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【お子さん編3】上昇志向と承認欲求不満は紙一重!〜偏差値急上昇クライシス

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上昇志向と劣等感フラストレーションは紙一重

向上心が強いお子さん、って聞くと、無条件に素晴らしい、時にはうらやまP〜とさえ思いがち。
鼻高々で「うちの子、止めても止めても勉強するのよぉ」とのたまうママ友を見て、作り笑いで歯ぎしりしたことのある方もいらっしゃることでしょう。

しかし。徹底的な研鑽力または自意識の下方修正力が伴わない限り、上昇志向や向上心は、心にとって毒になり得ます。強い上昇志向を持ってるってことは、持続可能な満足感を得にくい状態と表裏一体なのよねん。

上昇志向って、完全に自己完結的で無毒な場合もありますが、劣等感みたいな百ゼロ思考から来るフラストレーション(欲求不満)と紙一重であることも多いんです。

完全に自己完結的なモチベーションによって上昇志向を支えていけるグレートな人でも、体調、環境の変化や加齢に伴う能力低下を受けて、猛烈な劣等感やフラストレーションに苛まれることもあります。

親御さんは、愛ゆえにしばしば至近要因ばかり追いかけて、事情聴取をしてしまいます。それが必要なときもあるだろうとは思いますが、多くは、もぐら叩きゲームやいたちごっこ、あるいはミイラ取りがミイラになってしまい、究極要因を放置してしまいます。
後々承認欲求が悪性化していくのは、このとき究極要因を放置するせいで、至近要因は、類推すれば概ね済むことだと考えています。

カンニングあるある

かなり極論なので「は?」と思われそうですが…子供の問題行動の究極要因は、
・恵まれすぎて生存欲求弱すぎ
・ハードな環境故に生存欲求が強くなりすぎ
このどちらかでは…とうっすら思ってます。
*1

一触即発の嫁姑問題とかデッド・オア・アライブのバチバチの火の粉中にいたり、言動に気をつけないとターゲットが瞬時に自分に移ってきたり、といったサバイバルを家庭で経験しにくい昨今、前者の比率が上がってる気がするんです。

腕力を使わせてもらえない男性にとっての夫婦げんかとか、経済力でぶん殴れない女性にとっての夫婦げんかっていうのは、Dead or Alive というよりは平らなところで行うカブトムシVSオオクワガタのファイトみたいな悲しみがあって、50/50じゃないしね。ケンカ経験が増えると、人って、味方を得るべく、それぞれが傍観者を懐柔しようとするようプログラミングされてるみたいだ。核家族の子供はあまりにも危機の経験が少なくなりすぎちゃう。

・子供の数が少ない
・穏やかで裕福で衣食住困らない
・親が理解あるorヤヴァイ一線を越えない
こんなかんじで平穏無事な環境ですと、良くも悪くも「下手こいたら死ぬ」「生き抜かないと殺られる」「早く食べないと盗られて餓死する」みたいな本能が弱っていく、その代わり、知能知覚や承認欲求が発達する、と、脳科学者でもなんでもないただのおばちゃんはうっすら思っています。

カンニングする子にもいろんなパターンあるけど。恵まれすぎて、生存欲求が弱って、その分承認欲求が肥大しすぎて制御部門を侵害してて暴走してる、と想定しておけば概ねヨシ!*2

承認欲求、ってinstagramでギラギラしてるみたいなのに限らなくて、
・よい成績がほしい、大好きな親、先生、自分(笑)を喜ばせたいほめられたいという健気な気持ち
・大嫌いな奴を悔しがらせたい気持ち
・高偏差値が目的化
・承認を得るのに必要な能力とほしい承認のレベルの乖離
・ストレスにより衝動性やこだわりが増幅される
・ストレスにより理性による制御が弱まる
などなど発生機序や条件は様々ですが、カンニング自体は、まあまあよくあることです。想定内にしておきましょう。

