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なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

進学塾と模試7宿題提出を課さないサピックス兵法

こんにちは、ただのおばちゃんです。
サピックス内輪ネタなので、ご興味ない方は発達障害と中学受験についてのまとめをご覧ください↓
https://www.asdadhd.jp/entry/2018/12/23/160805

SAPIXでは、小6は火4時間、木4時間、土午後6時間。
これに加え、 9月からは日曜日11時間前後(※ごめんなさい情報古くて。今は10時間弱)、サンデーサピックス特訓 通称SSが始まります。

SSと言ってもナチスじゃないです。

今日からかな。


特訓や講座と名の付くものは、自動引き落としではありますが、期日までに申し出ることで、お断りすることが可能です。
デフォルトで決まってる、というのは悩む必要なくていいですね。
冷静に選びとれるワケないですから。

ちなみに6年生の授業料は1時間1700-2000円くらいです。
アルバイト講師の時給は3000円からで、鉄緑会と同じ業界最高値を誇ります(あ、四谷大塚や早稲アカで営業頑張ればもっと行くかも)。
他の最大手塾より拘束時間が短いので、フルで取って総額年間で130万。
ちょーど奥様がパート出ると稼げるぐらいなんだよな~設定がうまいよな~。

ちなみに夏休みは28万円。ぎょっっ!!
ま、家族でリゾートでだらだらしてたらそれぐらい軽く使ってしまうので、それを考えたら、いいお金の使い道だなと思うわけであります。

(早稲アカは基本料おさえめ、参入障壁低いですが、なんだかんだで言いくるめられがち。
志望校別NNとか選抜とかの難関向けやら、土曜日のYTネットやら、10万とかする勉強合宿やら、言われるままですとサピックスより高くつきます)


親御さんはこんな主観的ブログ読んでないで気分転換しておかれては……(笑)。

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集団の学習効率を上げる5ヶ条、続きです。

3つめ、

宿題提出を全体への義務としないこと

※出させることもありますよ!!
サピックス全校舎統一で遵守されてるというわけではないので。


打倒サピックスの早稲アカは、ホームページなどでも、宿題提出をとても重要な指導と位置付けてアピールしています。
当然、かつての東京圏中受の覇者、四谷大塚、日能研もです。

ところが、東京の中学受験塾で一強の座にあるサピックスは、宿題提出を強制してないんです。ほぼ。
そもそも。宿題と言わない。「家庭学習」「授業の復習」という呼び方をします。


単なる王者の余裕、自己責任論者、冷たい、ドライ……そんな一面的なことではありません。

これ、実にサピックスらしい兵法であり、持続可能な学習環境という目標につながるポリシーなのです。


もちろんひとりひとりは、効果的な家庭学習をしたら伸びます。
ですから、授業においても保護者会においても、家庭学習でする問題、優先順位は明確に示してくださっています!

数の感覚を高め、維持するための、日付入りの家庭学習専用教材もあります。

家庭学習をやって提出した子は先生にこそっとほめられたり、授業で活躍できることが増えたりして、メリットを受け取れて報われるようになってます(やってない子は気付かないことも……)。

クラス単位 校舎単位で家庭学習の提出を強制することは私はほとんど聞かないです。
やっておいてください、強制ではありません。飽くまでも任意です、必要な人は、云々とすることがほとんどなのではないかと思います。

※一部の生徒争奪戦のシビアなところなど、校舎・講師により対応はさまざまです、っていうか、課す人は課します。
私から見えている範囲は狭いです。違ったらごめんなさい。情報お寄せください。校舎と室長名、できれば学年とかブロックも教えて下さい♥️



保護者からは、宿題提出は義務とガツンと言ってほしい!、なんて声もあるはずなんです。

そういうときは個別に声かけで対応することが多いみたいです。
宿題提出を促されることによって先生のことを疎ましく思うようになってしまったら、その子にとっての授業の効果は激減しかねないので副作用リスク考えないといけませんけど……
まぁそのへんは親御さんが先生と裏工作してね。

ひとつの家庭の希望で、全体やコースごとの大きな変更を行うというのは、私は、のべ9年間、経験ないです。たまたまかもしれませんが。



宿題提出を義務化すればいいのに。
そうすれば、宿題する子も、出来ることも、
もっと増えるのに。
なぜ任意?サピックスは伸ばす気なくて、出来る子だけ残ればいいって考え方なんじゃないの?
と思われますでしょうか。


いいえ違います。もちろん楽したい気持ちがある先生もいらっしゃるでしょうけれども。

宿題提出義務化をしないのはなぜなのでしょう。

私の妄想ですが、サピックスに吸い寄せられやすいキッズの性質が関係していそうです。
勝手に考察を進めます。

どんなにきつく言っても柳に風、理由を聞いてもしずかなること林のごとし、絶対に宿題を出さないこと山のごとし、クラスの雰囲気侵掠すること火のごとし、無駄に風林火山な子がいるという大前提

