もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

偏差値と学校の不都合な真実3〜偏差値好きの落とし穴〜偏差値大好きっ子はアンバランス化が捗る

前回はこちら!
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いまさら聞けない偏差値のナゾ

偏差値の価値を薄めよう

偏差値を活用することには、もちろんメリットあるんです。偏差値という結果にこだわるべきケースやフェイズも確かにあります。だから、当たり前のように偏差値ベースで語られてますよ。

しかし、あくまでもツールです。凸凹っ子にはデメリットも知らせないと、どんどん偏っていくから気をつけてね。

最初に極論を申し上げます。「興味のないことはしたくないという気持ちが強いお子さん」のバランスを整える目的であれば、偏差値は、まるのまま直球で受け取らず、薄目で把握しておく…ぐらいがちょうどいいでしょう。

偏差値も言葉も、受け取り方に柔軟性持っておくことで、疲れる浮き沈みが軽減されます。疲れや感情の浮き沈みを和らげると、視野が拡がり、長い目でみた場合だけでなくて、なんだかんだ短期的にもととのいます。
ヒリヒリヒリヒリしていてこそ、って人生もまた一興ですよ。子供をたーくさん抱えている立場なら、「よっ!天才肌!」って煽っちゃうかも。

だけど、ひとりひとりのお子さんの人生に当事者意識をもって関わるからには、う方法が妥当よね…。

偏差値偏重教育は悪!っていう宗教とは別でして、偏差値もつかいよう、ってスタンスですよ。偏差値は利用方法が特殊に難しいよ。


前回も書きましたように、個人の4科総合偏差値は、科目や単元など得手不得手のばらつきを示してくれないんですよね。もちろん、努力の具合や、習熟度の個体内進捗も示してくれません

自分の今と過去の偏差値を比べてるぶんにはいいんじゃね、って人もいますが、いやいや、まぁ上がってる間は心地よいけど、飽くまでも、母集団という他者がついてまわる数字だよってことも叩き込んでリマインドしていかないと、大方どこかで狼狽えるハメになり、ことによると自暴自棄や無気力になります。

ザ・極端!

もちろん、誰にでも得手不得手はあります、ふつーの子なら、偏差値にして5-10のばらつきは許容範囲。やればおさまるし、やれなかった科目はあれれとなるだけの話。まぁサピックスにいると特に算数あたりで相対的にアレレ?ってなりがちですが、まぁその件はまた後日。

しかしながらですね、発達障害風味のある子はすごいですよ。最初は得手不得手の範囲であらまぁ理系なのね文系なのねうふふと笑えていても、笑えないレベルまで、えっ?ってスピードで乖離していくんですよ。最高記録は親族で、得意と不得意の偏差値が40以上違う…的な。バランスが崩れるだけでとどまればまだいいですが、興味も急激に偏向していくと、少しの偏りが、どんどん極端になります。超ウルトラスーパーハイパー得意と超ウルトラスーパーハイパー不得意にあっという間に分かれていき、不得意サイドには目もくれなくなる、と言う展開があるある、なのです。*1

さすがにそこまで劇的な有様ではなくても、一旦各科目の得点力バランスが崩れると、どんどん差がついていく子っているんですよ。点取るのが好きな子、過剰適応の子、多動な子などですと向上心がなくても自分で整えることもありますが、のほほんとした子や頑固な子、人のアドバイス聞き入れない子ですと、整えるのにちょっとした手間暇とコツ、手っ取り早くととのえたいなら裏ワザが必要となります*2


お子さんに、偏差値がー、偏差値をー、と声かけするのはまぁ止めません。言っちゃうよねぇ。おばちゃんもだよ。が、そのたびに
「あーいかんいかん、塾の偏差値の意味は限定的とみなすほうが無難だね」
「不安になると、一見わかりやすい価値にこだわりすぎてしまうー気をつけなきゃなー、バランスバランス」
とつぶやくなどして高偏差値にこだわりすぎないように仕向けましょう。偏差値に対する信頼を強く持たせすぎないように行きましょう。たとえ、誰もがおっ、と声を上げるような高偏差値をお持ちであってもです。

偏差値を重く受け取ってはならない人たち

ざっくり申し上げまして、偏差値はじめ、数値化されるものに、本質的な価値を見出すのが向いてる人と、向いてない人、いる思うんですよね…確信があるわけではないのですが。

順位や偏差値は、自分が勝ち組にいれば負け組が発生している性質のもの。自分がずっと勝ちサイドの人ならばいいのかもしれないですが、勝たなきゃだめだ、勝たなきゃかっこ悪い、負けとか情けない、という思いに駆られて頑張り続けた人は、負けサイドになった時に認知不協和を起こしてしまうんですよね。勉強するのが好き、成績がいい、という人の中には一定数、勉強ならば勝ちサイドにいられるから好き、という人がいて。そういう方は勝ち続けられなくなるころ、重いうつになります。勝ちたいという気持ちで自己評価を上げてしまうと、格下だと思ってた人とかに負けた時の自分を受け入れられなくなるのかなと思ったりします。

