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【推薦入試の四方山話2】時代背景と分類

神秘のヴェールに包まれた推薦入試、与太話シリーズ第2弾!前回はこちら
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時代背景〜親世代より推薦が一般化

時代背景にも触れておきましょう。

祖父母様世代ぐらいかなー1960年代、大学受験における浪人生は30〜40%程度いることが当たり前とされていました。*1団塊の世代は、総人数が多く、私大が少ない上、お金持ちのためのものであった中でのガチンコ勝負だったので、国立目指して浪人が発生していたのでしょーな(今みたいに学生みんな中国人とネパール人みたいな、学生ビザ発行所兼日本語学校みたいになってる謎大学もなかっただろうしねぇ)、また、大学進学希望という時点でそれなりの家庭。またはど根性キャラ。現代の予備校でやたら目立ちまくってるいかにも優雅な浪人生だけでなく、働きながら大学受験、みたいな浪人生も多数いたようですね。*2


浪人率は、年を追うごとに減少していき、近年の浪人は2割程度で推移しています。ちなみにこの浪人2割というのは、高5にあたる年齢で大学1年生になった者を含んでまして、仮面浪人や社会人入学や再入学組も入るので、純粋な浪人はもっと少ないかもしれないね。浪人率が減っているのは、大学進学自体が庶民文化に浸透したということなのでしょうなー。

今も、国公立や医学部を目指すとか、予備校に通わせるような裕福な家に限れば、浪人が3割を超えてきます。特に医学部医学科志望で浪人を辞さないご家庭は、女子でも3割、4割を超えるとも言われています*3



1971年度389校、1989年の大学数は499校。そのころ私大が爆発的に増えて、2020年度には795校。年に10校とかできてるときもある…。

難関大卒の親子さんたち世代は、慶應SFCがAO入試を始めた1990年の衝撃を覚えているかどうかぐらいの世代ではないでしょうかね。あれは私大が増えまくって危機感覚えた慶應さんの見事な経営戦略でした。
AOは学力が低いと言われてますが、あんなんで慶應ならうちの子も行けるのかも、ワンチャンあるのかも、と思わせて出願数(イコール受験料収入)を増やせますし、AOで評価が高い活動内容は、スポーツや芸術系の留学や海外ボランティアなどお金のかかるものも多く、寄付も期待できるんだよねー幼稚舎受験で取り漏れたOBOG家庭のニーズとも重なってそう(知らんけど)。企業はAO取りたくないなんて記事も出てましたが、慶應側は痛くも痒くもないんです。だってAO入試の時点で、親が就職先なり起業プランなりを用意してあげられる家の子や、就活映えする子を多数採ってますから、就職できない学生数が増えることはないのです。*4

大学が増えるに従って、現役志向が強まっていて、推薦というルートがポピュラーになった…みたいに言われてますが、あれは大学が経営のために高校にキックバックやらのインセンティブつきで配りまくってる推薦で、なんとなく大学、って人口が増えたというのもあるかもねー。

現役志向なんて言葉に踊らされて、チャレンジを避ける傾向も。*5
国公立大学でも、筆記試験一発勝負でないルートがたくさん出来てきています。たとえば地方国立医学部は、地域枠含め、推薦に近い扱いが45%とかザラです。まぁね、高校時代の勤怠がダメダメダメな子が医学部でいきなり真面目になるってあんまないし、期限内にノルマこなせる子かどうかの判定がしやすいからね、推薦枠なら。
*6

おさらい

そうそう、推薦っていってもいろいろあるんですよね。分類が正確ではなくて恐縮ですが…

・公募推薦
(総合型選抜。AOことアドミッションズ・オフィス方式、自己推薦、特色入試、一芸入試、スポーツ推薦など、中身や過去の名前はいろいろ。高校側の推薦書の要否、合格後の辞退可不可など、枠によって多様で、学校推薦型選抜との境目はわりと曖昧に見える。)