全員義務化、って、かえってトラブルのもとなんですよ。
誰かしら、なんやかやの言い訳こねくりまわして義務を放棄するなり、答え写すなりするの。

宿題提出義務あるのに出していない……この影響を見ていきましょう。

他者への影響

集団にこういう子がひとりでもいると、どうなるか?
集団の士気は、どうしても下がりやすくなります。
どーせ……って雰囲気が蔓延します。
あるいは、先生と集団のイライラ、モヤモヤ、攻撃性が増します。

これ、学校がまさにそうでしょ。


自分は親に義務だからやれと怒鳴られ、怖いから、不愉快だから、それから逃げるために仕方なくやって、なんとか持ってきたのに、

のうのうと「宿題忘れましたぁ」と言ってる、そんな子がいたら?

先生は、宿題やらされて来た子が家で受けてる圧力以上の制裁を加えなければ、
先生!もっと怒ってよ!って空気が蔓延しかねない。

かといって、怖い親ランキング1位より怖くなんてやってたら、コンプライアンスもクソもなくなってしまいますよね(ええ、ええ笑)

企業として問題になっちゃいます
(そのレベルで激しく怒ってくださる先生はいらっしゃいますが、それは他の生徒の学ぶ権利を著しく侵害する子に対してです)。

会社員には無理。
となると、いわゆる、示しがつかないってことになります。
先生は、言い訳の聞き取り、理由の妥当性の判断、忠告、警告、取引、叱責、……それらの言動をコントロールすることに、限られたエネルギーと時間を浪費せざるを得なくなります。
空しさも感じます。


もちろん、提出しない子のなかには、先生の声かけや叱責で気持ちを入れ換えて、義務を果たすようになる子もいます。

でも、そこに至るまでに、他の生徒たちが、ものすごく不穏になるんですわ。


しかも提出義務果たさない子が成績よかったりしたら……

宿題こなした子たちは、なおさら面白くありません。
自分の努力はなんだったんだ、努力なんていみないじゃん、正直者はバカをみるのか、
いや、あいつは生まれつき頭がいいんだ、それに引き換え僕は私は、……どうしても、勉強以外のことに気持ちがズレて、クサクサしちゃいがち。


これでは勉強に身が入るわけありません。

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塾のあと親に話す内容も
「今日も○○くんは宿題やってこなかったよ!」
「○○くん、今日は提出してた。宿題うつしただろ!って叱られてたけど絶対に認めなかった」
「あーいうのはダメだ、迷惑だね」
「最低」
そんな記憶の定着作業を毎回毎回ですよ、要らないよ。


宿題提出を義務付けるときは、やった子が気分よく、やらない子には やらせる、これを徹底せねば憎しみや不満のタネにしかならないのです。

徹底できないならば、次からはやって来なさいねというアプローチの繰り返しのおとしどころを懸案せねばなりますまい。
しかしなかなかそれは難しいです、最終的に、強く叱るか、居残りさせて目の前でやらせるかしか、ない。

なかには、宿題やってる子が、自分の点が低いのを親になじられ、苦し紛れに「先生が宿題忘れた子を叱ってて、それで演習時間足りなくなった!」なんて、なりそうです。
それを聞いた保護者は塾にクレー……

いや、もうやめよう。生々しい。

宿題しない本人への悪影響

では宿題圧にも絶対に動じない風林火山な子に、うっかり宿題圧をかければ、どうなるでしょうか。

答え写しに貴重な時間を費やし。
嫌なことは、チートでやり過ごそう。
ということを、暗に勇気づけてしまう。
これこそザ・誤学習。

ま、ひとり静かに誤学習している分には自己責任で片付きますが、実際には、だいたいまわりのストレスを増幅させ、そのフィードバックを受けながら生きていくことになります。


サピックスのように任意なら、真面目にやって出す子は、オプションの善行をしているということとなります。
「自主性」をほめられて気分よく取り組むようになります(家庭学習のやり方がポンコツだったら、別よ!)。

宿題しない子が叱られている時間、、耳塞いだりぼーっと眺めたりして待つより、問題児の存在を許容しやすくなります。宿題しない子に説教する先生の声を聞かずに済みますしね。

損させられたという感覚ではなく、復習授業で得するようになってるからでしょうかね?



先生も、「絶対にやらない子を含む集団に、義務を果たさせ、学習意欲を高める」という無理ゲー・チャレンジしなくて済みます。
授業時間確保、ストレス最小限で授業開始、生徒の様子に集中できる、生徒たちは先生を憎まなくて済む、生徒たちの学習効果上がる……という案配です。

クリアでしょ?(あ、そうでもない?)


