「もしかして発達グレー研究所」 凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

進学塾と模試13サピックス グノーブルとの決定的違い~苦手科目で背伸びさせる理由と効率の弊害

こんにちは、ただのおばちゃんです。つづきです、長いです。ごめんなさいね。


苦手科目で背伸びさせる?

あれ?おばちゃんは、苦手意識あるなら下を見せたほうがいいって言ってたじゃん!
って熱心な読者さまはお思いでしょう。
ありがたい。

そうです。ただし何事も諸刃の剣、ですからね。


5年末までは、得意科目の好成績に引っ張られ、苦手科目を現状の能力より上のコースに投げ込むという獅子千尋的集団指導メソッド。

これ、危なっかしい子(発達障害風味含む)を持つ親のサポートを引き出す絶妙な戦略なのです。

補ってあげたくなる親心

全科目ほどほどな成績取れる子いますよね。
いわゆるバランスのいい子。
親としては良くも悪くも
「この子の能力はこんなもの」と思い、納得しやすいです。
もちろん計算ミスもったいないっ!諦めるクセ直させたい!みたいなのはありますけども。


一方、発達障害かなというぐらい激しくダメダメな科目と、ゴリゴリに出来てる科目がある場合、

「これはやばい!!!!!
特定科目に足引っ張られて、苦手が背伸びコース、得意が難度低いコースだなんてアーカーンー!!!!
相応なコースにいさせなければ!(=苦手を埋めなきゃ!!)
親の責任で!!なんとかせねば!」

我が子の得点バランスが悪い。
そんなとき、真面目で有能な保護者は、凹埋めに力を注ぎたくなってしまうのです。

我が身を投じてでも……
美しきは親の愛……(うざいときもあるけど)


おばちゃんは不真面目でFランなのでそんなできませんけど(サピックスのテキスト1年生の時点で、さんすう解けなかったyo!
でも出来る人から習うより、出来ない人にほげーあなたすごいねぇ♥️と言われる方が向いてる子もいるよ!
……言い訳?
いや、佐藤ママだって、全然解けないっておっしゃってましたよ、名選手と名コーチは必ずしも一致しないのよー ←やはり言い訳)。


中学高校でも活きてくるんですよ、
労力と時間を配分して、各科目の得点を、中央値等 授業する先生が想定している層に寄せていきつつ、全体を伸ばしていくってやり方。

学校はいろいろですが、原則として最難関付近は
凸凹はウェルカム。
それでも、できれば自己調整できる子、必要に応じてウチの集団に寄せていける子をちょっと多めに採っておきたいんです。
でなきゃ集団指導大変すぎるもん。


つまり、科目間格差があっても、入れる枠はある、
あるけれど、より狭き門となるわけです。

科目間格差が大きいことの危険性は、ほとんどの難関大学入試でも目立ってきます。
東大医学部(理科III類) 京大医学部を除く国公立医学部受験なんて凸凹あるやつぁいらん、っていうのが明らかでしょ。。


ですから、
サピックスのコース決めによって
「バランスの大切さ」体感しておくこと。
重要なんです。
たとえそのとき自覚できなくても、いつか大学入試の模試受けたり、浪人でもしたりしたときにふっと脳裏によぎるはずです。

凹埋めの重要性に グノーブル親子よりも早期に気付ける仕組みになっているのは、このためです……って、
勝手に妄想してます!

もちろん、気付かない子がほとんどですよ!親が気付いて、日々、刷り込むから子どもも気付けるの。
それでも気付けない勢の親御さん、泣こう、一緒に……


得意な科目で差がつきにくい、難しすぎるor簡単すぎる入試であれば、せっかくの凸は評価されにくくなります。

足切り、この場合科目ひとつでも一定基準に達していない子を評価対象から外すという、アンバランスな子を阻む結界を張る学校もあります。
科目間格差がひどい子は、たとえ総合の偏差値が足りていても落とされる傾向が顕著みたいです。
(噂では、慶應中等部女子、女子学院、雙葉、筑駒、筑附等)。


得意不得意の差が激しい子にとっては残酷なようですが、評価の枠からはみ出た子に合格を出すのは、学校運営上、基本的に非効率ですからね。

だから、受験する側も工夫します。
評価の枠からはみ出したことしてる暇があったら、評価枠範囲内の凹を埋めよう、となります。

たとえば小学校入試。
バック転の特訓をするより、でんぐり返しレベルの技の精度を高めて、ペーパーと面接の対策をしたほうがいいですよね。受験のためであれば。
あ、余計ぴんとこないか……すみません。やめよう。


