もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

19もしおは家猫、ぼくは野良【地方公立卒エリートと中学受験】

※お詫びと訂正
ごめんなさい!第18話のタイトルを間違えたり、第19話を誤って未編集で一回公開してしまい取り下げたり……ご訪問下さった方にご迷惑おかけしました。
また、13話では大垣を滋賀と書いてしまいました、お詫びして訂正させて頂きます。大垣は岐阜です!!大垣は岐阜!ご指摘ありがとうございます!
粗忽なおばちゃんにお付き合い下さりありがとうございます🙇※

前回【18】はこちら
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環境より遺伝、とは言うけれど

愛する一人息子もしおと、ぼく。

遺伝的形質はとても近い。

汗のかき方。

くすぐり耐性。

髪質。

手のかたち。

敏感さ、鈍感さ。

アレルギー。

興味の対象。

IQも、たぶん。


こんなに通じ合える人に

出会ったことはない。

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だからついつい自分を投影して

未来予想図を描いてしまっていた。


トップ付近を邁進できるはずの地元公立で学び

いつか価値観の近いひとと出会い

結婚し

子どもを育て

大切な人を思い 守る者の喜びと

そして思われて守られる者の喜びと

大切だと思わせてくれる存在の尊さを

知ってほしい。

そう願わずにいられない。


けれど、

気付きつつもある。

もしおとぼくは違う。

生まれてすぐ

運よく優しい金持ちに拾われた猫と

野良としてサバイブした猫のきょうだいぐらい違う。


中学受験せず、

中高一貫に行かせず、

野良猫として

自由にたくましく育つ、

そんなもしおを勝手に想像してきたけれど

すでにもしおは

完全なる家猫と化しているのでは……?


