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【プロジェクト✗〜ミスを減らせ6】公文キッズ、そろばん有段者を中学受験に最適化する方法からミス減らしを考える

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公文勢、そろばん勢を中学受験に軟着陸させる方法

公文算数やそろばん最強キッズって、本当にすごいですよね。神業…。

そんな最強キッズを含め、公文算数・そろばんを通して計算力を高めてきたお子さんたち。
一部は満を持して中学受験に参入します。

その一部、唖然とするほど盛大につまずくと、まことしやかに囁かれています。


公文は幾何分野など手薄がありますので、それらについてはもちろんですが、計算もうまくいかず空回り。意気揚々と中学受験に参戦した計算自慢の親子さんが真っ青になるご様子は2月3月の風物詩です(失礼!適切なチューニング方法知ればうまくいくから!)。

一方、同じような公文算数組やそろばん組でも、中学受験へのチューニングを難なく成功させる子もたくさんいます。

彼らを分けるポイントは何なのでしょうか。おばちゃんは、友人や子供たちに協力してもらい、草の根調査して、計算特訓を積んできた子たちを中学受験にチューニングする方法を見つけました。

公文そろばんと中学受験算数のギャップ

公文やそろばんから中学受験算数に軸足を移すときに障害となるギャップ。代表的なギャップはご存知でしょう。
・中学受験算数特有の解法、複数の段階を必要とする処理に不慣れ
・一部私学数学教員の好みがちな「ドパミンドバドバ系計算の工夫」に不慣れ
このあたりはもはや常識ですね。万一ご存じなくても、少しずつ自然にパッチできていくことが多いです。

問題は、
・優越感依存からの離脱症状
・スピード、処理能力を開発しすぎて、俯瞰力、思考力、分析力の可動域が限られている(ブレーキぶっ壊れてる)
・空間そろばん?を利き指で弾く仕草が必要という状態や、脳内でそろばんの映像を再生している場合

このあたり。意識しているご家庭・指導者が少ない上、解決方法も、誤解されたものが出回っているので注意が必要です。


公文やそろばんで計算力を付けた子たちのうち、中学受験算数にもあっさり適応するのは、
・もともと調整力と思考力に長けている
・良くも悪くも熱望とか理想、目標という意識が薄く「まぁこんなもんだな」 という現状認識ができ淡々とノルマをこなすことに慣れている(優越感依存、承認欲求が薄め)
という気配があります。

一方、優越感依存を利用して公文やそろばんの箱庭でがんばってきた子たちは、中学受験塾という、別の箱庭に入ったときに二極化します。

塾に入って思うように点が取れないとき、優越感依存の離脱症状が起きます。中学受験算数への興味が消え去ります。

一旦やる気を失っても、優越の地位を追求しようとする子はいますが、スピード調整力や解像度の緩急が必要だなんて、人生1周目では、なかなかわかりませんし、教えてくれる人もまだまだ少ないです。
「あなたは公文/そろばんで鍛えた計算スピードが武器だから」
などというピントどっぱずれた指導により、公文やそろばんが過去の栄光になってしまうことさえあるようです。

公文、そろばん組から学ぶ!スピードを抑えることで中学受験算数テストができるようになる裏ワザ

当所ではその子とご家庭の事情に合わせた考え方をご提供しておりますので、一概には申し上げられませんが、一例を挙げておきます。


小耳ひっ捕まえて、バッチンと挟ませておくとよい言葉ってもんがあります(聴覚障害がある場合など、好みのフォントとイラスト選ばせてプリントして、目につくところに貼るのもよいでしょう)

公文から中学受験塾に移ったら、いったんガッカリフェイズが来るけどそーゆーもんだから想定しておこうねと。

これまではスピード開発のフェイズだったんだよと。

中学受験モードでは、君たちにスピードとブレーキと俯瞰のバランスの必要性についても学んでもらいますよと。

サピックスやら早稲アカやらでいきなりしのぎを削ると、削られすぎるのは歴史の必然であるようだと。

中学受験生に公文やそろばんやらせて出来るかって言ったら、特殊な子除けばいきなりはできないでしょと。

思考できる子なら、中学受験生に公文算数やそろばんやらせるときどう教えるのかを考えてみてもらうのもよいでしょう。
鍛えてきたスキルに互換性が出てくるまで、今までとは毛色の違う訓練が必要そうだな、とわかってもらえたらしめたものです。