また、国語が凹な子は、苦悩や不平不満を言語化することの有効性を知る経験が圧倒的に足りていない傾向があります。
背伸びさせ、悩ませる……そこに大人が、葛藤の言語化を手伝うという形で助け船を出しますと……
感情のコンフリクト(対立)と、コンフリクトの言語化により 緩和を経験させることができて……
言語のご利益(ごりやく)を知り、読解って使えるなぁと思えるようになり……興味がわき……国語学習効率が上がります。

解決できず、くっそ!くっそ!!と思い悩む中でも、ほどよく懐疑的で批評的な、難関受験国語向けの読み方への親和性が高まるって算段です。

……ま、みんながみんなそう都合よくは行きませんけども……。


反対に、算数が凹、国語が凸の子はどうでしょう。
年齢相応の客観視さえできれば、あとは持ち前の高い言語思考力によって
「まずい、算数がダメで全体の足を引っ張っている。では算数をやろう、苦手なこの単元をやろう」
と状況把握と対策ができます。

本気にな れ ば 間に合う、と塾の先生が見込むのはこのタイプ。
本気にならないかもしれないし、
なったとしても遅いから、親はやきもきするけどね!


広告

一番気を付けたいのが、国語凸すぎて、客観視が進みすぎる子です。
頑張っても、結局みんな死ぬじゃん。みたいな子ね。

「諸行無常……受験は風の前の塵に同じ……」
「ルソーは言った、全てのものは自然に還れと……」
「無……」
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァアアア」とか呟き始めてしまう小6ッッ。
ほんとにいるからね。


そこまででなくても
「私は物理数学がダメダメだから私大文系にするわ」
とか思い込むまで、秒よ。秒。

中高で理系科目一切やらないとか平気ですから、彼ら……おかーちゃん生きた心地しないよね……泣きそう。


ともあれ。
わからないままこどもだけで勝手に走ると、時間配分やら勉強のやり方がまずいまま突っ走り、自爆事故起こしがち。
バランス取らない子の凸と凹の乖離は、誰かが食い止めないと極化の一途ですからね。

だからこそ、子供の安全第一の親御さんは、安全管理せずにいられなくなるんです、
これはもう、車道に飛び出そうとする幼児を羽交い締めにする親心と変わらないです。

「サピは親が必死」などと揶揄されますが、だって幼児なんだもん必死にもなるわ!
あっ、バランス感覚のいいお子さんなら、放っておいても自動的に整いますから、羽交い締めしないでね。


苦手科目を底上げし、4科目のバランスを整える、これ受験合格力の土台ですよ。
土台あっての、「強み」。

ほんとのことを言うとね、最難関付近はじめ、4科の成績のバランスいい子の方が珍しいです。たぶん。

けど、
なんとなーく
「みんなはバランスいいのにうちの子だけバランス悪い」、と親が誤解しやすいのですよ、
4科目共通のコースだとね!!!

さすがに新6年になったら、親もお子さんのアンバランス得点のリスクに気付けていますから、そこからはGnoble同様に理系文系でコース変えます。
授業点で、文系理系それぞれ、 難度の過不足のない授業を受けることになります。
(グノーブルは、文系科目と理系科目のクラスを、テストの成績で分けています)

中学進学後や大学受験まで見据えて、獅子千尋方式をとっているのですね。

うまくできてます。享受しようね(自戒を込めて)。

目指してみる?アルファ1という楽園

上のコースに行けば行くほど、小テストもテキストもプリントも早く終わります。

特に、複数アルファがある校舎の一番上のコース。α1 通称アルワンには、
アルゼロと呼ばれる、青天井勢、てっぺんへばりつき勢がいます。

彼らは園や小学校で浮きこぼれてきた分、
やっと出会えた仲間を大切にします
、不器用だったりもするけど。

彼らの待つ花園は、ふんわりした雰囲気と知的な笑いでいっぱいです。
(ふわふわしてない年や校舎もあるみたい!
必死さによるんだろうな)

アルファ1ではなくても、ひとつ上のコースで、わいわい笑っていたい。
でも、苦手科目から逃げていたら、入れない。
こうして、子供ながらに、バランスを整えていく必要性を感じてくれることもあります。

※感じないかもしれないし、感じるだけでは勉強しませんけどね(笑)



