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サピックス質問教室【2】質問教室を拒否する理由と家庭教師

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【1】前回
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質問教室に行ったら塩対応されたというケースについて、おばちゃんアナライジングしました。

今回【2】は、質問教室に意地でも行かない子。対象外の子はじじもんスクラム記事でも見ていってね〜。
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「なぜかやたら質問教室行きたがらないんです、だからカテキョつけなくちゃと思って」
「一度も質問教室使ったことがないんです、行けと言うのに」
みたいなケースですね。つか、うちの子たちッスね。今度書くわ。


おばちゃんは、質問しすぎる子もしなさすぎる子も気になる。んっ、言ってもダメなのもわかってる。


質問教室断固拒否、って事自体は、どーでもいい。

しかし、その裏に隠れてるのがコミュニケーションに対する自信のなさだったり、褒められ過ぎ・褒められなさすぎなどお子さんのバランス感覚欠如による肥大した承認欲求だったり、極度の面倒くさがりだったりすると、こんがらがった糸をほどくみたいな大プロジェクトが必要になるのよ。


質問、って雑な言葉でね、時間と思考・感情の搾取にもなり得るかと思えば、感謝の循環によってwin-winにできたら、価値創造につながることもあってさ。
後者のタイプの質問が操れるようになると、仕事、恋愛、婚活、お見合い、結婚生活とかでも、ほんっとに役に立つのよ。


コミュニケーションを持続させるには、話術を磨けなんて人もいるけど、質問スキルでwin-win関係をつくるのも一つの手なんだよね。
生まれつき、ゆるくつながることが苦手な子は、質問スキルの育み方を身につけさせてあげると、どんどん笑顔が増えていきますよ。ご相談ください。
*1


質問は問題解決法なのかコミュニケーションなのか

発達障害界隈では、質問に行きすぎる子、嫌がりすぎる子、どちらのケースもけっこーあります。

質問=承認もらうためのコミュニケーション、という潜在意識がある子はやたら質問に行きたがりがち。むしろうざがられるぐらい行く。

質問=問題解決、と思い込んでるフシがある子は質問行かない。
後者は、凸凹っ子というかASDあるあるかな。


無神経なぐらいタダで質問しまくるとか、問題を解決できないなら質問しちゃいけないとかって、やっぱアンバランスだと思うのよね。

「質問とはコミュニケーション。解決を目的としない」みたいな意識は、どちらかというと定型(典型発達)文化〜多動寄りの文化。だけど、積極奇異型、承認欲求肥大、依存気質のお子さんにも見られます。

思うに、質問は、コミュニケーションでもあり、問題解決手段でもある。どっちも、なんだよね。そこ百ゼロ思考をほぐしてく必要ある。


カテキョで解決は禁忌

まず、カテキョつければいいかってーとそれは違う。教育は、対症療法ではうまくいかない。どうしてもなら、期間や、速さ習得まで、あるいは課金総額20万まで、みたいな制限を。
問題先送りでいいなら好きにして、経済回してください。

中学受験程度なら、お抱えカテキョの先生なりオンラインかてきょの先生なりに聞けば答え出ますよね。
でもねー、中高一貫校や大学附属以降は、その先生の学派のお作法や、部活や上司のローカルルールみたいなものが求められたりもするんですわ。
よそで有償で聞けばいいやってのが、案外通用しないんだよ。

仮にカテキョブーストがうまいことハマって上位校に進学しても、気後れからなおさら質問できない病が重症化する可能性もある。カテキョの先生も、学校の先生の学派に応じた指導はできるはずもない。できたとしても金の切れ目が学びの切れ目、かけたはしごを外す勇気がなくなることも正しく恐れてほしい。


あっちなみに、上位偏差値校受かってるのに下位校進学して、
「自分は、どこそこ受かってた」
と言わないでストレスなくいられる子は多くない。

こっちの校風がーとか言っても、牛後になるのやだから鶏校に来たのよ〜なんて言っても受け取り側は心穏やかでないこともある。お口の多動っ子は当然アウト(笑)。問い詰められたら苦しくなるASD子もしんどい。

牛校を受ける時点で牛後になる覚悟をしたほうがいい。

鶏口も牛後も、入学〜卒業後の考え方次第。どっちがいいかは一概には言えないというか、それぞれいいとこまずいとこあるんで、個別のおばちゃんトークで聞いてください(営業)。