・学校推薦型選抜
(高校の推薦書が必須となる枠。指定校推薦や附属・系属の内部推薦も広義の学校推薦型にあたると言えなくもないが、一般的には別カウントされることが多い。出席や遅刻、部活動などでの勤怠でフィルターかけようと思えば大威張りでできる上、合格後の辞退不可とか、大学への寄付など、大学側にとって美味しい条件を飲み込めそうな子を高校側で選んでもらえばよいので、一般入試で蹴られがちで泣いてる私大は、学校推薦型選抜への依存を強めている。中堅以下の高校側は難関大学なら合格実績稼げてウマー、全入系大学だとインセンティブで(゚д゚)ウマー。ただし難関高校ではその限りではない。学校推薦型選抜利用だと、一般入試と違い、単独人材による複数の難関私大合格実績が稼げないことがある。早慶の全学部はえ縄とかトロール漁業みたいな合格数の稼ぎ方ができなくなってしまうことがあるので普通は嫌う(推薦で合格決まってても、恩返しに受けてこい!って言われることはあるらしい。出願料出してもらった人もいるらしい。ちなみに、うちの子たちの学校の話ではないです)。

例外は一部の国公立の学校推薦型。11月末とかに小論文とか面接とかやってから、共通テストの結果と併せて合否が出るので、結果が出るのが2月とかなのよね。推薦にしては遅い。
原則として合格したら辞退が認められない「専願」でも、結果待ちの間に滑り止めとしての私立や国公立の一般入試の併願は普通にがんばることになりまする。
トロール式早慶理科大GMARCH(学習院、明治、青山、立教、中央、法政)やらSMART(Sophiaの上智、明治、青山、立教、東京理科大。でも中央大学法学部がキャンパスが山の中にあったときの学校群なので今年どうなるかはわかんないよ)あたり合格も期待できるので、新興進学校御用達。共通テスト利用の私大入試も出願するしね。
共通テスト利用の私大の合格発表は共通テストの点数がわかる日と同じで、2月10日ぐらいだ。

こう書くと国公立の推薦入試ってば数撃ちゃ当たるとか、一挙両得的な、めっちゃうまい話、みたいですよね。いやいや、そんなこたーない。
凸凹っ子は相当要領良く切り替えのできる子か、入試の合否を気にせずノリで受けられる子か、でないと、照準の異なるターゲットを乱れ撃ち&結果待ちしてる間に過集中の弾数が尽きてしまったり、推薦合格に夢膨らませすぎて不合格となったあとに一般入試に対して気が抜けちゃう気がする。そこんとこは気をつけられたし。

目安なんてものがあるとしたら…そうねー、中学受験の1月校結果待ちや、進学先決定後の春休みなど、集中して勉強できていたか覚えてますか?これがもしかしたら参考になるかもね…知らんけど。ポカーンとしてたなら、時間のかかる入試の結果を待ってる間に集中力切れちゃうかもしれん…わかんないけどね。



・指定校推薦
(入学辞退や大学退学は最大級の裏切りということになっているので、一途で真面目な子でないと務まらない。高校の推薦受けたら、ほぼ落ちない入試スタイルだが、例外として東京女子医科大学医学部を除く医学部医学科の指定校推薦は、大学側で一応審査をする)

・内部推薦
(これも広義の学校推薦型選抜に当たるけど、一般的には別カウント。ほぼ不登校でもレポートやらなんやらでうまいこと単位認定して希望通り上がらせてくれる附属高校〜大学もあるが、有名どころの附属の中には高校と大学の仲はあまり良くなかったり、大学にアホを送ると怒られるなどの背景から、けっこう容赦なくクビにするところもある。甘く見すぎてると大ケガする。)


地方大学にとっちゃ、東京のイナゴに食い荒らされて後足で砂かけられるくらいなら(入学金だけ払って授業料払わずトンズラ仮面浪人とかほんとやめてあげて…)、地元高校の、素行のいい子を入れたい…そういう子は地元のいい会社なり県庁なりに必ず就職するから地域で愛される大学になれるし…っての、当然あるよね。

推薦に詳しい方のお話を聞けば聞くほど、東京の私立中学受験は、ごくごく一部のコミュ強エリート人材を除き盛大なハイコストローリターンなのがそのうち明るみに出て、急激に市場がしぼむのではないかという気がしてくる。
だからサピックスの高宮夫妻も海外に目を向けてるんだよね、海外大実績が増えたら中国の富裕家庭とかのニーズが見込めるから。


