これまでのあらすじ
主人公もしおパパは、地方公立から東大卒、丸の内のエリート。
東京は不自然な街だと常々思っている。一粒種の息子もしおには、自由にのびのび育ってほしいという思いが強い。
アンチ中学受験、アンチ私立中高一貫である。
4地方公立エリートの追憶【地方公立卒エリートと中学受験】 - もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT
生物的強者が覇権を握るド田舎、農家の次男。
子供時代から友達らしい友達がいなかった。テレビとKを除けば。
6友達ファンタジー【地方公立卒エリートと中学受験】 - もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT
8東大文III フランス語選択オリ合宿での出会い - もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT
テレビを見るために空気を読み、家事もこなした。
2ちっちゃな頃からエリートで【地方公立卒エリートと中学受験2】 - もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT
県立一高に合格する力がありながら、家庭の事情で家から自転車で通えるNo.2へ。
13地方出身エリートの人権と優越感と劣等感 - もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT
絶対に浪人できない背水の陣、切磋琢磨する相手もない環境で学び、東大文III現役合格。
逃げるように実家を出た。
1992年入学時は、バブルの余韻がまだあった。卒業はバブル崩壊後。
10 バブルは崩壊しているか1992 - もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT
夏休みwithコロナをゲーム漬けにさせたくないという消極的理由ではあったが、もしおに、勉強漬けの同級生受験生を眺めて、自分は幸せだ、いい親で良かったと感じてほしいという願いもひそかにあり、サピックス夏期講習へ。もしおは、SAPIXにはよくなじんでいる。

子供時代の自分と比して、自由に育つもしおの姿を誇らしく思うもしおパパ。
学校嫌い、塾楽しい、そんなもしおを案じるもしおママ。
もしおパパは、私立中高一貫は金の無駄、というのは夫婦の共通見解だと思っていた。
しかし、元来アンチ私立だったはずのもしおママは2020年コロナ対応夏期講習中の朝、ついに言ってしまう。
「中学受験させよう」。
自分の育ちを否定されたと感じて凍りついたもしおパパは、傷付きながらセミの音に誘われ、
記憶の玉手箱をほどいていく。
3夏期講習と裏切り【地方公立卒エリートと中学受験3】 - もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT
4地方公立エリートの追憶【地方公立卒エリートと中学受験】 - もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT
空気を読み合い、話し合いを避ける夫婦。いつのまにか深まった価値観のマリアナ海溝。
夏期講習はもうすぐ終わる。
アンチ中学受験夫婦の一人息子の進路は?
アンチ中学受験、アンチ私立中高一貫の呪縛は解けるのか?
www.asdadhd.jpこれまでの【地方公立卒エリートと中学受験】シリーズ - もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT
【もしおママ編】
親心のダークサイド。中学受験のサポートはできない、だからパ夫から中学受験はしないと言わせたい。でも…同じ悩みをぐるぐるして、自己嫌悪を深めていく。
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