全員ではないでしょうが「学習中、解答を見るタイミングが早すぎる」「自己採点が甘すぎる/交換採点が厳しすぎる」「志望校の過去問見ちゃう」「成績昇降で激しく一喜一憂または全く興味がないようにふるまう」などの予兆が見られたり、時間割の違う同級生からマンスリーテストやデイリーチェックの問題解答を聞いていたり等、別のチートが先行または併発することもあるかもね。

こじらせないためのコミット

初手、第2手ぐらいで続けて対応間違うと、中学受験の意味なくなりかねないですから、心の準備のひとつやふたつ、しておいても損はないでしょう。

親御さんが成績に一喜一憂すると
「カンニングをして高い偏差値を取る→良いことがある→やりがいを感じる→不正がんばろう」
と誤学習させたり
「悪いことをした/弱い自分は価値がない」
とばかりにこじらせたりする手伝いに必死になっているようなものかもしれないのかぁ、とうっすら知っておいてもよいと思います。

いい成績取りたい勝ちたいという気持ちがないサピエンスの遺伝子は淘汰されて今があるわけで、自然だし、持つのはいいんだけど、行き過ぎると鬱の元なのよ。


大人は効果的な対応を選択しましょう。
ズルをさせないという一般的なコミットも大事だけど、ズルで利益を得られた!と思いにくくなるよう利益の与え方をコントロールすることも考えてみてね。
「ズルがバレずにいい成績取れたら、利益がある!」と誤学習しちゃった子は、日々のささやかな喜びや地道な研鑽に興味が持ちにくくなっちゃう。
ズルをしてなくてもね、勝ちの味って、強烈だからねぇ。勝ちにばかり目を向けて、ああ日差しが暖かくなってきたなとか、もうすぐ暑い夏が終わるぞとか、「おはよう」「おやすみ」「ありがとう」と言えることの尊さとか、そういうささやかな日々がもたらすじんわりとした滋味を感じられなくなったら、人生の大損失。


そもそも成績の偏差値や順位って、ゼロサムゲーム。奪い合いなんだよね。
向いてる人もごくごくわずかいるけど…凸凹っ子の人生設計において、ゼロサムゲームへのこだわりは、ハイリスク因子。まわりの人たちだって勝ちたいからね、ぶつかって排除されかねない。
「上」へ向かって応援すると同時に、落ちぶれたときに備えた心構えも、同じぐらい積極的にインストールしておきましょうね〜。


受験生保護者の方は、カンニング疑惑の有無に関わらず、ほめの侵襲性をもう少し自覚してもいいのかもしれません。「パパもっと褒めてあげてよ」とやきもきなさっているお母様もいらっしゃいますが、ひょっとするとご夫婦でバランスが取れてるんじゃないかなと思います。
一夜漬けやテキトーに書いたのも含めてマルだのいい偏差値だのをほめて大丈夫な子と、ほめられることで射幸性ガンギマリしてガチャ人生に進む子まで、スペクトラムでいると思ったほーがよいと思うよ。

人生にガチャ要素はつきものだし、親ガチャ外れた子達が選びがちな射幸性ガンギマリ人生もまた人生、否定するつもりはないんですけど、せっかく教育意識の高い親御さんたちが、中学受験という高いコストをかけながら、我が子の射幸性(努力ではなく偶然によって利益を得る要素)依存こじらせる方向にわざわざ追い詰めているとしたら、めっちゃもったいないよね。


続きます!次からはありがちな対応「子供の話を聞く」「激詰めする」について考察します。チェケラ(Check it out)!


読んで下さりありがとうございました!

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*2:あ、じゃあ科挙の時代のカンニングガチ勢の行動は何なのか、あの時代には死の恐怖あったろ、って思った?うんうん、生存欲求に駆り立てられるタイプのカンニングもあります。いい点取らないと殺す、ってタイプの親の子がカンニングするならこれだよね。ちなみに問題行動は、病気や怪我に伴う脳機能障害が潜んでることもないことはないけど、子供の脳は可塑性があるらしく、大人ほど聞かない気がする


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