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夏期志望校錬成特訓と家庭学習に関する大いなる誤解〜カキシ、SSで冠コースに入れないからこそ学べること

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(訂正、☓夏期志望校別錬成特訓 ○夏期志望校錬成特訓でしたお詫びして訂正致します)
経験豊富でも、勘違いなさってる方、すごく多いのが志望校別対策関連の話。

親子で歩んだ軌跡、みたいな受験体験記にも、過去問!過去問!対策!対策!って書きがちですしねぇ。



志望校別対策は、そりゃーある程度は必要ですよ。楽しいしね。でもカキシやSSの冠コースにこだわりすぎると本末転倒です。


特に難関校対策って、親子の会話のテーマとしてもとっても楽しいんですよね。理系文系限らず、話しながら、その切り口は○○(御三家や渋幕)っぽいね!その解法は桜蔭っぽいね、とかね、ネタとして楽しむご家庭は多いハズ。
*1

基礎固めできてるなら、どうぞどうぞ。


しかし、あくまでもお楽しみ。栄養補給した上でのデザートかなって思っておいてはいかがかしら。*2


基礎が出来てなくても、志望校対策って、ケッコー楽しめちゃうんです。わーい当たったぁみたいなかんじでね。

しかし、思考力振り回す勘違いバカが出来上がるリスクが増すんですわ。

仮に運良く合格しても、地道な穴の埋め方、積み重ね方を知らないままでは、その先厳しい…というのが現実じゃなかろーか。



一方で、いわゆる闇鍋コース、無冠コース、混載コースと呼ばれる、志望校が異なる子たちが集まるコースでは、志望校別対策らしいことがあまり行われていません。

これ、凸凹っ子の心の修行に、とてもよい環境です。
私はあいのりコースと呼んでます。

まわりの子たちに覇気ややる気がなかったり、バカなのにイキってる、ってのをネガティブ要因として受け取る親子さんも多いです。でもね、見方を変えると、またとない素晴らしい環境でもあるのよ。

「あれで人生楽しいのかな…」
「あーはなりたくない、あれと一緒にされたくない」
「謙虚さのないアホは恐ろしい」
「あんな子の教育費を払う親心尊すぎ」
とかね。

うっかりクソみたいな優越感に溺れることだけはないように気を付けながらね、境遇の似ている反面教師のこと、しっかり観察してみて。またとない学びが得られるはずですから。


冠コースにしがみつく人々

夏期志望校(別)錬成特訓、通称カキシ、カキレン(諸説あり)。ゴールデンサピックス特訓(GS)、サンデーサピックス特訓(SS)同様、成績上位の子たちは、志望校別にコース分けされます。*3

特訓では、基本的に第一志望校別に分けられます。
ただし、
・所属校舎での志望者が少ない学校を第一志望とする場合
・志望者の中で、現在の成績が下位である場合
などは、志望校の名前がついていないコースになります。


難関校合格者は、志望校の名前がついたコースから。しかも、その中の成績上位、と思われています。

確かにね、多いですわね。

筑駒開成1、みたいなとこの上位にいれば
「どうせ落ちるのでは」
「頑張っても無駄なのでは」
「この志望校でいいのだろうか」
などという恐れや不安も少ないですわ。

先生もスーパーキッズたちのペースに合わせた超ハイペースで、テキスト外のことも教えてくださり、知的好奇心が満腹になるまで気分良く学べて、同じ勉強時間でも効率よいスパイラルが起きるのです。
最高の学習環境が提供されているコースも少なくありません


では、冠コースでなければ、中学受験に失敗するのでしょうか。効率良い学習スパイラルは起こせないのでしょうか。

答えはNO WAY!です。


秘技!洗脳返し!