入学試験一本勝負で入学資格を与えることについて、大学側のインセンティブが、だんだん薄らいでいくなぁというのは感じます。

ただ、高校側の悲鳴もあるんだよね。棚ぼた狙いの子たちのための推薦書類書きに追われまくる。微妙な高校の先生たちは死にそうだ…。


推薦と高額の寄付

昔々、とある高校では、大学と高校に〇〇〇万以上寄付すると約束した家庭に東京女子医科大学医学部の指定校推薦を出す、という噂もありました。嘘かもしれないけど、私立なんだから別にどんな方法で生徒集めたってかまへんかまへん。某幼稚舎なんて明らかに顔+能力一定の法則とか言われてる、それでいいんだよ私立は。

アメリカだと、大学入試って、すでにそういうかんじで、もっとあからさまな寄付枠みたいのあるって聞くよね…だから国公立より私立のほうが研究費たくさんあって栄えるんだろうね。
経営サイドはアメリカを見習うから、経営サイド>教育サイドの大学や高校だと、今後一般入試枠は絞り込んで、経営に有利な家庭の子を集めるようになるんだろうな。

「そんな、夢のないことを!」
と思われたかしら。
夢…ってなんですか?
いい大学に行って、研究して、博士号取ることだとでも?
難関資格持つことだとでも?
年収を次のケタに乗せることだとでも?
夢を叶えたあとのことまで考えないと、夢を叶えられても、幸せにはなれないですよ。


続きます!
読んでくださりありがとうございます!!

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*1:ちなみに、団塊の世代の女性で大卒って、かなりのインテリだったか、上流だったみたいですね。http://kouritu1000.co-suite.jp/cer.htm

*2:ていうかさーーー浪人生に遊ぶ金を与えるのやめない??あの子達大量にゲームセンターやカラオケやらにいたよね昔。今ならゲームに課金とかキャバクラとか、マジでろくなことにならんぞ。好きなことしたい、だから自分で稼げるようにならなければ!、みたいなモチベーションがなきゃ、勉強嫌いが勉強なんてするもんか。ま、守銭奴になってしまうと結婚生活がうまく行かないから、満たすと満たさないのバランス大事なんだけど…。大学受験以前に、いや、中学受験生のうちから、浪人生にかけられるお金は予備校などの学費/食費含む小遣いを分けるとか、18歳から25歳にかけられる経費総額みたいなかんじにするとかして、具体的に提示しておいたほーがよいのでは…よし、我が子が帰ったらその話するわ。たぶんなあなあになるけどw

*3:おばちゃんは古い人だから、医大1年生時点でババア扱いされるとかキツイと思うし、今から真面目な女子が医師になっても、2018年入学組に端を発する女医過当競争の中で差別化はかっていかないといけなくて、相当お勉強大好きで時間の使い方がうまく、愛嬌あり男子の助けを借り、かつ、ナースさんたちと仲良くやれるメンタリティでないと、病む未来しかないと思うのだけど…。正直、女性医師としてプライベートも楽しくやっていける人材は、男子を気分良く手のひらで転がし女子の妬みをかわせて清濁併せ呑めるし目標の下方修正もできる、前向きで朗らかでフットワーク軽い人、ってことだと思うの、その時点で、どんな仕事したって転職したって起業したって、うまくいくよ。中学受験もそうだけど、医師免許も、保険だと考える人いるけど、メンタル面考えると保険にはならないよ…保険料支払いのために心身壊す人多すぎる保険とか要らなすぎでしょう…

*4:ある大学だけかもしれないけど、留年って大学に損害与えているらしい。定員決まってるのに入学金取れないらしい。もし取り残した単位が卒論だけとかだと、学費も取れないとか。慶應さんがどうしてるかは知らないけど

*5:入学した先で自分だけ年増、って、ツライ人にはツライからしょうがないよね。知り合いは、年下の奴らにタメ語で話しかけられてキレたら友達いなくなったと言って病んでたわ、受験とか浪人って、謙虚になるためにするもんだと思ったほうがいいと思うわ…。

*6:https://dricomeye.net/33_nu_suisen/list_nu_suisen26.html?ver=20211101


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