もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

あの名門校が直球で触れてきた問題

麻布、武蔵、我らが開成、いずれでも、格差について考えさせたり匂わせたりする問題が出題されたとして、中受ビジネス界隈が騒いでますな。

まぁ古今東西あちこちでしょっちゅう出てますからね。利他とは何か*1、っていうのも同じ流れの中にありますわよ。我々限界中受フェチにしてみますれば、今更驚くことではございません。

「持って生まれた者の責任」

これ、言うなれば、典型問題です。サピックスなど塾で対策もしてます。 
今日の筑駒にも出そうね。

大学付属、宗教系、都立中高一貫、学校ってこういう綺麗事は好きよ。ただ御三家筑駒ほどエグ深い理解は求めてこないから安心してOK。
格差には思いやりが肝心!ぐらいの認識はもちろん必要だけど、その思いやりをどう届けるのか、果たしてその思いやりってやつはありがた迷惑ではないのか、ってあたりまでオラオラ問い詰めてくるのはごく限られた学校のみ。

大多数の学校は、どっちかというと言葉や態度の裏の本心読み取れ系のほうを重視してるわよ、もちろん、格差を考え、利他を利己にするというスタンスは持っていてほしいものの、とりあえずこじらせアスペ排除願望のほうが強いからな、くそー(暴言)。



移民・難民について。麻布社会。
教育格差について。武蔵社会。
子供の貧困について。開成国語*2


…どう受け取られましたか?
2019年の記事で、矢野耕平氏が
「貧困問題が出題されるようになったのはここ1-2年」
と仰ってた記事*3もあったけど、いや、もっと前からあったよ。

確かに、格差問題ッッッみたいなシンプルなテーマではなく、
「思いやりを!愛を!っていうけど思いやりってそんなシンプルなもんちゃうねん…………弱者は思いやりを素直に受け取れないねん…………」
みたいな複雑な話として、ずっと前から出てるよ。


幸いなことに、サピックスなどの塾に通うお子さんたちは、かなりとことん先生たちから言われてます。
「勉強させてもらえるってありがたいことだよ」
「君たちは恵まれている」
ってね。
言われた時点でピンと来てる子は、そんなには多くないでしょうけど。
*4

おばちゃんブログ読んでくださってる方にとっては
「うんうん、このあたりの学校はそういうの好きだよね」
って感じでしょ。おばちゃんトークきっかけに、格差とどう折り合いをつけるのかって話できててよかった、じじもんスクラムを親子でやって、考えておいてよかった、などというお声も頂戴してます。

いや別におばちゃんがどうとかではないのよこれ。

格差に気付かせ、どうあるべきかを問うって、中学受験に限らず、教育の根幹にあるテーマなのよ。

格差は固定化していくと言われます。統計的にも歴史的にも自明、みたいね。
そこで、最難関3校で揃って格差問題に触れる。
格差の上の方から下へ向かってばかにするような人にならないでねって意味も、もちろんもちろんあります。


でもそれだけじゃないです。たぶんね?

ここから、与太話行きます。睡眠足りてるヒマ人だけついてきて!

何を思えばいいんだろう

一部学校の出題について、薄っぺらいリベラル仕草(リベラルが薄っぺらいということではなく、「薄っぺらいリベラル」ってことだよ、頼むよw)として受け取る向きもあるようです。
いやーリベといえば麻布様ですが、麻布様に限ってそんなチンケな話はしていないとおばちゃんは思うぞ。


教育にお金かけてない家、かけられない家の子から見て、自分たちはどう映るのか。

どう思えばいいのか。

何を目指し、どうあろうとしていくべきなのか。


自分が将来我が子に、自分が受けたような教育、環境を与えられないとき、何を思い、何をなせばいいのか。


将来たとえば夢叶えてアメリカで研究するとき、海外赴任や帯同、日本が侵略されるとき…
「自分が外国人になる可能性がある」
と頭の片隅に入れて、移民問題難民問題を考えると、薄っぺらいリベラル仕草的な移民尊重ムーブメントも俄然、自分事になります。