 

質問教室行くのは苦手だけど授業中は質問できる/得意科目なら聞ける

授業中、みんなの役に立つと思えば質問できる系。これも実は予後よろしくない。

その力が発揮できるのは、
「私は今このメンツの中では上位である」
「私がわからないものは、他の子もわからないはず」
みたいな感覚があるときぐらい。積極奇異風味や客観視ゼロの子を除けばね。 

このタイプの質問力は、中上位に居続けるためにはとても役立ちます。
が、中の下以下になるととたんに萎びます。このタイプ、まわりに気後れしたら最後、貝になります。

得意科目しか質問できない子も同じ理由でやばい。

理解できなかったときバツの悪さ、申し訳なさに耐えられないみたいね。
得意なことをもっと得意にする力はあっても、実力ロー・意欲ローからミドルに向かう助けにはならないのです。

まして、いまいち馴染めない環境を好きになる力や、底から這い上がる力とは、トレードオフぐらいの勢い。


・教わるが理解できない≒教えがいがない≒よくない
・質問の意義=理解、習得
みたいな思い込みはホント有害だね。

まさかの気後れは予後不良

何がまずいって、何らかのきっかけで気後れしてしまったとき。最初から気後れしてる方がマシ。
病気して数日休んだとかね、聞きに行けと言っても、及び腰になります。


まわりにおせっかいなくらいに親切な友達がいればいいけど、そんな友達は、金積んでも買えないんだよなぁ…。
集団内で質問できてるからいいや、というのは、認識が甘すぎるyo。


理解できてもできなくても、時間や思考をつかってもらったことに感謝する習慣付け、してほしいなぁ。相手もそれほど嫌な思いはしないっぽい、って腹オチすると、程よい遠慮はしつつも必要な質問はできるようになるよ。*2

今から慣れていこう!

子供は小さくてかわいい。だから、お礼が雑でも教えてもらえることが多め。かわいさがあるうちに、練習を始めるのがオトクです。 

かといって、今すぐパーフェクトに改善しろってことじゃないよ。
改善するとより生きやすくなる課題として、熟成中なう、って知らせておけばいい。

インスタントに身につくわけではないんです。コミュ力が一朝一夕に身につくなら学校も結婚相談所もいらないわ。
少しずつ、行きつ戻りつ、だよ。本人が、自分のできること増えてきたことも喜べるように、気付かせつつね。

だからこそ、書きにくいけど記事にしておかなきゃと思うとる。

危機感強すぎ&せっかち気味な親御さんにはゴリゴリに急がなくていいよ、悠長で危機感ゼロな親御さんにはそろそろ意識させてね、とお伝えしたい。



子供であるがゆえの愛らしさが失われたあともずっと使えるレベルの
・教えてもらう力と、教わる力と、感謝の伝え方
・雲行き怪しくなったときの撤退の仕方
などなど試行錯誤する方法を親子で考えましょ。

質問したら怒られた!と思っても、質問自体とか、質問の選び方とか、あなたの理解力とかの問題である以前に、虫の居所問題、先生急いでるとかの背景があることも多いので、
「やっちまったwすまんてw」
と思っておげはヨシ!
正解はないから、まぁ打率上げられるよーに、めげないで試行錯誤しよ!
みたいにね。

試行錯誤ができない子なら試行錯誤という行為を励ましましょう。
積み上げせず試行錯誤しかしてないとっちらかりなら、積み上げた経験や先人の知恵が偶然役に立った経験を思い出させ、記憶に 素直で得をした、とラベルをつけて、励ましてみましよう。


質問教室のとっつきにくさ、理解してあげて

質問教室というのは、確かに、そーとー難度高いんですよ。まずそこを共有ね。


先生や他の子の帰宅時間を遅くするものでもあり
「人に迷惑かけてはいけない」
が刷り込まれすぎてる状態のときだと、ハードル高いんよ。

「お互いに迷惑かけ合っている、だから恩送りをする、ヨシ!」
というざっくりマインドや
「先生が教えがいを感じられる状態まで、調整してから行く」
みたいなあざとかわいいメンタリティを、腹オチさせていかないと、質問教室行けと言われて行くだけだと、ただのチェスのコマでしかない。ま、コマになる力も大事だけどね。*3