もしおは今から、

危機感を覚えて、

風と空気を読んでワイルドにサバイバル、

なんてできる気がしなくなってきた。


家猫としての未来予想図を描いておかないと

いけない気がしてきた。


あ、いや、もちろん、

もしおの人生はもしおのものであって

親が描く通りにだなんて

努々(ゆめゆめ)思わないのだけれど……

もしおは将来のことを考えている様子は

今だかつてなく、

あとたった3年で高校受験生、

6年で大学受験生となる。


ぼくのように公立中学に行かせれば

こんな環境まっぴらだと

一念発起して勉強すると期待してたけど

野良育ちの危機察知能力と

優雅にちゅーるなめてる家猫のそれは

相当違いそうである。


もしおは、

ぼくの子供時代よりも幼く、甘えん坊で、

どことなく危なっかしい。


平和ボケだ。

丸腰だ。

親が何らかのビジョンとか

セイフティネットを

用意しておくぐらい許されるはずだ。

あのもしおの親になった者ならば

誰しもそうするはずだ。



バブル崩壊後の氷河期と、

アフターコロナ、Withコロナと言われる時代は

どこか似ているから……、

もしおの時代に役立つ知見が

多少はあるのではと

思い返してみる。


バブルの世情、コロナの世情

1992年、まだバブルの余韻に浮かされ、

最も18歳人口が多かった年、

ぼくは東京大学文科III類に進学するため

上京した。

以来、就職するまで、

学費と生活費を稼ぎ、

食いっぱぐれを防ぐため、

いろんなバイトをした。


慢性的な睡眠不足で、

体調が悪いときもあった。

しかし、

講義やバイトを休むという選択肢は

ぼくにはなかった。


眠気覚ましに

線路の下のバラストのような

インスタントコーヒーの粒を

ざらざらと口に投入することもあった。

今思えば立派なカフェイン依存だ。



なんとなくだが、

あの頃の世相は

ちょうど今、2020年みたいな

危うさがあった気がする。



あのときも、

世間話程度に時勢の話がされるけれど、

ぼくには実感はなかった。


株も土地も持ってなかったのもあって、

最初は

太平洋を隔てた遠い海で

大きな地震があったらしい、みたいな

どこか他人事だった。


聴覚過敏と録画再生機能

居酒屋バイトは賄いつきで、

時間帯も適していたので

欠かさなかった。


居酒屋のホールは、

いつもざわざわうるさくて。

カクテルパーティー効果未搭載のぼくには

しんどかったので、

主に厨房にいた。


子どもの頃からしていたから

下ごしらえや

ちょっとした小鉢の調理だけでなく

焼き物まで担当した。


難しいと言われる調理でも、

計量が得意で

音や匂いや見た目の変化に敏感なぼくには

とても向いているようで

楽しかった。



たまにホールに出ると、

興味深い話が聞けた。


ぼくの脳には、

いったんザワ…ザワザワ…と

雑音ともに録画される。


その場で必要な

呼び掛けやご注文内容の波形などのみを

高速で解析した。



残りの映像と音声のうち

気になるシーンがあれば、

脳内音声データを

解析しながら帰宅するのが常だった。



居酒屋の客たちが

唾を飛ばしながら話す世情は

行きつ戻りつしながらも

中期的には不可逆的に移ろった。

「まだ大丈夫でしょう~」

「なんとかなるんじゃないですかね~」

「そろそろ底付くでしょ?!」

という希望的観測と、

「やばい、かも」

「マジでやばい、シャレになんない」

「政治が悪い」

という悲観的なニュアンスは、

のちに、それぞれいつのまにか極化して、

決して交わることのないポジションとなった。



楽観、悲観、それぞれ親和性を持つ者が

引き寄せられ

エコーチェンバーのように増幅し

極へと尖鋭化していく様は

今のコロナ禍のSNSにも似て、

禍々しい宗教さながらだった。



今で言う

Twitterのような情報が飛び交うなかで

何が嘘で何が本当かはわからなかったけれど、

それだけ世の中が混乱している、と

いうことはわかった。



それでもあの頃はまだ、

安っぽい盛り場で

「人生に勝った」と

勘違いした、

有名大学生がたくさんいた。

当時の大学生は酒とタバコが好きで、

酔うとすぐ都の西北~とか若き血云々歌ったり

大学名を名乗ってマウントをとったり

ケンカをふっかけていたりしていたな。

バイト帰りに横目に見て、呆れていたものだった。


就職活動用のスーツ代がたまった頃だろうか、

ぼくの耳にも絶望の声ばかりが届き始め

街で遊び回る者も急激に減った。


バイトしていた居酒屋は

安く手に入るようになった

いい食材を活かして

なんとか客を繋ぎ止めようとしていたが、

変わらぬ家賃負担の重さに耐えかねて、

廃業した。


低い自己肯定感のおかげで

バブル前も、バブル後も、

ぼくは、ある意味では天狗だった。


しかし、

本質的にはとても怖がりで、

自信がなくて、

いつも未来が不安だった。


28年経っても、ときどき、

マークミスしてセンター爆死とか、

出願忘れる夢を見るほどの不安がりだ。


同じような悪夢をかれこれ30年見ている。


でも、これが不幸かというと、

そうでもないかもしれないり


おかげで、確実に安全に、

なんでも、

早めに終わらせて確認する癖がついた。

自信がなくて怖がりで、

実家という命綱もなかった、

だから、

進学振り分けも、就職活動も、

周到に備えて、挑んだ。



小さい頃から家ではおまけ扱いだし、

小中高でも軽視されていたからなのか、

自分の価値を低くみていた。


食うには困らなかったが、

かわいそうな子ども時代だった

と思うこともあるが、

人との関係は薄いもの、と思って育ったので、

大きな絶望や悲しみはなかった。

むしろ今時の

親や保育園で

愛され尊重されるのが当たり前、な

子どもの方が

尊重されない悲しみは深いのではないだろうか。




ノートを貸してやることが友情。

いじめてこない人は、いいやつ。

それでかまわなかった。


満足とまでは言わないが、

「現実の友情とはアニメとは違う。

こんなもんだろう」という

達観、諦観みたいなものがあった。


ぼくにとって

妻と息子以外との人間関係というのは、

100円ショップの品のようだったかもしれない。

便利だし無くてはならないし

それなりに大事にはするが

信頼もしない。

壊れても、泣くほど悲しくはない。

規格が合わなくても仕方ない。


淡交……

君子の交わりは淡きこと水のごとし

という言葉をしたり顔で携えて、

座右の銘を聞かれたら答えようと思っていた、

聞かれたことなど、一度もないけれど。

信じられるものは自分だけ。

入れ込まないのが吉。

早々と、染み込んでいた。



だから、遠足のとき、

くじでぼくとペアを組まされたことがショックで

クラスの女の子が泣いてしまったときも、

傷つかずに済んだのかもしれない。






続きます。

【20】
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