志望校別コース(通称冠コース)1に入らないとダメだ、志望校別コースの中での席順が前のほうでなきゃ受からないぞ、みたいな洗脳は、アルファをはじめとした上位コースの一部で、今日も行われています(笑)。

この煽り、一定の効果を示しています。

ところが生徒、保護者のみならず、プロ講師でもモノを知らない人はいるんでね、ゆえに、
「志望校の名前がついたコース(冠コース)でないと受からない」
などという煽りが、無用の長物となりがちなアルファベット中下位コースにおいても、流布されてしまうのです。

洗脳対象外なのに、小耳に挟んじゃうのよ。出来の悪い弟妹とか、インターエデュ読みすぎ保護者とかが。


「冠コースにあらずんばサピに非ず」
ってのは言うなれば、関東大会から全国大会目指す選手に向けられる
「関東大会上位でなきゃ、意味ない!」
「全国大会、アジア大会のことだけ考えろ!」
「上目指さないならやめちまえ!!」
という煽り文句。

スポーツ初心者や趣味でスポーツやりたい方の耳に届いたら、どうなると思われますか?

ふつーの方は聞き流しますよね、ところが凸凹っ子は、
「関東大会上位なんて無理!だからやる意味ない」
と受け取って脳裏に刻み込んでしまう、みたいなことがね、起きるのです。
まさかと思うでしょうが、わりとあるあるなんです。



煽られた危機感によって集中力が増すタイプや過剰適応タイプならば、煽りが響いて歯車噛み合うこともあるでしょう。

しかし…煽られるとやる気をなくすタイプ、諦めの早いタイプ、めんどくさがりタイプ、人の言葉尻にいちいち突っかかるタイプには、下手な煽りは逆効果。そりゃそーだ。これ、まずは親御さんに知ってほしい。


冠コースに入れなかった子たちのうち、育てにくい系の子は、アルファ向け、アルゼロ向けの煽り文句を小耳に挟み、
「どうせ自分はだめなんじゃん」
と身が入らなくなるものなのです。語弊はあるけど、そうと思っておいたほーが無難。


これ、あまり語られない、サピックスメソッドの弊害のひとつ。

上位コースは闇鍋コースの親子の葛藤を知らないし、闇鍋コースの本当の価値ももちろん知らない。
下位コースからまさかの合格しても、まさか闇鍋コースのおかげとは思わない。
よそに転塾して合格した人は、闇鍋コースから抜け出たから受かったと思い込んでる。


でもあなたのご家庭の真実は、赤の他人の盛り気味体験談とはピッタリは重ならないんじゃないかねぇと思うよ。


下位なら6年夏からでも転塾すべき?ってのはちと多動が過ぎる。多動も確かにうまくいけばいいけど、石の上にも三年とも言えます。
このあたりは個別性が高く、センシティブな問題なので、ご相談ください。


冠なんかクソ喰らえ!

志望校の冠コースがあるのに入れないとか、志望校の冠コースがなくて入れないなど、冠コースの弊害は、放置するとメンタル面に大きな影響を及ぼし、学習効率を脅かします。

志望校別対策、という言葉への過剰な憧れから、
「こんな闇鍋勉強やってて、受かるのだろうか…上位の子はもっと学校に適した勉強をみっちりやっているのでは…」
そういう迷いや焦り、不安が出やすいのです。



逆に言えば、冠コースに入れない場合、その最大のデメリットは、志望校に特化した勉強ができないことや切磋琢磨ができないことではないのです。


「これでいいのか」
という迷い、焦り、不安を払拭しにくい。ただそれだけです。
その迷いを取り除く存在と関わればいいのです。と言ってもみんながおばちゃんトークできるわけじゃないからブログ書いてます。



置かれたコースで、勉強しときゃいいんです。

吐くほど苦手なことがあるせいで冠コースに入れなかったなら、おえ〜 と思いながら、めんどいことも、つまんないことも、なんだかんだ取り組むんです。そしたらなんだかんだ成長します。

なんだかんだの成長を振り返って、自分で自分を労う…、あなたにはそんな愚直な繰り返しだけが足りてないよ、だからカキシで、SSで、やろうねってことになったんじゃないのと、おばちゃんは思うのよ。

あ、超がんばりやさんなら、尚更席順競い合う冠コースはメンタルの負荷が強すぎるから、あいのりコース、いいと思うよ。


同じ志望校の子同士で切磋琢磨できない?