「サピックスの質問教室はサロン化してて、単発だと気後れする人がいるらしいけどそういうのあるんかな」
「質問って、説明してもらって理解できないと申し訳ないし、簡単すぎても申し訳なくて、難しいよね」
みたいなかんじで、違和感を言語化する手伝いをしつつ、
別件で、気後れもったいないという経験をさせていくぐらいでも、いいのかもしれません。


質問に行けるようになるのか

・想定外に弱い
・何でも人のせいにする
・自分を責めてしまう
いずれかの傾向があるならば、単にイケイケと言っても無駄無駄無駄。
ってかどーせ行かないし、行っても身につかないし、恨みだけ募ってマイナス。


戦略が必要です。
それぞれの性格や興味に合わせてね。

質問がうまく行かない裏事情の想定例(上述)をさりげなく伝えたり、考えさせたりしておきましょう。


※それでも質問を嫌がる(怖がる)だろうというときは、サピックスに電話して、講師の先生と話をつけておくという闇アシスト、スパイ行為が必要なこともあります。スパイ映画のテーマを脳内再生しながらやると楽しい…え、私だけか?

または、
・先生から質問(具体的で答えやすいもの)をしてもらう
・友達の代わりに質問してあげる
といったスモールステップが必要になるかもしれません。

ま、先生があんまりにもあんまりな人で、質問行くべきでない場合もあるから、ムリヤリでなくていいような。


人柄とか見極めて、質問行かないなら、それはそれでまぁいい…かねぇ……んー、ほんとは、人を選ばず、ご機嫌いつもサイアクみたいな先生にもニッコリ質問&感謝できるようになったらつよつよなんだけど。

まぁ質問力偏差値80クラス、ヒョウ柄おばちゃんにでもならないとなかなかね。
仕事でも家庭でもわりと必要な力なんだけどね…質問の力って、駆け引きの力なのでね。


 

質問は駆け引き〜教育を学ばないとわからない

個人的に質問しにいくことのハードル。

中学受験生のうちにある程度下げさせないといけない子もいると思います。
*4

質問の対価

質問するというのは相手の時間を奪うこと。
質問したら、対価を支払うべきだ。

でないと、
「こいつには本質情報くれてやるもんか」
と思われてしまうリスクが高まるでやんす。

とはいえ、金品で対価を支払ってないと質問してはいけないのだ…みたいなメンタリティだと、得るべき情報得られなくなります。


やたら質問嫌いの子には、笑顔の感謝とか敬意とかねぎらい、後日改めて感謝、などのポジティブな承認表現が、対価として機能することもあるような、ってことを教えておきましょう。


質問される側の幸福

一方で、お子さん本人にも、教える立場の気持ちを経験させましょう。単に経験させるだけですと健全でない受け取り方をしますので、
「知ってることを教えることはわりと快楽、娯楽に近いこともある」
と言語化を促しておくと良いようです。


質問すべてウザイ、時間の無駄、って子もいます、その子達がもし、自分の時間を大切にしなければならないと思い込んでいるなら共同生活全般…、部活や行事、仕事、子育てなどを楽しめません。質問対策以前の問題です。


ASDみがあると結構な確率で、なんだかんだ頼りにされると張り切る素朴なボランティア感覚が育ちます(学習性無力感によって失われていくこともありますがね)。


「感謝されるんなら/役に立てるなら、質問に答えてあげたいな」

「知ってること聞かれるのは嬉しい(知らないこと聞かれると困る)」

「感謝されなくても、人の役に立てるのは嬉しいな」

あたりから

「感謝されなくても、結局理解してもらえなくても、一生懸命説明したことを感謝されたら悪い気はしない、むしろごめんね、あるいは、聞いてくれてありがとう!と思う」

「質問されることが嬉しい。感謝されなくてもムカつかない範囲で答える、自分の楽しみとして。自分が質問するときは、理解できなくても、時間や思考を自分のためにつかってくれたことに感謝する」

みたいに、質問されることをとらえるでしょう。

ざっくりですが、あとになるほど汎用性が高く、幸福度が高い考え方。

腹オチまではいかなくても、触れておいて損はない考え方です。


なんたって、一番疑問が噴き出すのは、恋愛、そして結婚生活っすよ。
パートナーに尋ねておくべきことをうまく聞けなくて
「なんでやる前に聞いてくれなかったの?!」
余計なこと聞いて
「自分で考えて!!」
と怒られるモヤモヤ対策にも、オトナモードの質問慣れ、しておきたいですし、中学受験をその機会にしておくとオトクだよと思います。


