もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

校風マトリックスはちびっこ向け

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2分で学校説明会の枠がなくなった学校があったとか…学校選びフィーバー、みなさまお疲れさまです。

そんな中、校風マトリックスというのが流行ってるそうで。ダイヤモンドの特集とかに載ってるアレ。

革新・体験←→保守・知識
自主性←→管理

説得力ありますよね、一見ね。

幼児さんから低学年さんまでの保護者が中学受験を妄想するには良いツールです、とっつきやすさと序列の見えにくさ、シンプルさが魅力。ぜひご利用ください。

でも詳しい人には、ツッコミどころが見えてくるのでは。部外者から見たイメージ・学校側が見せたいイメージと、中身って、違いますからね。

こういうの、○十年前の受験レーダーか何かにもあった気がするけど、いったん廃れたんだよね。

わかるわ〜って思うとこも、一応あります。だけど…あまりにも表面しか見てねーな…、てのも混ざってる。

こんなんでわかったつもりになっちゃだめだ、高学年保護者さんは。

わからないならわからないでいいの、わかったつもりの思い込みがリスクなので、避けよう。思い込みは失望のもと。


業界と保護者と本人の思惑は違う!

マスコミや評論家の目線・興味と、親の立場は、違います!お子さんから見える景色も違います。これ忘れないで。

情報集めすぎがちな親御さんあるあるの落とし穴は、n=である1我が子のベストofベストな成長過程を作り上げられるかのように勘違いしてしまうことだよ。

批判覚悟で書くけど。
プロが、こう勉強したらこうなります!これをやれば受かります!って話をするとき、何割か出ている「規格外」「不良品」の話を黙って割愛してます。
そうやって、頼れる感、納得感を出してます。保護者を不安に陥れないように、優しい嘘も入ることがあります。

入試情報以外の受験関連記事は、どこから金が出てるか、どこから金を引っ張るつもりなのか、考えられないなら読むな。

それ書いてる人は、たとえあなたのお子さんが「失敗作」になっても、知ったこっちゃない。当研究所の記事もそう。
ご依頼者さんとは1対1だから、親身になれるけど、記事ではムリ。


うちの読者さんのお子さんは大抵、なんらかの外れ値抱えてます。多数派向け情報において、対象外となりやすいキャラクターなんです。だから、多数派の情報知りすぎてしまうと、見誤るんですよ、相当のリテラシーがないとね。

しかもうちの読者さんのキッズは、他人の軸に振り回されにくい。
「みんなが英語がんばるから自分もがんばります!」
「自主性ゼロだから管理ありがたいです!」
「みんな自学してるから自分もする」
みたいに行動できるんなら、校風マトリックスなる校風評価や、一般向け記事にも、それなりの意味があるけども。

思い込みを深めるな!

凸凹っ子は、良くも悪くも、学校のムードに流されにくい。もちろん、仲間を得ることによって、いい流され方を体得していく子もたくさんいるし、
「あんなふうになったらいいな」
とかほんのり思うのはいい。

けど、思い込みは、やめて。親子共に。

大学進学実績がいい、自由なのに!ってのは語弊がありすぎる。自由だから、の方がリアル。
宿題ガバガバでないに等しいから、自己、他己の管理がしやすい。鉄緑会バリバリ勉強したい人はバリバリやれるのよ自由だと。そうでない人は、それなり。

繰り返すけど、マトリックス、中身知らない人が作ってることを前提にね。

信じる人が増えたら、そういう要素を求める親子が多少増える。新興の校風って、そうやってできてます。
でも、本質…伝統というものはまた別。あなた方の唯一絶対の熱望校入試は、あんなムックに一瞥もくれないガチモン代々組との席取りゲームかもしれない。


管理

一言で管理型って言うけど、そんな単純じゃないよ。

・宿題が多い
っていうありきたりの項目1つとっても、フクザツなの。

まず、管理の度合いね。宿題の量の
「ない/ある」
ならともかく
「多い/少ない」
の感覚って、それぞれの子供で違うよ…?そして事前に
「この学校の宿題は多い/少ない」
と刷り込まれると、そーなんだ、と思い込み、うちは多いんだぁとか、逆に、少ないって聞いたのに多いぃ、という不満のきっかけにもなる。

学校による宿題の質や量を比べることは難しいはず。ほぼない代わりに自己管理しないと結果出せないところと、ふつーに宿題あるところ、ぐらいの感覚でいたほうが適応しやすい。
宿題の量も、進路の強制力も、主観。管理されてるという意識は個体差がすごい。


2つ目は管理の実効性能だ。
・宿題シラネ勢が吹っ切れてて、それなりの地位を確立してる管理型A系
・管理から離れたらフリーフォールでゲームオーバーみたいな管理型B系
これ、同じ管理型でも、学校によって全然違う。学年によっても違うかな、ってか本人次第だな…。その子によって過ごしやすさが違う。Aの中では、遊び人勢のほうが目立ってる。

宿題は出せとうるさく言う、けど出さなくても罰則なしの管理型A系と、地の果てまでも追いかけて絶対に逃さない管理型B系も、違うんだ、ほんとに全然違うんだよ。


外から見てもわからないのよ。校風ってやつが極化しがちなごくわずかの学校であっても、クラスのムードはバラける。しかも、一口に管理型と言っても、AとBは説明会で言ってることと内情が、必ずしも一致しない。

説明会の内容は基本的に主観と「映え」を意識して盛られたもの。
面倒見が良いってよく言うけど、同じ学年の子であっても、成績や性格によってなのか、人によって全然感じ方が違うんだよ。
片やウザイ、邪魔、無視。
片や助かる、がんばってる…。
面倒見が良い学校は、面倒見られたくない子にはへの突っ張りにもならんし、自由な学校においては、自由に溺れることもある。