まとめ

以上、進学塾と模試8から長きにわたり集団の学習効率のあげ方を綴って参りまして5つめ 「家庭の教育力を引き出すから、集団の学習効率が高まる」でした。

まとめると、
サピックスは親が大変、という風説の追い風もあり、苦労を苦労と思わない親、気力体力、資金力、精神力いずれかのある家庭が集まっている現状を前提として、個別対応が施されている子がけっこう多くて、親ノータッチもいるけど多くはないと言えます。

仕事上、勉強が必要な親も多く、「親子で勉強する」ということが「監視。かわいそう」「家でまで!面倒くさい」ではなく、親にとっても子にとってもわりと自然なおうちの子が多いかもしれません。

ほとんどの子は自分でテキスト管理や得点バランスで不具合を起こすため、親がテキストに触れたり、凹を埋めてあげようと思う機会が多いのが特色。

テキストの片付けが、奇しくも、親御さんの当事者意識を育んでいて、落ちてゆく我が子・立ち尽くす我が子を看過しない親や問題解決能力の高い親の参入・介入を促す要因となっている。

…こんなとこですかね。

頑張りやさんで子供思いな保護者の多くは、なんとなく手をかけてあげないと、ささやかな罪悪感を抱くのでしょう。
「親ががんばってブーストかけられている子に負けたら、かわいそう、申し訳ない。忙しいけれどせめて人並みに手間隙かけよう」という感情が湧くようです。

えっ、そんなにできないって?
ええ、私もです。

まーでも勉強って素敵なことだから、勝ち負けで白黒にしちゃうのもったいないよ。という言い訳しながら、のらりくらりとサピ親してきました。

こんな親でもオッケーオッケー!
集団についていかせるために知恵を絞る、有能な親たちのおかげで、
「ばらつきの少なさから来る、承認の与えやすさ」が担保され、集団の学習効率が上がるようになっています。
ぜひ謙虚な姿勢で、利用させていただきましょう、我らがダメ親連盟の構成員は。

ブーストかけてあげられないからってがり勉批判とか、マナー違反よ。烏滸がましいよ。
手間隙かけてないカジュアル受験の家庭もたーーーくさんいます(目立たないだけ)、臆せずどうぞ♥️

サピックスメソッドの弊害

発達凸凹扱いがうますぎる。
一言でいうと、これかな。
先生たちもお仲間感ありますよ、ADHD風味もアスペルガー風味も一般社会より濃度高い、絶対(笑)。

あ。以前も書きましたけど、
凸凹っ子、牛後、背伸びした学校入っていいと思います。
「やっべーーー!!」と思わないと勉強しないなら有効だと思います……

実力にゆとりを持って、鶏口になること狙って入学する凸凹さんは、中1でいきなり油断からスタートするのが定番です。

深海保安係は、むしろ、牛後した凸凹さんではなく、鶏口入りした凸凹さんなのでは?
一方、普通にバランス機能がある子は、心配せず、牛後入って大丈夫。
深海は、鶏口入りした凸凹っ子が代わる代わる守ってるので……。


さて、これを踏まえて。


教室の掲示物に目がついつい奪われる子も、
小学校の先生に対して知識面上回ってしまっていることを隠せない子も、
忘れ物ばかりの子も、
切り替えが下手で休み時間を引きずる子も、
授業中じっとできなくても、
授業中先生を私有化してしまいがちな子も、
1対1で見てもらえないとやる気がでない子も、
楽しくなければ一切!やらない子も、
科目の得点バランスがガッタガタな子でも、
SAPIXと親御さんのコミットによって、上昇気流に乗せてもらえてしまうのです。

そして、サピックスを卒業し、思春期を迎え、親御さんのコミットを受け付けなくなるとき、上昇気流に乗りきれなくなったとき、

着地方法を知らない……

ってなりかねないです。
ですから、
発達障害風味、ギフテッド風味、2E風味、HSC風味のお子さんをお持ちの親御さんは、
是非、
「目標の上方修正と下方修正」両方の大切さを刷り込んであげておいてください。

よく燃え尽き症候群とか伸びきったゴムとか言われます。
そもそもサピックスがなければ燃えもせず、伸びもせず、だったわけですが、
やはり悲しいではないですか。

特に、比較優位(所属集団におけるよい順位、偏差値)を脳のごちそうとしてきた子は、難関校に入って、
坂道を転がり落ちるように成績コロコロコロコロ落ちます。
そらそうよねー。

スポーツや芸術系を本気でやってた子が強いと言われるのは、
たとえば区大会で無双してたのに、
都大会で爆負けを経験していたりして、
上のステージきたらそりゃ立ち位置変わるよな、って感覚があるので
腐らなくて済む、っていうのがあると思います。