あー。まぁねぇ。
しかし、そんなん、どこだって、する子はする、しない子はしない、でしかないよ。

切磋琢磨も諸刃の剣。素晴らしすぎる環境のせいで、やる気をなくす子もいるよ。


席順にこだわりすぎた子たちは、カンニングしたり、先生に別解を見てもらってくれない厳しい交換採点をよこしてきたりします。
自由な校風だからって自由履き違えてる子ばかりのコースもあります。

冠コースで幻滅して、心密かに、あるいは無自覚に、第一志望への思い入れが薄らいでいくこともあるんです。


志望校別なら熱望度が上がる、志望校別だから学習効果が上がる、っていうのは根拠の希薄な幻想。それまでの洗脳効果次第です。
(それはそれでもいいんだけどね、期待しすぎるとガッカリも大きいから。人生長いんだし、12年やそこらで、そんなに熱愛しなくていいよ…)。


難関校に惹かれる子たちのやる気を失わせないために

思考力がある親御さんの、思考力があるお子さんが、惹かれる志望校は、たいてい難関校よね。


志望校別の対策で、思考力を鍛えていることを知ると、羨ましく、あああんな授業を受けられたらうちの子はもっと伸びるだろうに!!と思ったり、また親御さんの志望校対策への幻想をミラーリングしたお子さんが、闇鍋コースに入れられやる気を失ったりするんです。これ、毎年当たり前のように見られる風物詩です。


難関校特化に必須と言われる、思考力。ありゃー、諸刃の剣ですよ。
特に思考力小学生は、一足飛びの思考によって得点したり、場を切り抜けたりした経験が鮮やか。

そのせいで、計算や記述の基礎固めだとか、先達が積み上げた知識の詰め込み、興味のないことを、軽視するスパイラルに入ってしまいがち。


思考の核はモノの見方

難関校でも問われる大事なこと、つまり、思考の核となる知識は、闇鍋コースでやる内容そのもの*4



センスや直感系の思考に頼らず、荒ぶる思考力をなだめて、地道な得点力や実務力につなげるには、基礎固めのステップを今一度踏み固める日々が何よりも必要なのです。


中学受験界隈では、思考力思考力と言いすぎというか…業界に、思考力こじらせた人が多いから偏ってる気がします。
思考力って、適宜ミュートしないと、実務できなくないですか…?医師や研究者であってもね。

もしも、思考力や自己流が邪魔をして、基礎をナメているなら、その思考力の高さは、その子の未来のボトルネックとなるでしょう。ま、それはそれで身の丈と思えば、いいんだけど。



志望校に特化したくなるのは人のサガ。
思考力があるなら、思考力鍛えたくなる、これは無理からぬこと。


しかし、思考力は鋭い諸刃の剣なのよ。なだめた方がいいフェイズってあるのよ。
だからこその、いわゆる闇鍋コース、混載コース、無冠コース。
否応なしの基礎固めの時間、有り難きものなり。

使いこなしてほしいな〜。


*5



読んでくださりありがとうございました!
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*1:中学受験をはじめ、エリート教育の根っこにあらねばならぬのはノブレス・オブリージュ。その理解&実現の仕方や、切り口は、学校によってお好みいろいろ。だからこそ面白いし、親子で語る意義はとても深いんです。

*2:デザート(思考力問題)にしか興味ないならせめてデザートに栄養素(めんどくさいもの、苦手なもの)ブッこんでおかないと、うっかり受かった場合極めて予後が良くないかと…

*3:早稲アカや四谷大塚、日能研などと違い、サピックスは通常授業も広域集客型ですので、超小規模校などの一部例外を除くと、基本的に平日夕方の通常コースと同じ校舎(所属校舎)で行います

*4:そして、思考の核となる視点の持ち方動かし方は、親子の時間に身につけることなんです

*5:成績がとんでもなく凸凹とか、混載コースの使いこなし方には、個人差はあります。過去記事参考にしてね。バランスの取り方を教えることは多くの子にとって必要ですよ。


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