繰り返します、体系的な学びは横置きするという選択肢を持ってください。
作戦はその子によりますが、ざっくりこんなかんじになるかと。
・不安を緩和する。
・手っ取り早く、効果をつかませる。
・勉強したら成果が上がったと思い込ませる。
・この人の言うこと、楽しい!聞く価値あるわ!という思い込みを作り、聞く耳を作る。
思い込みで間違いやすい性格、楽しいと思うことにとびついて、やるべきことをほったらかす特性を逆手に取るのです。
王道なんて通れない!
私の大好きな、とっちらかってる系ティーンの場合、王道を踏襲して大丈夫なのかどうか、都度確認が必要です。
嫌いなことを、嫌いな方法で繰り返すとき、大嫌いになるリスクを負わねばならない子達がいます。
ちょっと大きすぎるんですよね、そのリスク。
ひどすぎる点数のときはまずは救命です。蘇生です。
質のいい笑いや感謝は侵襲性が低いので、英語を媒体として笑う経験をしてもらってます。
大人は、英語(苦手科目)を介して笑いを共有することと感謝することにリソースを割きましょう。
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ばかばかしい、そんな暇があったら自己研鑽するわ!という意識の高い親御さんへ
確かに笑いも感謝も、マネタイズが難しく、自己実現最優先主義の時代にそぐわないかもしれません。。
でも、ささやかな日常に、笑いや感謝を添える力は、美貌や知性やお金を稼ぐ力よりも、普遍的で、劣化しにくい魅力ではないかと思います。
ブログではわりと真面目?なおばちゃんですが、リアルでは、笑いの質と量を追求しています(笑)。
家でも、職場でも、義理実家でも、PTAでも、老人ホームでも役立ちます。
人をほのぼの楽しい気持ちにさせてくれる人は、あとは人間関係を選ぶ知恵さえインストールしてあれば、多少ポンコツでも、笑顔に囲まれて過ごすことができます。
人生折り返し地点です。ここから練習するのも悪くないと思います。
個別指導者の戦略~体系的な学びは横置きせよ!
とっちらかってる赤点勢には、LD疑いの子の学習サポートの手法を一部用います。
参考
www.asdadhd.jp
いきなり、平均点や、「英語好き」を目指させるのは、無謀です。
ましにしていく、というのが基本方針です。
ましにする過程を大切にしましょう。
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笑いの効能
おそらく、もしかして……なお子さんたちは、あまり笑わないか、よく笑うか、はっきりしているのではないでしょうか。
笑う子はもちろん楽しく笑わせてくれる人笑ってくれる人が好きですし、あまり笑わない子も、笑いのストライクゾーンが狭いだけで、楽しく笑わせてくれる人のことはすごーーーく気に入る傾向があります。
彼らは通常長いものに巻かれにくく、てこでは動かないですが、価値観を寄せてもらって笑い合うとこの人楽しい!ウケる!とうっかり思い込んでくれやすく(笑)、後先考えず飛び付いてくれたり、こだわり始めてくれたりします。
衝動性、謎のこだわり特性、脳の報酬性など、発達障害傾向ならではのバグのおかげで、こういうことが起こります。バグ技ばんざい!
笑いや笑顔には、脳の負荷を下げ、脳を元気にする効果があるようですね。
頭部の血流も良くなりますしいいことずくめです、シワ増えるけど、それは笑顔シワ。誇りましょう(笑)
この手法で、一番、要となるのは、指導者の笑わせセンスです。
お子さんの笑いのツボを踏まえて、どれだけ寄せていけるか。どれだけ引き込めるか。
簡単なことではないですが、お子さんの興味や笑いのツボにアクセスしやすいのは、親御さんですので、やってみる価値はあります。
もし親御さんご自身ができなくても、個別や家庭教師の先生に
「うちの子はこういう話題が好き」
「この話題を英語の例文にできたらありがたい」
みたいな情報をお伝えするのはおすすめです。
笑いを提供してくれたり価値観を共有できたりする指導者と学ぶと、脳が、笑うのが楽しいのか、価値観が合う人との関わりが楽しいのか、わかることが楽しいのか、英語が楽しいのか、混乱して、
「笑う楽しい、価値観合う楽しい、英語楽しい」と思い込みをしてくれます。
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笑顔は世代ギャップを超える
パパママ大好きな子供時代ならともかく、思春期に、不機嫌な親と、マイナスをゼロにする作業をさせられる……とかリアル地獄です。
お互いのためです。
騙されたと思って、笑いの力を借りましょう。
脳を騙すのですから、正攻法ではありません。ブレイクスルーはないかもしれません。楽しくなくてもやらなきゃいけないことだらけですからね……
蘇生のための現実的な処方として、おばちゃんは笑い(と、ケースにより直接課金、好みの先生、苦手科目の学習目的でしかなど)を推します。
具体例に続きます!
読んでくださりありがとうございました!もしかして発達グレー研究所でした。