挫折経験の克服は、打たれ強さにつながりますし、
「こっから!こっから!」みたいになりますけど、
勉強一辺倒で上り詰めてきた子はどうしても、
挫折……ってニュアンスが「終わり」に近いととらえてしまいがち。
だからなかなか抜け出せない。


そんなこんなで、最難関付近は、定期テストの成績で生徒を煽らないようにしてます。

それは比較優位、比較劣位で脳が刺激され過ぎてしまう凸凹さんたち、
親からほめられすぎてしまった凸凹さんたちにとって
本当の意味での自己肯定感を再構築する時間として機能しているようです。

比較や競争から少し離れて竜宮城で過ごす時間、目標や自己イメージの下方修正、
それが発達凸凹のほのぼのしなやかメンタル育成に必要なのかもしれません。

はいおばちゃん 難関深海魚肯定派www


サピックスが集団の学習効率をあげてきた理由5ヶ条

www.asdadhd.jp

シリーズで読んでくださった方、
同調圧力という支配メソッドを用いなくても、一斉指導が成立し、SAPIXがSAPIXであることができている理由、お分かりいただけたと思います。

先生やコースの子達と知的なやりとりを楽しみ、家や学校ほどには叱られない(笑)
上のコースがそういうサロンのような空間ですから、楽しそう、がんばりたい、上へ行きたい、上のコースに居続けたい、という感覚を、個性的なひとりひとりに感じさせやすいようです。



「塾が大好き、塾の先生が大好き」これはサピックス生だけの話ではありませんが、サピックスは特にこの傾向が強いと言われます。

実際、そうだろうと思います、でも全員にではないです。
頭が良すぎて、小学校の同調圧力下でつるし上げをくらっているような子、保育園幼稚園で浮きまくっていた子は、家族以外からの承認に飢えがち。
こんな子供たちにとって、双方向型の塾は、ひとりひとり承認を受け取りやすい環境です。


いわゆるフツーの子達は、他の子が怒鳴られても苦にしないですし、テストの出題ミスでやる気ゼロになったりしませんよね!
それなら、間口が広く(入室テスト無料、初期設定安い)、同じ学校の仲間が高い比率で通っている地元の早稲アカのほうが楽しく学べるかもしれません。

コース昇降のストレス?

そらまぁストレスはあるでしょうけれど。
あんな楽しそうに行って帰ってくるところで与えてもらえるストレスは、成長につなげるべき宝でしよ。

好きな居場所になっていれば、嫌なものにも削がれにくく、たくましくなりますから、コース昇降のストレスいいんじゃないのと思います。

そうでなければ、ケアが必要でしょうね。

どんなにいい塾でも、抜毛、チック、無気力など、受験時期のメンタルダメージはあるあるです。

メンタルのことについて親の知恵を子に授けたり、意見交換したりしておくことは、一生ものの宝になると、おばちゃんは考えています。

効率がよすぎることの功罪

NN模試のことを書こうと思っていたのに、長々とサピックス礼賛ブログ語ってしまい失礼いたしました。


サピックスは、集団の学習効率をあげる5ヶ条が見事に機能しています。
サピックスに賛否両論が耐えないのは、サピックスの学習効率が良すぎるためです。

子供に向上心がなくても、SAPIXと親の絶大なサポート力によってうっかり 難関に受かってしまうという、自損事故が頻発します(笑)

これがいいのか悪いのか?……この弊害を受け取らないことができるのか?
ということも含め、それぞれの価値観でご判断くださいね!
石の上にも三年、と考えてもいいですし、転がる石にはカビが生えないキリッってことで日能研で3年生、4年生早稲アカ、6年からサピックスと早稲アカとSPICA、でも、親子が納得できればいいと思います。

ただ合格だけを結果として据えるのは心配です。
受かっても落ちてもインパクト大きな経験となります。凸凹脳に適した衝撃かどうか、おとしどころの設定など、お忘れなく。

我が家は、といいますか、私は、塾でお友達ができて、浮きこぼれず、いじめもいじめられもせず、変でとても素敵な先生に出会えて、にこにこ楽しく通えて、ちょっと知的に成長してくれていれば、こんな幸せなことはないと思ってます。

こんなおばちゃんでよろしければ、トークしましょう。
受験のあれこれ、発達のあれこれ。一緒に笑って泣きましょう。

www.asdadhd.jp

いろいろ書いていますので是非ご覧ください。
www.asdadhd.jp
www.asdadhd.jp



お帰りはこちらへ、ほかの方のブログが読めます♥️
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村