「もしかして発達グレー研究所」 凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

学校説明会、文化祭、志望校選びどこを見る?

こんにちは、ただのおばちゃんです。


あちらこちらで学校説明会や文化祭が開かれています。
幼稚園、小学校、中学校、高校……

・受験を考えている
・受験に向けて、どの学校を見に行き、どういう要素をチェックすれば良いかわからない
はたまた、
・学校は一通り見て、そろそろ志望校を絞り込むべきなのにどうもスッキリしない…

そんな親御さんへ語ります。

正解はきっとここにはありません。
読むことで、かえって悩むことになるかとも思います。
それでもよろしければどうかどうか読んでください。

志望校の偏差値ゾーン

能力と性格に依存します。
一般論としては、高い偏差値の学校を最初に見せて目指させるのが良い、と言いますが、まさかみんながみんなそうだとは思ってないよね?

私に言わせれば、夢を見させない方が良いんじゃないの、?って子もいます。こだわりが強いと、落としどころを設定するのが難しくなるので……かなり親力試されますよ。

夢見て頑張り挫折して乗り越える!、というポジティブ思考回路をインストールした子もいます。
憧れ校のためなら石の上にも三年、の心意気で頑張れる子もいます。
目先の楽、楽しさしか考えない子もいます。

ひとりひとり違います。
傾向はあると思いますが。
全ての子にあてはまる指針など、ありません。


さらに。

能力、性格、どんどん変わります。
受験を経て、人と出会って、経験と年齢を重ねて、変わります。
その子のその時点までの性格・能力は仮に把握することができても、様々な環境要因によって刻々と変わっていきます。
6年間、現在のままの性格、能力であるというお子さんのほうが珍しいでしょう。


指針に正解はありません。
一般論というのはありますがね。
一般論としては、鶏口となるも牛後となるなかれ、という言葉があります。


あまり行きたくない学校で鶏口として入学したところで、頑張りはしないパターン

偏差値高望みをし、まさかのチャレンジ校合格となると、牛後(本人目線で上位校に在籍して成績下位)となりやすいと、一般に言われています。


これ、どうでしょうか。
確かにねぇ。
地元小学校から有名校に進学したあとやる気をなくす子は、地元の話題にもなり目立つので、ケースとして見聞きする機会は確かに多いです。

一方、牛後状態であることを意識しながら明るく地道に果敢に取り組み、あるいは、焦りにより頑張り始め、トップ付近で卒業したという例もそれなりに聞きます。
傾向として、晩稲の早生まれor転校、帰国を経た、多動ADHD寄りのASD併発には牛後でこそすごく伸びそうだなーと思わせる子がちらほらいます。


実は、勉強面の緩い難関校ですと、自由を求めてやってきた「努力知らずの爆睡ウサギ」が一定数います。
この、爆睡ウサギ、だいたいお仲間です(笑)
カメさんは、危機管理持って入ってきているので、まさかのウサギの群れ入りしてしまっても大丈夫。
意外についていけるのです。

同じ学校に合格しているカメさんは、コツコツに慣れています。

中学での小さテストや定期試験(中間や期末の試験)は、実力テストではないことがほとんどですよね。
「決められた範囲の勉強をいかに穴なくフォローするか」が問われてます。

爆睡ウサギが6年間寝ていてくれたりするおかげで、頑張っても頑張っても最下位、ということが起こりません。

このため、カメさんたちのやる気が出やすい。
コツコツすることの良さ、頑張ることのメリットを体感しやすいです。

というわけで負けず嫌い、コツコツ、学習習慣あり、であれば、開成麻布のような自由系超難関へのまさかの牛後入り、とってもいいと思います。

「全統小で絶対にかなわなかった、あいつに勝てる」
「アルゼロのあの子より、僕、英語できるんだ!」
いや、これね、興奮モノですよ。

でも、それも確実なことではありません。コツコツカメさんから、爆睡カメさんになってしまうこともあるからです。


どの進路にも、いわゆる成功者と失敗者と、ほどほどにこなす者がいます。

そして、あなたのお子さんがどれになるかは、進路の選び方よりも、進路・学校の使いこなし方、活かし方に大きく依存すると思います。
このことは、忘れずにいて頂きたいと思います。

☆トップ校を見せるべきか

伸びしろの多くないかもしれない子に、桜蔭女子学院だの筑駒開成灘だの、いかにも自由な秘密の花園を見せるのは、いい刺激となるか、心理的虐待となるか、紙一重です。

しかし、トップ校へは、偏差値に関わらず気軽にお祭りがわりに行っている、というのも事実です。

何気なく「行った?」「行った!」とやりとりできることが、自信や立ち位置に繋がることもありますね。



誰もが認めるお得な学校?

校風、通学、生活、部活、偏差値、進学、全ての評価基準において納得させてくれる学校は、なかなかありませんよね。

トップブランド校は全てが最高値域です。
お子さんのスコアが低ければ、狙える学校ごとの総スコアは下がります。

お子さんが、サピックスのα1等、各塾のトップコースのグリーンカード取得者でない限り、どの項目にどれだけの優先度を割り振るかという感覚で!