質問力の汎用性

質問には、コミュニケーションを通して学ぶ駆け引きの要素があって。
駆け引きといっても、相手の利益をぶんどる駆け引きではなくて、感謝する・されることによる価値創造に伴う駆け引きね。お互いの利益を減らさないための、駆け引き。

たとえば…2つ質問していいなら、1つは難しくて説明や理解ができない可能性あるもの、2つ目はちょっとの手間でスッキリいけそうなもの、組み合わせて質問しにいくとか…。

ASDみがありますと
「教わってもわからなくて残念」
「教えてもわかってもらえなかったら残念」
みたいな思い込みがデフォルトですが、こういった形でパッチしておくこともできますので個別に長期育成戦略を立てるのがよいです。


人とうまくやってくのに便利なだけではなくて、質問を媒介にして感謝やリスペクトを伝えることは、価値創造というか、相互承認システム構築につながるんだ。

たとえ、質問して/質問されて、利益が得られなくても時間つかってもらった、自分のために思考してくれた/頼ってくれようとしたわけじゃん。そこに感謝して恩返しなり恩送りをしようというメンタリティを醸成すれば、つまりその感情に注目させて応援すれば、本当に幸せな人間関係を呼び込みやすくなるんだよ。
*5


質問マナーと、ほどよい図々しさと、感謝の態度。身につけさせるには、少し長い目と、個別の微調整が必要です。

インスタントにはできません。
学歴とか収入みたいなわかりやすさがないから軽視されがちだし。でも受験ぐらいコストかけてコミットすれば身につくよ。

思春期の親子関係は、上下関係ではなく、ぶつかり合いもする友情に近いものとして予告して、お子さんの聞く耳を閉じさせないようにしつつ、親御さん自身が試行錯誤の過程を言語化して伝えるのが原則。

その上で、他者や過去のことをふりかえり「メリット」を認識する機会を真摯に提供していれば、食いつくときが来ます。




人や先生に、聞いたりお願いしたりして感謝して、気分よく働かせる力だとか
質問して突っ返されたり冷たくされてもくじけないで
「ごめんなさい…ションボリ、ありがとうございました(ま、そーゆーときもあるよね〜)」
って割り切る力。質問して関係を築く力。質問した相手を不快にさせない力。質問で問題解決する力。
質問力といっても多様ですが、いずれにしても深く考え行動に落とし込むことと、内容よりやりとり楽しむこと、このバランス感覚の賜物。身につけたら、偏差値10かそれ以上の価値、ありますよ!



読んでくださりありがとうございました!

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*1:スキルそのものを叩き込んでもその子で止まる。 スキルの育て方を叩き込むと、まわりに波及させることができて、全体としてコミュニケーション能力が上がっていくので、とてもオトクです。クラスメイト、同僚、パートナーや子供に波及させてコミュニティ創造をすると安全基地があちこちにできる!って謎のセールスみたいですまんて

*2:時給時給言ってて生徒サービス悪い先生もいないわけじゃないけど、あれはあれでいいの。大事な社会勉強として。受け取らせてもらいましょ。

*3:過剰適応状態に持ち込むと予後が良くない。

*4:もちろん頼りっきりもいけませんからバランス問題です。質問ばっかして態度悪い子や、ウザ絡み的な質問姿勢の子は、子供特権を濫用している状態で、その先もうまくいくとは限らないからです。 「若い人に教える本能的な喜び」 を対価とするから、態度悪くても教えてもらえるのであって。 子供特権ボーナス期間を過ぎたら、ウザいだけ。  見た目がいいとボーナス期間が何年か長持ちしますが、かといってうかうかしてると、若さが消えても教えてもらえる人になるための試行回数が不足するかも。なので、質問教室大好きっ子のことを見習わせるというより、 「あの肝っ玉というか図々しさというかくじけないしなやかさ、ある意味強みかもね」 ぐらいの受け取り方が丁度いいかもしれませんな。

*5:自分がほしい情報が得られなかったからって、タダで質問して、何度も返事もらって、お礼も言わずにプイ、なんて人にはなってほしくないよね〜。人の善意を都合よく使い捨てられる図々しい人の図太さ、嫌いだけど、ちと羨ましいは羨ましいし少し見習いたい。


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