り組む価値があります。


自分が誰なのかを知り、自分軸ベースでありながら柔軟さをオプションとして取り入れ、アイデンティティ確立に至る…その大切な第一歩が
「人の気持ちがわからない」
「仲良くなりたい」
というお気持ちです。

「真実はいつもひとつ」
とコナンくんは言いますが、彼は子育てしたことないんだよね。

子育ての正解があるとすれば
「正解はない」
です。正解を追い求めていると、失望、絶望もセットになります。親も子も専門家も、それぞれが好き勝手に人のせいにしたり、自分のおかげと触れ回って、悦に入ってるんで…。


お子さんのために一生懸命お考えになることは贅沢なことで、素敵です。でももし考えすぎて疲れてしまうなら、少し肩の力を抜いてもよいかもしれません。

*3

質問箱への返答としては、

【お子さんにとってABどちらの経験がより必要か、と悩んで脳みそと頭髪すり減らすより、AかBかは自然に任せ、AコースならAコースに足りないものを補い、Bコースに行くならBに足りないものをつけてみて。】

ラーメン餃子定食か、ラーメンチャーハン定食かで、悩み続けて餓死しちゃわないで。

ラーメン餃子定食に半チャーハンつけて、多い分を残すなり、夕食軽くするなり。
今回はラーメン餃子定食にして、次回ラーメンチャーハン定食にするなり。
お土産にチャーハン買って帰るのもいい。
おうちで冷凍チャーハンだってけっこう満足度高いと思うよ。


子育てや教育、人間関係…たくさんの人が関わることは、これといった正解があるとは限りません。たいてい、どっちもなんだかんだいいか、どっちもどっちなんです。

ですから、正解を選択することに、気合い入れ過ぎないで。
どちらか行くにあたって失われる経験は、別途
「補う」。

ベストの選択肢探して餓死しないで。足りないなら補いましょう。この方針をお子さんと共有していただければと思います。



なんかこう、ぴりっとしない返事だよな…もっと詳しく掘り下げたいんだよなあ。おばちゃんトークで相談してくださったら、余計な情報のない、解像度高いアドバイスできるんですが…。

条件を勝手に付けくわえて、掘り下げていきますね。

続きます!
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フツーの子お断り!ご相談承ります。共に悩み、共に泣き、共に背負い、共に調べ、共に語り、共に笑いましょう!
お問い合わせはdoctorqolt@gmail.com
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*1:いわゆる定型の人たちは、多数派であるがために、自他の同一化から逃れるきっかけを得にくいです。真に達観したほのぼの幸せなひとって、発達障害傾向ありがちです。幼少期から自他の違いやささやかな幸せの拾い方、半径5mを居心地よくするスキルの必要性にかられていたからかもね

*2:blessing in disguiseとは、変装した幸福、辛いが後でためになる出来事。災い転じて福となす、に近い。転じるより、変装期間が長いイメージ

*3:肩の力の抜き方ですが、おばちゃんトークがいちばんオススメです。一般的な方法(ぐーっと肩を耳の方に引き上げてストン!とか)では力を抜けない方は、騙されたと思ってパーマー反射解除やってみてね。親指人差し指で銃のトリガー引くみたいな動作。パソコンスマホ腱鞘炎にもうっすら効くかも。効かないかも


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