私は若い頃はわりとそ~言うタイプでした。自身、ボーダーフリーの大学出身、まわりは高学歴だらけ、元偏差値至上主義者、元学歴至上主義者のただのおばちゃんだからこそ申し上げておかねばならぬと思っています。


興味凸凹っ子の場合、おばちゃんは中学受験するなら挫折を買う感覚でね、とよく申し上げてますけれども、【苦手を楽しく手当する試行錯誤方法を学ぶ機会】、という感覚もオススメです。

「うまくやればマシにはなるかも」
「マシにすると、なんかいいかも」
「かなり手当して、それでもととのわないから、諦めて切り替えようかな?」
苦手とどう折り合いをつけていくか、人生の先輩(親)と数年かけて試行錯誤する。これねぇ、長期的に見てとっっても大切な経験となりますよ。こんなこと、なかなかできないもん…。
わかってる大人なら当たり前な、「偏差値はいったん横置き」ってコツもお子さんだけでは意外に思いつかないかもしれません。スパイラルでリマインドしてあげておくと、対処法パターンの多様化につながるかも。

偏差値は苦手の手当の効率を下げる

偏差値、という評価軸は、苦手の手当の効率を下げます。

これよこれ。合格のための受験戦略においても、幸福のための受験戦略においても、邪魔になります。おばちゃんはわりと本気でこう考えてます。

「なぜ偏差値が、苦手の手当の効率を下げるの?」

説明は次回以降も続きます、長くなりますがご興味ある方お付き合いください。

偏差値は他者と比較するためのツール

偏差値は比較のためのツールです。もちろん受験では、比較が必要な場面があります。優劣の度合いを端的に示すのに分かり易く都合が良いという側面があります。
もうお気づきの方もいらっしゃると思いますが、この、優劣の度合いを比較する、というのが、まず凸凹っ子にとって、地雷なんです。

まぁだいたい育成中に、「人と比べちゃ駄目」と教わっていることもあって(あ、私もやっちまいましたよ!)、他者と比較する偏差値というツールを持ち出されると、ピンとこないどころか、「偏差値は大事な数字」という感覚と「人と比べちゃ駄目」というのが認知不協和を起こしてたりとかするんじゃないだろうか、というぐらいうまくいかないし、偏差値から離れて苦手の手当てをするとものすごく効率よく苦手が緩和されていきます。

個々人の中で何が思われてるかはわかりませんが、数学的な説明を受けてストンと落ちてる理系っ子であるとしても、だいたい勘違いしてるのよ。母集団も必死で高得点へ向かって動いている、っていうこと、なかなかピンとこないか、ピンと来すぎていてじゃあやっても無駄じゃん、ってなっちゃう。他人に興味ない子も、他人に興味ありすぎる子も、モヤモヤするか、わかったふりして腑に落ちてないか。
偏差値持ち出されて「この科目を手当せねば」と言うのはもうやめよーめんどくさいじゃん、やっても伸びにくいもん。


得意科目を伸ばすほうが、短期的な時間効率が高く、キラキラした偏差値を手に入れることができます。得意だなぁとか好きだなと思っていることについては、驚きの吸収力!(当社比)みたいな状態ですと、本人がやりがいを感じるのは当然です。
得意科目を伸ばすことが合格に直結する学校もたくさんあります。
ですから、優劣の比較でお子さんを煽るのも、アリと言えばアリ。

でも凸凹っ子なら、人生急がば回れ、と思っています。かけてもらった偏差値の梯子を単に登る能力は、ごくごく短い期間にしか役に立ちません。


高い偏差値の科目がほしい、すがりたい、その気持ちはわかる…わかるからこそ、おばちゃんは足を引っ張らねばならぬ!

得意科目を伸ばせば無双できる学校や進路を志望していらっしゃるのであっても、大学受験及び長い人生の事を考えると、考えものです。偏差値を重視するということは、勝ち負けを重視し、バランスを軽視するということです。勝ち続けることを目指すメリットも、バランスを軽視して関わり続けるメリットもないわけではないですが、デメリットについて必ず親子で把握してください。
*3

