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新たなる一歩【とっちらかり受験30】

【とっちらかり受験30】

前回はこちらhttps://www.asdadhd.jp/entry/2020/04/08/165412


だったら、なぜ?

なぜ、協力してくれなかったの。


YouTubeアプリもWi-Fiも、

使えないようにしてくれたら良かったのに。

私、余力、あったのに。たぶん。

もっと強引に、勉強させてくれたら、やったのに。



あ、そうか、

これだ。

私が、すぐ、親のせいにするからだ。

私が親のせいにするから、

わざと手を引いたんだ、母は。



父は、

受験の結果と責任を一人で背負うのは

かわいそうだと思ったから、

あの手この手で

勉強の楽しさを教えてくれようとしたんだ。


私は、全部、振り払っちゃったけど。



次々に、記憶がゾンビのように押し寄せてくる。


現実がうまくいかないとき、

現実や自己の責任から

目を逸らそうとしてしまうことを、母は、懸念していた。

辛い現実への興味関心を逸らすというメンタルの守り方もあるけれど、

現実を、未来を、劣化させてしまうことがあるよねと

話し合ったことだってあった。


中学受験生の私よりも

毎日欠かさずたくさん勉強して、

「君の人生なのだから」

「後悔しても遅い」

「出来る限りのことをしなくちゃ」

「君のは受験とは言わない」

聞き飽きて聞き流していたパパの言葉も。


「本気で。

あなたなら、出来る」と言ってくれた、

先生の言葉も。


記憶のゴミ箱、いや、

記憶の墓場から復活して、私を追いかけてきた。



私は息ができないほどしゃくりあげ続けながら、

そんなことを考えていたのだから、

我ながら多動だ。


後悔の言葉以外が口から出てくるまで、

どれぐらいかかったか、

私には知る由もない。



母は、ほとんどしゃべらなかった。

背中や肩や頭を雑に撫でていた。

雑だけど、テキトウではなかった。

優しく慰めるというタッチでもなかった。

励ますタッチだった。



私は、

なんか言ってよ!

いつもみたいに笑わせてよ!

優しく慰めてよ!って

軽くムカつきながら、

ずっとワシワシ、ポンポン、ハグハグされていた。






それから数日間の記憶はない。


受験が終わり、

学校に戻ると、

他の子達は、すでに完全に通常運転だった。

第一志望第二志望に落ちたことを話したが、

拍子抜けするほど普通に暮らせたし

私の知らない、進学先の魅力を、

たくさんの人が教えてくれて

ぎゃあぎゃあ泣いたわりに、

私の心の傷はわりあい、すぐに治った。



卒業準備が佳境にさしかかったとき、

新型コロナウイルス対策として

小学校は休校になって、

いろんな行事がなくなった。


とても残念だったけど、

まぁなければないで、

行くかどうか

悩まなくて済んで楽だったな。


それからはほとんど家にいる。


制服が届いたとき、

ああそうだ、

小学生じゃなくなるんだ、

これで斜に構えたキャラから卒業できる。

そう思った。

うきうきしながら、鏡を見た。

制服以外何も違わないけど、

確かに私は変わった。

オンライン授業は、制服で受けてる。



中学受験でちょっと懲りたから、

苦手意識の強かった英語と数学、超がんばってる。

アルファベットも数字も大嫌いだったけど、

誰とも比べずに作業してたら、慣れてきた。

なんだか勉強、楽しくなってきた。



パパや塾の先生が言ってたみたいに

本気になれるかどうかはまだわからないけれど。

新しい一歩、踏みしめてる。


【とっちらかり受験30】おわり



進学先はネットや芸能関係の露出に厳しいので、申し訳ありませんがここまでとさせていただきます。

応援してくださり、ありがとうございました。


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