…とはいえ、そこは小学生。

被差別民、被区別民について自分ごととして考えろ、想像力を持てと言っても、仲間外れにされるヒリヒリ感を知ってる帰国子女や転校生でもない限り、難しいもの。


それを教育によって補うのよ。それが名門校の使命なわけよ。だけど学校教育だけじゃ無理なの。

だからそういう考え方に親和性のある家庭の子をスクリーニングして受からせたいんだよ。*5


上から目線、下から目線、そして神の視点、虫の視点へ

ミクロで見ますと、格差は固定するとは言い切れません。
下剋上、転落、御家断絶、いくらでもあります。


そんな中で、格差問題にふれる出題オンパレード。おや?と思われた方も多かったのでは?
「お前ら難関私学こそが格差の原因だろ」
と言いたげなご意見もあったわ。



そうね、ただの綺麗事じゃないわね。



おばちゃんは
「私立中高一貫校て特殊な世界だからそこで落ちこぼれても人生なんとかなる!強者弱者の百ゼロ思考で人生を捉えてくれるなよ!」
という裏メッセージを感じずにいられません。
名門校の国語、社会の教員もなかなかのこじらせ賢者多数ですからね。


御三家受験者がいつか陥るかもしれない、もうどうにもならない落ちぶれたーオワター奈落の底〜と思うゾーン、それは親の用意した演出…擬似的な奈落の底に過ぎないのです。

「いい環境とは高所トレーニングに似ている」

とおばちゃんはよく言います。

いい環境に生まれた者は格差の勝者となれるかといえばそうとも限りませんが、たとえば中学受験というバーチャルサバイバルゲームに身を置けば、疑似的な奈落の底を経験しやすくなるのは確かです。

これよくよく意識させておかないと、せっかく入った中学で絶望することにもなります。


擬似的奈落の底で、ひとしきり落ち込んだら立ち上がって、ささやかな幸せを拾い集める人生に舵を切るってのもいいもんなんだぜ、って裏メッセージ、あるかどうかは知りませんが、ぜひ受け取って欲しいと思いました。

あからさまに
「君たちは気付いてないだろうが、下には下がいる!諸君!絶望する必要などない!」
なんて言えないからねぇ。

自称でない名門校の使命

自分だけ頭良ければいい、自分だけ沈むタイタニックから逃げ出せたらいい、そういうことじゃないんだよね。
*6

守らねばならぬ
「大義」
ってものがあるかどうかなんだ。

こう書くと
 「うわぁさすがです!!!難関校やっぱりいいわぁ」
と思われるかもしれませんね。うん、否定はしない。

まわりと高め合うだけでなく、個人主義で自由を求めて闘争するだけでなく、大義に基づいてまわりと融和するのも大事だと刷り込まれている子のほうが、学校運営もうまく行きますからね。*7


将来、卑屈な人や失う者のない人の劣等感に爆竹投げ込んでしまわないためにも、中学受験や難関校進学などを通して得られる擬似的奈落の底体験、バーチャル劣等民経験をうまく利用して、劣等感は謙虚さに、優越感はノブレス・オブリージュにつなげて健全活用していただければとよく申し上げてます。

貢献させてもらえることがマジ喜びマジ感謝、という気持ちがあふれるぐらいにマゾ()であることは、まわりのためだけでなく、本人がやっかみで足引っ張られるのを防ぐためでもあるのよね。

教育に年100万突っ込める高みに生まれたなら、他者を卑屈にさせないためのテクニックを持たないといけません。
たとえ、入学先では自分が弱者であってもね。


妬みを制する者は中学受験を制する

人の心理ってのはめんどくさいことに、施されてラッキー、で終わりにはならないのがデフォルト。
施す側と施される側が分断してたら、施される側に妬み嫉みがたまって爆発するように本能はプログラムされちゃってるんかも。



勉強ってなんのためにするのかって、色々ありますよね。

まして、小学生。

分断や格差を乗り越えたり、橋渡しをしたりするために教育があるーなんて、いくら考えさせてもわかるわけないじゃん!と思われませんか?

そう、わかんない。だからこそ刷り込みの黄金期でもあるんです。


今年の受験生に向けてってのもそうだけど、これから目指してくる小5、小4、そして塾の先生たちや教育オタクの保護者たちに向けても、3校示し合わせたかのように「格差とどう向き合うか」
という明確なメッセージを打ち出してきたのは大変に興味深いことです。


しかも副テーマが、国籍等、教育、貧困とばらけてるのもすごいね、うん。

こじつけ感あるけどさ、確かに開成は、貧困家庭でも進学できるよう、OB会かなんかが給付型の奨学金やってるぐらいだし貧しい者に対して不利にならぬようという優しい眼差し感じる(とにかく学校のもの全般お安い)。
麻布様の高尚なリベラル感と難民問題はいかにも馴染みがいい。
武蔵は元々大学が中学やってるっていう成り立ちで、昔っっっから教育格差は意識させられてる感じがする(全て勝手なイメージです)。