想定外にやたら強い子以外は、予め折り込んでおくよう促しましょう。余計な精神的ダメージを食らい、やる気を粉々にされるリスクがグッと下がります。デメリットとしては、入塾拒否に繋がったり、悠々としすぎたりする子もいそうという点ぐらいですかね。


思考と目と手を協調させる

公文算数やそろばん組は、得てして、脳ミソを計算スピードに全振りしているようです。

一方、中学受験算数。計算スピードにお子さんの脳ミソ全振りしていいような問題がどれくらい出るでしょうか。


個人差大ではあるものの、計算しながら思考や俯瞰ができるぐらいにスピードを落とす訓練なり試行錯誤適性なりが必要です。さもないと、公文算数やそろばんでブイブイ言ってた子たちはびっくりするほど元気をなくします。


公文算数組やそろばん組でも、そうでなくとも、試行錯誤適性がある子はほっときゃよろしい。ぶつかりながらなんだかんだ立て直して元よりたくましくなりますから、親御さんが先回りしても親御さんが楽しいだけだよ。


問題は、そうでない場合。本人任せだと袋小路で行き倒れるタイプ。
計算スピードや過去の栄光に依存して、とっちらかったりまわりが見えなくなったりしてる状態の子もそう。

発達障害やグレーゾーンではなくても、一時的なストレスによっても発達障害そっくりの問題が起きますからね。その1つが、
「自信を持ち、意気揚々と参入するも敢え無く撃沈」
という状態です。

少し特殊な手法を踏襲して頂きます。
詳しくはお子さんとご家庭に合わせて調整しますので御相談ください。

その際、スピードを控えることに反発する子は多いです。そりゃそうですよ、一生懸命鍛えてきた自慢のスピードですからね。
ここが腕の見せ所。

・俯瞰や思考をする余力を持つことに慣れるため、という理由付け
・一旦立ち位置がググっと下がるのは世の常であり、むしろその時にこそ思考力か処理速度いずれか律速となっていた力が追いつき、バランスがととのいやすくなること
・バランスをととのえながらだと、得意なことの成長スピードは鈍り得意が色褪せて見えるが、成長期そのものを伸ばせるのでメリット大
このあたりを、お子さんとご家庭とで共有するにはどうするかも、一緒に考えてまいります。


自転車や自動車では、自分のトップスピードで景色を見てたら事故りますよね。

少しアクセルを緩め、まわりを俯瞰できるように調節すると、目配りにもハンドルさばきにも余裕が出て、高いパフォーマンスを発揮できるようになります。

計算も似てますね。そう、つまりミスを減らすには、思考と目線と手などの動きが協調することが大切です。

その子によって、足りてない活動が異なります。全身運動、目の運動、手仕事、あるいは生きるチカラ増進につながることなど。具体的には多様すぎて書けないので割愛します。


計算ミス改善の一番要のポイントは、親御さんではありません。お子さんです。

お子さん自身の、ミスを減らしたいのでどうかお力を貸してくださいという謙虚な気持ちと、ある程度伸ばしたスピードです。

それらがないなら、必要性を感じさせるところから始めねばならず、道のりは長くなりますが、ポイントを忘れなければ、計算ミス減らしは出来ます。


「計算ミスが多いから難問を取ろう」?!

簡単な問題はケアレスミスで落とす、でも難しめの問題は解ける。そういうお子さんはひょっとしたら凸凹界隈のスタンダードかもしれません。

「計算ミスがあるから、難問を取ろう」
この作戦を採るトップ層は、たぶん皆さんが思うより多いです。
これについては、おばちゃんはううううううーーーーーーん。メッチャクチャ気持ちはわかるんだが、どうか相談して…。

中学受験(特に模試)や各種お勉強オリンピックでは、他の人が取れない問題を解いたら結果を出せてしまうことが多いため、大きな勘違いをする親子さんが現れます。

難問による優越感依存は、心の健康に良くないです。
ミスだらけで難問にしか興味のない人は、社会のニーズがほとんどないのが実情です。
難問解けたときのドパミンに依存し始めたお子さんにそう言ってもわからないと思いますが…。


ちなみに、ゼロ目指すとスピード出せなくなる弊害が出やすい気がします。その子によりますが。お子さんの力や性格を勘案して、ゼロミスを目標にするのか、期間を決めてミス減らしプロジェクトに取り組み必要に応じて戦略の見直しや延長をするのか、なんてことも、考えていきましょう。
おばちゃんがついてるよ!


続きます。


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