学校がやらせたいことと、生徒たちが実装することは別。生徒たちが実装することと、凸凹っ子の極みが実装することはまた別。学校の属性にこだわりすぎて、お子さん側の受け取り方のクセ矯正を、軽視しないで。

悪いクセ持ち越した子は、たとえ在学中は天国でも、卒業後、まわりをバカにしてしまい、適応する意欲を持てない、なんてこともある。あちこちで観測される
「有名難関私立中高一貫校卒だけどすごい嫌な奴」
はこのパターンだと思う。

合うと思っても反動が出ることもある。日本一自由な学校に憧れてたけど、ここまでの自由はちょっと…とか。管理されたい子でも、まわりが同様に管理されてないと嫌になっちゃうだとか。

逆に、あなた方親子が今、合わないと思っている学校は、伸ばしてくれる学校かもしれない。

逆説

私立に詳しくない保護者さんは、学校は宿題出しまくるけど、出さなくてもお咎めなし、なA系は、管理型でありながら自由で、過ごしやすいに決まってる!と思いがち。
しかしフリーフォール&ゲームオーバー候補生にさえならなければ、B系の方が、ストレスが少ない、という説もあります。

なんでかって?


管理型A系は、学習課題無視、先生を不機嫌にさせたり、授業中関係ないおしゃべりしたりする勢が組織化して、野放図になることがあるからです。
部活だ行事だカラオケだ恋愛だと課外活動エンジョイ勢となりとかく目立つ。行事のリーダーとなったり、朝練だの居残り練だのに巻き込んだりと、学習課題に取り組まないメリットを享受する勢のための学校になってしまうことがある。

管理や学習環境を求めてきた子たちや、ただしくないとされる行いを許せない子たちは、管理型Aでは、モヤモヤが止まりません。

価値観に柔軟性がないまま、価値観微妙に違う勢力と同じ場で頑張るのって辛いですよ。
小学校のときはママラブで乗り切れても、思春期メンタル考えるとしんどいよね。

やるべきことをやらないで偉そうにしてる同級生を下に見て軽蔑してしまう、みたいな感覚が生まれると、その先の人生に影を落とすこともあるよ(もちろん、反面教師にしたり、中庸に至ったりする子もいる)。


「さーせんしたぁ(すみませんでした)」
って流して課外をエンジョイするキャラになるのか、管理されないとダメなのに管理の枠内に入れないハグレモノになるのか、優等生願望あるのに努力しないチグハグとなりヤサグレるのか、それなりに管理の枠に誘導されていくのか。
あなたのお子さんについて、なんとなくの想像はおばちゃんも言えるけど、学校をとりまく凸凹っ子事情はとにかく多様。

なので校風マトリックスなんていう、極限までシンプル化した情報を真実と思い込むのはやめよう。オモシロネタ、またはファンタジーぐらいの受け取り方がちょうどいい。


自主性と管理、革新と保守、なんていう2項対立で表現できるほど、凸凹っ子と学校の組み合わせってシンプルじゃないのよ。
学校も、一枚岩ではないんだよ。


まして、ハイブリッド伝統校的なあり方は、マトリックス上には表現できないです。

自走できてる得意科目は自主性に任せられ、落ちこぼれてる科目には適宜、アドバイスや管理の手がザシュッっと差し伸べられる、みたいな場合はどこに入れるの。
*1


こういうマスコミが作るイメージにのっかればそれなりに仲間がみつかりやすい、と言えないこともないです。
でもやっぱりね、仲間を見つけて維持できるかどうかは、環境頼みでなく、お子さん次第なんですよ。あーまた身も蓋もないこと書いちゃった。



テストで必要なのはベストな選択肢を選ぶ力ですが、実際の人生にはベストな選択肢がないことだらけ。学校選びはお見合いみたいなとこあるよ。あんまり目が肥えてたらうまくいくものもいかなくなる。ベストな選択をしようとすると人生迷子になります。

選択した道をベターにしようという感覚、実生活はこっちのほうが大事!!!
このこと、置いてきぼりにしないでね。


正しさにこだわりすぎていないか、群れるメリットデメリット、群れないデメリットメリットを学んで群れに適応できるようになってるか、自他境界はどれぐらい確立できてるか、1番病の進行具合はどんなもんか。そういうほうが学校そのものの属性よりも強くお子さんを変えていきます。

だからもー、考えすぎても、しゃーない!しゃーない!受かるとこいこ!
期待して、そこに向けてがんばるために失ったものが大きければ大きいほど、アンマッチの不幸は増すからね。


読んでくださりありがとうございました!

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もしかして発達グレー研究所でした!


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切ない親心とダークサイド!完結済。もしおは家猫、僕は野良 とか刺さるかも。「もしおパパから中受親の心構え学びました!」「本気で泣きました!」「夫に読ませました、いつもぶつかってましたがやっとわかり合えました、ありがとうございます」とおたより頂いてます。

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*1:学校そのものの属性って、かなり捻じ曲げられて伝えられていることも多いんです。たとえば開成の校長トークなんて誰も聞かないし、中の人は一切影響受けてませんが、まるで校長が変わると中身が変わるように思い込まされてる受験生保護者は多いよね。実際は、もともとシチュー自分で作れる子だらけですし、グローバルだのICTだのなんて校長っちに言われる前からやってます。校長の言うなりになる教員なんて御三家に何人いるんだろ。


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