「え、バランスととのえるために偏差値を利用してますが、何がいけないんですか?」って?
うーん、おすすめしない。誰もが皆向かないわけじゃないけど。

劣等感に足を引っ張られながらの学習

何度も繰り返し老婆の繰り言スパイラルで恐縮ですが、偏差値は【母集団や得意科目との優劣の比較】のツールです。

母集団比、または得意科目比で苦手科目を眺めれば、鬱陶しさとか劣等感みたいなものがついてまわるのよね、本人が自覚するしないに関わらず。

偏差値ベースで上がった下がったと言ってる間は、劣等感、負け感覚に足引っ張られながら学習させてるんだなーと自覚していただきたいのよ。

他人(母集団)と比較してもしょうがないという感覚は割と皆さんお持ちのようなのですが、お子さんなんかは自分の得意科目と苦手科目の偏差値を比較して「この科目はカワイクナイ」みたいに思っちゃって、得意科目を贔屓する勢いが増すってのもあるのよね。凸凹っ子は、得意だなと思えば好きになり、好きだなと思えば楽しいなと思い、楽しいなと思えば吸収力も記憶力も伸びるのに、嫌だな、と思ったら吸収力ビニールシート…。
バランスを考えるときは、【自分の得意なことと比較して感じる劣等感に足引っ張られるリスク】、もうちょっと重くとらえた方がいいと思います。

それなりに取り組んだのに劣化…ととらえて学習性無力感

苦手な科目について、しばしば、先月の本人の結果等と比較しますよね。

「うちの子やる気なくて」って親御さんね、振り返ってみて。うっかり偏差値を使って比較してませんか?偏差値比較は、地獄の一里塚よ。学習性無力感に陥るモトですよ。

母集団の同じあたりの偏差値の子よりも極端に吸収効率の良い学習ができれば、上がりますよね偏差値。こういう場合は、偏差値で比較するのもまぁアリっちゃアリ。短期的には、無力感徒労感につながらないから。
しかし、学習の仕方を抜本的に変えた場合とかですよねそれって。苦手度合いや手当の質によりますが、偏差値は、あなたのお子さんが勉強したかどうかではなく、母集団の個々人の伸び具合に大きく左右されます。

偏差値ベースで前回などと比較すると、本人比ではできることが増えているにもかかわらず、あたかも成績が上がっていない、あるいは落ちてしまったと認識してしまいやすいんです。凸凹っ子の凹科目は、集団授業での吸収力が弱くそのために自宅学習での吸収力も弱いという吸収力低下のスパイラルに入っていると見られます。吸収力を少しでも上げる取り組みについては、個別相談にてご紹介しております。



特に、母集団の中上位層が右肩上がり中のタイミングですと
「あんなに頑張ったのに、無駄だった、後退してしまった」
と勘違いしやすいんどす。そして、勘違いにより、絶望的な無力感、徒労感にさいなまれます。


そんなん、その科目嫌いになるに決まってるじゃん…。


これ覚えてほしい、苦手科目、その驚きの吸収力…(苦笑)。
だから、得意勢やふつーの吸収力含む母集団からおいていかれるのがデフォルトです。苦手科目を、偏差値比較で煽ってほっこり見られるところまで持ってくのは、至難の業だと思うんですよね、ひよこに崖を登らせるよーなものだと思ってます。 
これからも煽られなくてもお子さん本人がこだわってしまっているというケースがとても多いようです。なまじ得意な科目においては「好ましい偏差値の数字」というものを見慣れてしまっているし、得意科目は吸収力も高いし中央値からかなり上に離れている場合は特になかなか偏差値が下がりにくくやりがいもあり、ってのが、これぐらい高い数字じゃなければ嬉しくない、これぐらいわかった!できた!がないと価値がないという、百ゼロ思考発動していることもあります。


続きます。

ツイッターで、ゆる支援の例が晒されて炎上しちゃったのでツイッター閉めてブログランキングも落とそうかな…
読んで下さりありがとうございました。
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もしかして発達グレー研究所は、凸凹親子の幸せを本気で!願って活動しています♥

成績凸凹 発達凸凹 発達障害 ASD ADHD アスペルガー ギフテッド 2e……
凸凹ファミリーの持続可能な幸せを実現するブログ&コンサルです🍀

赤字続きのブログ、おかげさまでなんとか閉鎖を思いとどまっています😢ここ数日たくさんお買い物してくださった方ありがとうございます、おばちゃんまだまだ死ねない、頑張るよ。


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【地方公立卒エリートと中学受験】切ない親心とダークサイド!もしお編も完結済です。
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*1:都内某最難関私立や鉄緑会でも、数学学年1位、英語学年ビリから5本指、みたいな逸材はいらっしゃいます。

*2:裏ワザはブログにもチラチラ書いてますが、各お子さん独自のツボやスイッチもあるので、宝探しのように探りましょう。読むのめんどいと思うのでおばちゃんトークご利用ください、営業

*3:お友達や恋人などの癒やしを受け取る力があるのであれば、そんなにものすごく気をつけなくてもなんとかなるかもしれないです。思春期以降、勝ち続けることはできないと気がついてもそうは言っても仲間がいてよかったなあという感覚で穏やかに自我の同一性の軟着陸ができます。


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