理想、現実、最悪、3つの段階を想定しましょう。
そうしないと、親から先に、憧れトップ校志望ゾンビまっしぐらです。


現時点で点取るのが好きで好調、嫌なことでも必要なことは頑張れる、明るく割りきりがうまい、そんなタイプであれば、高めのところで好きそうな文化祭や運動会を見せてもよいかもしれません。

それでも、お子さんの現在から受験までの性格と能力を想定して、高嶺すぎる花を見せるかどうかはよくよく考えてください。

有名校の文化祭は、確かに楽しそうに見えます。大学生になるや起業して社員10名以上等すごい頭脳がろくに?勉強もせず?(桜蔭除く)知恵と時間を注ぎまくった集大成ですから…楽しいわけです。


だからこそ、思い込みの強い子に見せるならば、それなりの覚悟と準備をしてください。

(行ったら必ず気に入るかというと、そうとも限りません。
混雑が嫌いだとか、お祭り要素が低い等、行ったせいで志望から外す子もいます)

憧れが強ければ強いほど、中学受験に救いを求めれば求めるほど、不合格のショックを和らげたり、バネにさせ雪辱へ向けさせたりするプランも必要になります。

ストライクゾーンの狭い子は、入ってから「思っていたのと違う」というショックを受ける可能性も高いです。

友達を作れる子であれば、相互承認によりメンタルを支え、自力で這い上がれますが、相互承認を得られるタイプでないならば、保護者やその代理による心理介入の準備が必要です。

☆他者からの情報は、点に過ぎない

親の属性から狙い撃ちすべきゾーンは決まっているという都市伝説があるものの、下振れ上振れどちらも想定するとほぼ全校見に行かねばならぬような気がしてしまうでしょう。

それが難しいので、ついついクチコミやネット記事に頼りたくなります。
しかし、クチコミ、ネット記事には注意が必要です。
誰もが、ポジショントークから逃れられないからです。

あなたのお子さんと能力性格家庭環境そっくりなタイプの子自身のクチコミがあれば、ある程度確からしいと言えるかもしれません。
しかし、匿名クチコミには発信者の属性は示されていませんし、ママ友クチコミで我が子と同じタイプを複数見つけるのも困難です。

「とてもいい学校です」と書いているのがムキムキマッチョマンなのか、ガリ勉くんなのか、発達障害の子なのか、成績上位の子なのか、成績下位の子なのか、わからないですからね。


もちろん例外はありますが、一般論として、
部活や委員会で活躍するような子や有名大学に合格した、ヒマワリのような子は、ポジティブな思い出を語りがちです。
6年間ひっそり暮らしたシダ植物のような子は、ネガティブな書き込みをしがちです。
激しく合わなくて辞めた子の書き込みは過激になりがちです。
受験生の親はネガティブな噂を流したがり、在校生の親はポジティブな噂を流したがります。

一方で、
タンポポやかすみ草のような、目立ちはしないけれども堅実に過ごした子のクチコミは、なかなか手に入りにくいのではないかと思うのです。

激しく合わなかったというクチコミの後ろには、バッチリ合う子がいて、
バッチリ合ったというクチコミの後ろには、激しく合わなかった子もいるということだと思った方がよいかもしれない……と頭の片隅で想定しておくのがよいと思います。


かといって、クチコミ的に無色透明な学校は、見学に行ってみても、やはり見るからにつまらなさそうです。

友達を作れる子なら、学校自体がつまらなくてもそれなりにやっていけそうです。
友達と折り合いを付けるのが難しい子なら、学校自体がたくさん笑わせてくれる学校に行かせるか放課後 プライベートを充実させるかしないと、人生そのものをつまらないと思い込んでしまいそうです。

それとも、学校つまらないねーやだよねー、という形で友達と繋がれるようになるかもしれません。

合わせやすそう、頑張って寄せていったほうが良さそう、というのは何となくわかる気がするのですが、中学高校の生活で何が起こるかは、変数が多すぎて、本当に、誰にもわかりません。

☆ぶっちゃけると見えてくる

ぶっちゃけた話を聞きたければ、塾の先生に聞いてみましょう。

塾の先生の仕事は、学校の先生と違い、目的が明確なので、子どもの脳ミソチューリップをパカッと開かせて、目標に向かって玉を打ち込みまくる特殊技能を持っていることが多いです。

子どもの脳のシステムの多様性に詳しいのです。

塾にもいろいろありますが、面倒見が良くないと言われるSAPIXでも、実は、家庭に介入しすぎることを懸念して敢えて介入してこない、本当はがっぷり四つで親子に関わりまくりたがっている、いい意味で超お節介な素敵な先生が、いらっしゃいます。


