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29安心して死ねる【地方公立卒エリートと中学受験】

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親子断絶でもいい

会社からの帰り道が

いつもよりも長く感じられる。


私立中高一貫のおかげで

親の価値観から逃れられた、

なんて考え方もあるんだったな。

大学時代の知人 Kは

有名難関中高一貫卒で

ぼくの知らないことをたくさん知っていた。

*1

中高一貫の子弟は当時

インテリ家業の跡継ぎ候補が

多かった。

しかし、

たとえば医学や法学に

興味を持てなくて、

工学、理学、哲学、文学、

音楽、演劇、

美術、工芸などの世界に

飛び込む者も少なくなかったのだという。


「親の思い通りになれなかった連中が

たくさんいる。

ぼくみたいに。

だが、それがいい。

親の思い通りになれなかったんじゃなくて、

言うなりにならなかったのは

ぼくの意志だと思えるから。 」

みたいなことをKは吐き捨てるように言った。


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親の望み通りに教育するのが

御三家はじめ

私立中高一貫の責務だと思っていたぼくは

納得できなかった。


かく言うKだって東大生じゃないか、

親は不満なのか?

その言い方はなんだ、

ぼくががむしゃらに勝ち取った東大文3合格は

君にとってはその程度のものなのか。

しかも

上の学年に気安い友達がいるからと

いろいろ詳しかったし

1学年上の同門から

さん付けで呼ばれたところを見ると

童顔で気付かなかったが

もしや2浪以上していたのかも。


浪人も苦しいんだというのはわかるが、

恵まれた家庭環境に感謝もせず

何者にもなれなかったと

言わんばかりの

ブルジョア同級生の気持ちなど

理解したくもなくて、

モヤモヤした気持ちと一緒に

記憶の片隅に追いやっていた。


改めて考えると、

KにはKの事情があったのだろうし、

言わんとすることは

わからないでもない。


親の思いというのは複雑で、

しばしば矛盾するのだ、

ぼくがもしおに抱いている思いもそうだ。


思い通りになれなかったんじゃなくて、

ならなかったんだという気概。


負け惜しみのニュアンスが

汲み取られることは

否定できない。

しかし、

心にとっては、

パラシュートとして機能し得る。


あまり裕福ではなかったぼくは

もしおも、過去のぼくが羨ましがるような

生活を望むだろうと思って、

高い地球儀でも本でも

知的なものは、欲しがるままに、

いや、欲しがる以上に与えた。


つらつらと考えてみると、

継がねばならぬ家柄に生まれることも、

裕福な家に生まれ育つことも、

必ずしも幸福とは限らない。

お金に縛られてしまいがちだからだ。


貧しい家や

反社会的な親の元に生まれるのとはまた別の

不自由さのある人生と言えよう。


一定以上の社会的地位や生活レベルを

獲得できないと即ち負け、

という世界線の息苦しさは

子供時代の優雅な暮らしぶりなんて

吹き飛ばすぐらい

重い十字架なのかもしれないな。


元農水事務次官という

高級官僚の中でもトップエリートによる、

駒場東邦卒の長男殺害事件を

思い出すと胸が傷む。



恵まれすぎてざんねんないきもののユートピア

レベルの高い仲間と出会うためにと

中学受験が取り沙汰されるが

それは中学受験の一面なのだろう。


私立中高一貫は、

ロケット発射台でもある。

しかし、

身の丈以上へ押し上げてくれる機能を

ぼくは期待しない。


人生勝負に勝つための

武器を授けてもらおうとも

思わないようにしよう。


もしおは、

攻撃力を伸ばして幸せになれるタイプの

人間では、おそらく、ない。



石川啄木ばりに

「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ

花を買ひ来て妻としたしむ」となるとか。


経済的にも才能も家も

それなりに恵まれてるのに

ぱっとしない人たちの群れを眺めるもよし。


卒業後、たまに集まって

安居酒屋で真っ赤になって

華々しい活躍や暗い先行きの話ばかりでなく

若い頃の思い出で

心をあたためあって

学生時代は知らなかった同級生と

なぜか肩組んで校歌を歌って、

じゃあまたな、

おう、またな。

ってのもまた、味のある、人生だ。



伝統校というものは、面白い。

意識高い系だけでなく、

大した奴じゃないと

自覚した者のニーズにも応える

懐の深さがある。


そういう環境を享受できたら

医学部2浪目に突然亡くなった

開業医の一人息子も、

少しは、生きやすかっただろうに。
*2


ぼくや、あの医者の一人息子は

出身高校でずっと単独トップで

目立つ存在だったから

大学受験に失敗したら

地域の笑い者か、

腫れ物となるほかなかったのだ。


だからぼくは、背水の陣でがんばれた、

ってのはある。

けど、

命綱なしで断崖絶壁を登るようなものだ。



2浪中に亡くなった、

田舎の開業医の一人息子の苦しみは、

ぼくどころではなかったろう。

「医者の息子なのに」

「恵まれているのに」

という大量のまなざしが向けられながらの

2浪。



いや待て、

セイフティネットに救われることもあろうが、

セイフティネットが足引っ張ることもあろう。

狙った通りにはいかないものだ。

ああ、考えれば考えるほど、

モヤモヤは晴れないけれど。



確実なことなど何もない。 だからこそ。

これからの世の中、

確実なことなどなにもない。

誰にもわからない未来を、

もしおたちは生きるのだ。



ぼくたち親子の絆に代わるような

コミュニティとか、

ネットワークに

もしおが属することができたら……





ぼくは満足して

安心して死ねるなぁ。






続きます。

【30】
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