「もしかして発達グレー研究所」 凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

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英語嫌いではなくつまらないことが嫌いなの~英語壊滅中高生6

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笑いのツボ=価値観にアプローチする

笑いのツボとは、ある意味価値観そのもの。
指導者は、その子の価値観の世界におじゃまさせてもらう必要があります。

ひとりひとり異なるツボに、個別に打ち込む必要があります。
恐らくどなたもぴんとこないと思いますが、当たり障りのない例一応書いてみます。


笑いによって、フリーズ状態・ビジー状態の脳は立ち上がります。
「好きなことしか覚えない、(その記憶力は異常)」という特性持ちさんに嫌いなことを教えるのは至難の技ですが、
好きでなくても笑いがありゃ覚えられるバグが起きるのが彼らの脳。
バグは有効利用しましょう♥️


さあ、生徒さんをふふっ、ってさせましょう。
笑いのツボを想定するため、興味と無興味についてさらっと下調べをしてください。
そして生徒さん本人を巻き込みながら、英文を作っていきます。


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ある日の例

※正直、文で読んでも面白くないです……!


生徒さんがよくしゃべってくれるタイプならばわりとスムーズなのですが、寡黙な生徒さんの場合、アイスブレイクとして、英語に対するモヤモヤを軽くぼやいてみることがあります。

「教科書やテキストは、学習体系としては良いのですけどね」

「アメリカ人は勉強しなくても英語満点なんでしょムカつく、って思ったことがあります!
でも行ったら、英語不自由なアメリカ人が大量にやさぐれてました……」

などと言いながらテキスト開くわけです。
するとこんな例文が。

I go to school.
I play basketball.
I like dancing.

「うわ!
例文からして私を排除しようとしているわ!
……私、これ全部否定文にしたい……」

反応を確認しながらですよ!
こういうやりとり苦手な子には言わないほうがいいと思いますよ。
地雷踏んじゃったもと思ったら、すぐフォロー呟く狡猾さ、必要~。

ともあれ、苦手・大嫌いを緩和するには、好きなこととセットにするのが鉄則。
苦手×苦手=ハードル高過ぎ。

教科書は公立リア充の世界

「英語の例文って不自然だと思うの私だけなんだろーか」って話に、この生徒さん、ふふっと頬が上がりました。

陽キャ(リアル充実、仲間多くて明るいキャラ)の興味に特化してますからね。
嫌味な先生も、京アニファンも、ラブライバーも出てこないで、仲よさそうな男女と初対面の外国人と和気藹々。……ってね。
そんな異次元世界で交わされる言語は心理的に遠過ぎて、学ぶ意味を感じません。

しかも、面白い小説やマンガにさんざん浸ってきている子は、例文にも、世界観の合致やオチを求めがち。
教科書的な英会話文のわざとらしさ 空虚さにドン引きするのも無理はありません。


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例文アレンジをしましょう!

「いきなり初対面から打ち解け合うって設定に無理あると思うのよ、おばちゃんは」

「playing soccer とか dancing、partyに興味持てないの私だけ?」

「likeちゃうわ。don't likeだわ、とか思っちゃう」

とか呟きながら、
主語か目的語を変えて、少しでも興味の持てる文にします。


Hi. I‘m John.では全く興味が持てなくても、

Hi. I‘m 悟空. → オッス!オラ悟空!

I‘m ドラえもん.→ぼくドラえもん!

と声真似しながら勉強すると、抵抗感が緩和できる……(古典マンガ好き、聴覚過敏で声真似得意なケース)


I like playing tennis.では脳が閉じてしまうのに
I like playing 任天堂switch. だとついてくる……

I do homework.はぴんとこないけど、I don't want to do homework.ならかえってすぐ覚えてしまう……

その子によっていろいろです、ぜひ、宝探しのつもりで、ツボを探ってあげてください。


主語を好きなものに変える

先にも書きましたが、例文の主語を、適切な人物にするだけでも、英語に対する悪印象が緩和されることがあります。

This is a cat. に興味を持たなくても

ドラえもん is a cat.

は聞いてくれたりするという現象です。


not A but B、つまりAではなくB、という文も、そのままでは知らんがな、です。
サッカーかテニスかとかだとぴんとこない。そんなとき

ドラえもんis not たぬき but a cat.
ドラえもんは、たぬきではなくネコです。

という例文なら記憶に残る、みたいな現象は無現にあります。
使いまくります。

ここでつい、たぬきという英単語や、日本語であるたぬきに不定冠詞を付けるべきかなど、緻密に教えたくなるかもしれません。

が、本人が知りたがらなければ後回しで。たぬき……a raccoonだっけかーと呟くぐらいならいいですがね。

正確な知識は後回し!

親御さんがサポート役として例文をお作りになるとき、文法や綴りが間違っていたらどうしようと思われるでしょう。

わかります。
教える以上、完璧な知識が必須な気がしてしまいますよね。

確かに完璧な知識に基づいた指導が必要なフェイズってあります。
でも、ボトムアップは、知識グダグダ指導者でも、謙虚でさえあればできます。

「教える」というスタンスの大人に対しては、上から目線なわりには無能……という厳しい目と感覚を持ち、心を閉じてしまう子でも、

「知識ガバガバでごめん、でもあなたと一緒だと楽しい」
というスタンスに徹する大人に対しては、寛容さを示してくれると感じています。
かえって、間違っていても恥ずかしがらずに言って良さそう(この人も間違えるし)、と思えて、トライアル&エラーの勇気につながるようです。


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英語嫌いではない!つまらないことが嫌い

英語……と聞くだけでげんなりしていた彼らのほとんどは、実は英語嫌いである以前に、
つまらないことが嫌いなのです。

自分の日本語や興味を反映した英文が生成されていくことは、楽しんでくれます。

楽しさがあれば、耳が、脳が、最大能力値近くまでいきます。


英語を使った楽しい経験って、外注すると高いですよね。

が、
家に落ちてるマンガの主人公や、学校の先生を主語にして親子でおちゃらけ合うのはタダです。
お得大好きおばちゃんのオススメです♥️


読んで下さりありがとうございました!もしかして発達グレー研究所でした。