*8

徳は界面活性剤

中途半端な徳と教養は、格差の分断を生みます。

けど、ほんとに突き抜けた徳と教養を兼ね備えた人は
「え、まじ?こんなクズの言葉にもそんなに興味持っちゃうの?こんなんからも学ぶこと見つけるん??」
というぐらいクソ野郎とも、対話し、クソ野郎の頑なな心を開くことができる。あ、そこまでいくと身の危険があるから…、よっぽどでなければ目指さなくていいよ…。*9


綺麗事は綺麗事として頭に入れた上で、無敵の人からの妬み嫉みを華麗にスルーするためにも、そして地獄じゃないところで絶望してしまわないためにも、
「格差はある、じゃあどうする」
って考える教育をして、幸せに生きるために役立ててほしいなーとおばちゃんは思っちょります。


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*2:『おいしくて泣くとき』。御三家が揃って格差問題!っていうとセンセーショナルなんだけど、開成が言いたかったのは、貧困とはってお話ではなくて、善行とは、幸せとは、ひいては人生とは、かなと思う。あと、親の気持ち子知らず、子の気持ち親知らず、わかり合えないときってあるけどどちらが間違いとかいうことではないんだなとか、気持ちって割り切れないものだよね、っていうのもポイントだね。格差ダメ絶対!!!っていう限界リベラル仕草とは違う。 息子の亡母の言葉を借りて 「人の幸せっていうのは、学歴や収入で決まるんじゃなくて、むしろ『自分の意思で判断しながら生きてるかどうか』に左右されるんだって」 と語る不器用な父はじめ、その他憎めない登場人物たち。最後は、幸せはすぐ近くにあるんだなぁ、みたいなお話だったようで。 開成の出題、おばちゃんマインドそのものでした、とご連絡頂きました。まあそうよ、おばちゃんは幼少期から開成に洗脳されてるもん。 ちなみに、過年度のサピックスのテストでほぼ設問も2022年入試と同じ箇所が出てました。過年度だから限界マニアしかやってないと思うし、クセもないから、合否に関しては誤差だと思います

*3:https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/253641

*4:中高一貫校や大学附属に入ると、良くも悪くも親の履かせてくれた下駄に無自覚になりがち。なんなら40過ぎて管理職になるまで気が付く機会がないかもしれない。 相当意識してセンサー取り付けないと、生まれた国、生まれた地域、生まれた家、ありがたみがわからない。どちらかというと優越の域にいるんだということにも気付けず、レクサスやベンツに乗りながら、こんな平凡なのは嫌だ!ブガッティじゃなきゃ!とばかりに絶望したり、軽自動車を見下したりしてしまう。あるいは、ありがたみがわかりすぎて、結婚子育てのハードルが高くなりすぎたり、自分がちっとも社会貢献できてないと思いこんだりして、落ち込む。どっちもなんかすごくもったいないなとおばちゃんは思っている。だからバズっても30円にしかならないこのブログを書くのだ

*5:…と言っても、その手はあまり通用してないっぽいな。あの問題では差がつかないと各所よりご連絡頂きました。武蔵の社会は合格者平均点と受験者平均点の差わずかでしたし。麻布の社会も、どう点付けるんだろ。「記述では、論理性と表現力以外では上中位層はほとんど差がつかないという噂」は本当なのか??  ソーカやっぱ差がつかないよな、と思ったら、書けてない子はからきし書けず、その代わり算数でぶん殴ったという声も聞かれました。なるほどね。今回の出題の意図はいろいろあるのがわかりますが、結果としては強烈な広報だったな、と思います。

*6:塾で習ったことを小学校の先生や同級生に教えてあげたらいいのかっていうと、それも少し違う。 彼らに必要なのはゆるやかな成長と緩やかな衰退であって、インテリコースへ向けてのブーストとは限らないからね。 インテリコースにブーストかけていいのは、学費払える家庭や、地元に帰ってこなくていい家庭などだけ。特権なんだよな…

*7:ちなみに、御三家に限らず、どの学校も貢献マインド持った親や塾講師の影響受けた子たちを集めたいと思ってます。それが難関校だと実現しやすいってだけで、同志2-3人いれば難関校のような与え合う環境を再現することは不可能ではないですよ。

*8:個々の学校が出すのは今年に限った話ではないです。塾の先生たちはさんざんお子さんたちにこういう話してると思います。まぁ先生によるけども

*9:蛇足ですが、ASD気味の方には、美しくありすぎると危険、ということも同時にプログラムしてあげてください。民族融和とか美しい理想の話をしたらすかさず、取引先の中国人と仲良くなっていろいろ世話焼いてたら工場ごと乗っ取られた話とかもちゃんと聞かせつつ(笑)バランス感覚を強調して育ててあげてください。


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