「もしかして発達グレー研究所」 凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

辞書と図鑑はアスペの賜物

こんにちは、ただのおばちゃんです。
今日は本から切り込みます。

☆アスペあるある→本好き、辞書好き、図鑑好き

アスペルガー傾向ありの言語凸の子は、しばしば本にどっぷり魅了されます。

定型発達寄りの子にももちろん本好きはたくさんいますが、アスペルガー寄りの子における本好き率ほど高くはないなというのが私の実感です。


これはなぜでしょうか。

・学校などで、典型発達とやりとりするよりも、書物を通して出会う筆者像や登場人物に対してのほうが、ずっと親和性を感じる。
・リアルな付き合いよりも、目や体を動かさなくてよい。
・知識を、効率よく取り入れやすい。
・登場人物の発達凸凹感。
・筆者の目線から俯瞰するだけで全貌がわかる(リアルでは、その目線は神のものでしかない)。
・登場人物の人間性や価値観、考え方の変化を判断する材料が、多すぎず少なすぎず、分かりやすく、経緯も含めて示されている。

他にもあるかもしれません。よかったら教えて下さい。
どうやら本の世界とアスペルガーは親和性が高いようなのです。

なぜ?!

☆本はアスペの賜物

エジプトはナイルの賜物。本はアスペの賜物。
実は古来、石板、パピルス、書物の多くが、アスペルガー傾向の少なからずある人たちによって記されています。

典型発達(定型)の人が本を書くときにも、無意識のうちにアスペルガー文化を踏まえて書こうとしています。
なぜかというと、アスペルガー文化のひとつとも言える「こだわり」は、本の面白さ、論理的なわかりやすさに欠かせない要素だからです。

☆本の中でも、辞書、図鑑。

辞書は、徹頭徹尾、ASD的言語感覚によって、編纂されていると言っても過言ではありません。
辞書は、アスペルガーによる、アスペルガー的言語理解を助けるものだという側面を持っていると私は思います。

図鑑はもちろん、アスペルガー同士の心の交流場そのものであることは言うまでもありません。
アスペルガー感の少ない図鑑もあるにはあるのですが。

自分に都合のいい本と戯れるとき、アスペルガーは孤独を感じなくてすむようです。
本は、アスペ仲間が、理解者がほしくて書いたものだからなのかもしれませんね。


☆辞書を持たない典型発達

対して、典型発達(定型発達)は、私の知る限りでは、典型発達向けの辞書を持っていないようです。(異論はいつでも認めます~)

典型発達(定型)の言語は、辞書には載っていません。
載っていても、辞書は曖昧さを取り除いてあるので、ファジーさが売りの典型発達寄りの方にとっては、あまり実用的ではありませんね。
辞書ではなく、話し言葉を通して、典型発達寄りや偽定型たちがそれぞれ好き勝手に学びとるスタイルです。

ただし辞書によってアスペルガー的な言語世界を知ることはできます。

定型は、自分の環境から定型寄りの言語感覚を身に付け、辞書からアスペの言語世界を垣間見ることができますし、多数派であるだけでメンタル削られないで済んでいますので
自前の辞書しか持たないASDと比較して臆すことなくコミュニケーションに挑みやすいと思います。

☆ASDのライフハック

ASDは少数派なので、定型寄りの人たちの、辞書を無視したかのように見える言葉の使い方に大きな違和感を感じることがあるようです。

辞書が示すものは、絶対的正解ではなく、エリートASD用語の解説書に近いのではないか。
こう思っておくと、定型寄り他者の適当な物言いにも少し寛大になれるかもしれません。
寛大になれば、ストレス負荷が下がり、落ち着いて対応できて、実力発揮しやすくなり、さらに寛大になっていきます。(偏りは偏りを呼びますからね)


発達障害であっても、立場を冷静にとらえ、長期的に損をしない言動を選び、郷に入っては郷に従え、の精神を知り、寛容さを持てば、定型社会でもそれなりに無難に生きていけます。
凸伸ばしは、ここからでも遅くありません。

多数派を憎みながら凸を伸ばすのは、ハイリスクだと我々は考えています。

☆例 「相談」「話し合い」

相談、話し合いとは、言語=辞書ベースの人にとっては、問題解決手段、目的達成手段のひとつ。
「どこに出かけるか相談しよう」
「どこに出かけるか話し合おう」というものですね。

一方、言語=口伝ベースの人にとっては、問題解決手段の意味を示すだけではなく、愚痴、ガス抜きと、慰め的共感の相互扶助あるいは扶助要請を含むのです。
「相談があるんだけど…」
「夫と話し合いが成り立たない」というものですね。


ほとんどの人は、明確に区別せずに使っています。その時その時で、1の語義にこだわったり、2の語義にこだわったりしています。

当研究所では、当事者がモヤモヤしているところがどこなのかを見つける方法を、マンツーマンで行っていきます。

☆モヤモヤを言語化する幸福感

発達障害、特にアスペルガー、ASD傾向のある方の脳にとって、モヤモヤを言語化できたときのスッキリ感は、とびきりのごちそうのひとつです。

人を攻撃したりマウントをとったりすることでも一時的にスッキリするのですが、それは憎しみのスパイラルを生む「美味しいけど毒」です。
かつて、毒の美味しさしか知らなかった私は、その毒も、どん底から這い上がるためだけならば悪くはないのですが、少しでも浮上できたらその後は避けた方がいい場合が多いと思います。

モヤモヤの言語化習慣は、人生の暗闇を照らすランプを作るような、役に立つ習慣です。
一度楽しさを知れば、自分で、自分の利益と楽しさのためにライフハック方法を次から次へと見つけ始めるでしょう。