宿題提出しない子がいなければいいのに!と思われますか?
いえいえ、彼らがいてくれなければこうはクリアになりません。
その子(うちの子か?)に感謝したいくらいですね。
みんなが宿家庭学習を提出するなら、やるの当たり前!やらなきゃ!叱られる!恐怖支配が成立するだけです。

浮きこぼれも頑張りやさんもサピックス

このように、サピックスには、押しても引いても脅迫しても絶対出さない子は存在するという前提。
経験則があります。

(しつこいですが、義務にしないとは限らないです、担当講師により、提出義務化もあります。)

ホント大事なことなので繰り返しになりますが。

同じコースである時点で、生徒たちの成績上は同レベル。
ですが、意欲や、生まれつきの素質、家庭学習の負荷、家庭学習にかけているリソースは、全くのバラバラ。

宿題提出を義務付けなければ、これらのばらつき加減が、子供達にはわかりません。
得点力によってコース昇降がなされるのみ。


冷たいようですが、これこそ、宿題頑張ってもなかなか伸びない子の気持ちを折らない工夫であり、
宿題はしないけど知識定着は出来てる子を潰さない工夫であり、
宿題しない子の気持ちも、宿題する子の気持ちも、宿題させられてる子の気持ちも、サピックス講師から遠ざけない工夫なのです。

なんかこう、「兵法」ってかんじですよね。


この方法だからこそ、
義務でない=やらない、提出しないという子も、義務頑張る子も、宿題を出してほめられて安心したい子も、それぞれムカムカモヤモヤを最小限に、ゆるく共存しやすいのですよ。
宿題提出を強制しない、これこそ、サピックスが楽しい場所であり続けるための最大の作戦かもしれません。


宿題を出す習慣は、別件で付けてください!

お父さんお母さんはたいてい、家庭学習と呼ばれる宿題をやらせたい。そりゃそうだ。

でも子供は「しゅくだいは(義務では)ない、任意って先生言ってたキリッ」とか言うので、
家庭学習やりたがらない子を持つ親御さんは、ヤキモキしますよね。

そんなとき、嗚呼!宿題に厳しい塾にしておけば、宿題をきちんと出せる子になっていただろうに!!、という思いが脳裏をよぎりがち。


でもね。お母さん。お父さん。

宿題を義務付けるのは簡単なのです。
(早稲アカだって小学校だって、提出はさせてるし出さなければたしなめられたり叱られたりするけど、本当にやったのかを確認はしてるとは限らないです)
でも、そのあとのケアが困難をきわめます。

義務の不履行って、する子はもちろん、まわりも、地味にメンタルそがれるんですよ。
ボディブローのようにあとから効いてきます(さすがのおばちゃんも、あとから効くボディブローくらったことないけどね!)


宿題するの嫌、叱られるの嫌。だから答え写すだけ、になったら、子供も、宿題管理する側も、宿題管理する人から教わる子にとっても、時間の無駄ですよね。

写せば叱られない、マル付けの手間も不要!って、誤学習しちゃったら?
コースの雰囲気が悪くなったら?
これはむしろ大きなマイナス。


っていうスタンスなんです。

努力は、してほしい。
そして、なるべくなら損せず勉強に集中させてあげたい、そして 成果を実らせてあげたい。


これが、青いひもぶら下げたサピックスおじさんおにいさんおねえさんたちの願い。

そのためには、講師が宿題管理のあれこれで失望を招いたり、答え写しした宿題ノートをぱらぱらしたりするのは、避けるべきなのです。
(早稲アカの一部の先生は、ノート出させるけど中身一切見ないって言ってたから、わかってる人はわかってるぽい)



宿題提出を全員強制としないようにする、これ集団の学習効率をあげている理由のひとつだと、おばちゃん思ってます。


宿題やらなきゃ大抵成績は下がりますが、そこは自己責任あるいは親の責任。
宿題こなす習慣付けが目的なら、ご家庭でお願いします。


ひとりの生徒に宿題させるために、集団指導を離れて説教するとか、みんなの前で恥をかかせるといったねちねちしつこい、共○党的指導は極力避けています。

サピックスには繊細な子、退屈に耐えられない子、爆発的エネルギーを秘めた子も多く、小学校のような指導方法をすると一瞬で崩壊し、集団の上昇気流が損なわれるからです。


宿題提出をしない子を放っておく塾だと誤解され、サピックスは冷たい、と流布されるのだと思いますが、集団の学習効率を伸ばす上で重要な戦略なのよと、老婆心ながらお伝えした次第です。

放っておくというよりは、ずっと楽しく勉強してほしいから、足を引っ張らない、という感じです。



次は、
集団の学習効率をあげる5ヶ条。忘れ物フレンドリー!

読んで下さりありがとうございました。
以上!終了!しっかり復習して!


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