面談の、最大限の成果を得るために保護者にできることは、事情の探り合いに使う時間を減らすことだと私は考えています。

親 近親者の学歴、職歴、属性、性格、家での勉強ぶり(家庭教師や他塾併用のことも、気分を害さないよう配慮しつつなるべく)、包み隠さず伝えてみましょう。

数ヶ月以上継続して担当してもらった先生と、ざっくばらんな話ができればしめたものです。

与太話として、子どものポテンシャルと、想定可能な落とし穴の位置を聞いてみたり、先生がうちの子ぐらいの脳ミソの子の親だったら、どこの学校見せてどこの学校目指させます?と聞いてみたりするのも、面白いでしょう。

話し半分で聞くので!とらわれないので!責任問うたりしないので!親の責任で育てているので!中学受験なんて所詮中卒回避の手段に過ぎないとおもってる夫婦なので!
と、本心から明確にハードル下げれば、責任の伴わない個人的見解を教えてくださる可能性がぐっと上がります。

面談の付き添いの仕事をしていると、保護者は先生買い被りすぎ!営業トークにもほどがあるやろーー!と思って噴飯したけれども、数年後、意外や意外、先生の言っていた通りのハイレベルの学校で先生の想定範囲の学生生活を送っている…とか、
保護者は子どもの偏差値を信じて強気の受験をさせたけれど、塾の先生の懸念通り全滅、なんてことが実際あります。

もちろん外れることもあるでしょう、占い師ではありませんので。

でも、我が子に関する、別の視点を知ることには、とても大きな価値があります。


落とし穴の位置、というのはそんなにたくさんのバリエーションはありませんが、それでも、親が気づかないこともあり、とても参考になります。

☆学校見に来た!は いいけど、どこ見るの?

バランスを意識しています。
意識しないと、ついつい、キラキラ系生徒目線で見てしまいがちになるからです。
キラキラ楽しそうな子たちがどう過ごしているかばかり目に入るので、パッと見地味な子達がどうしているのかも意識して見させてもらいます。

私は、悲観主義、ペシミストなところがあるので、鬱々とした子を探し、重点的に観察します。

その子より、もっと鬱々とした子がいるかも知れない、学校に来ていないとか、トイレで隠れてるとかもあり得るな、と想定します。
知り合いのいる学校であれば、学校生活の特徴から、不登校の子や退学した子の特徴を想定してみます。
もちろん想定だけで判断するわけではないのです。
ですが、必要な想定だと考えています。


無意識に見ていると、文化祭や運動会で記憶に残るような「最も輝いている子たち」や、お友達と自校文化祭を和気藹々楽しんでいる子達ばかりに目が行ってしまうのは私だけではないでしょう。

学校見学をしているときや、大学進学実績表を見る者の多くが、無意識に、トップスターにフォーカスし、その他をズームアウトしていませんか。
この危険性、意外に知られていません。

光の当たる面しか見ていないという事実に気付かず、学校の生活や校風を知った気になるのは、恐ろしいことだと、私は思っています。


答えはありません。
文化祭を見て、ここは嫌だから上目指して頑張ると言ったのに、第一志望に落ちてその学校に入って、結果的に超満喫している子もいます。

極論ですが、置かれた場所でいかに咲くか(※タンポポ万歳!)、という価値観と、置かれた場所で咲けなくても腐らないためのノウハウを、親子の頭の片隅にインストールしておけば、あとは距離で選んでもいいと思います。

☆進路を活かすための性格とは

進路選びよりも進路活かし。
だとすると、
進路を活かす性格とはどのようなものでしょうか。

憎まれっ子世にはばかる系の突き抜けた頭脳を除けば、愛されキャラこそが進路を活かす性格だと思います。


愛されキャラにするなんてどうかしている、子ども本来の性格はどうするの?
嫌われる勇気を持つべきじゃないの?
という批判もあります。

私たちの言う、愛されキャラとは、愛されるために疲弊するキャラでは決してありません。
愛されるためにキャラを作り込むことではないのです。
安全に、幸せに生きてもらうことを目的としています。

ひねくれたり拗らせたりせずに済むための、
ほんのちょっとの工夫の仕方を知ってもらっていくことで、実現も持続も可能です。

価値観同士はせめぎ合うものではないという価値観のベースに軸足を置きつつ、価値観をオセロと思い込んでいる人を刺激せず、
寛容さと謙虚さを持つ者にとって居心地のいい居場所を探したり作ったりしていきます。

そして、うたかたのような味方(身を守るために集まって同調しているだけの存在)ではなく、人格者な味方、飄々とした味方を増やし、敵の絶対数を減らして、身を守り、生きやすくするのです。


思考への介入ではあり、過保護と紙一重でもあり、親の責任のもと慎重に行うべきではあります。

しかし、丸腰で戦場に放り出すような「自主性盲信系子育て」よりは、発達障害や発達障害グレーゾーン、HSPの子には向いてるのではないかと思っています。


光の当たるハイトップ面重視の学校選びも大切です。しかし、ミドル、アンダー、サイド、ロー、ダークな面から見た学校活かしの観点も、忘れないでください。


変わったお子さんと親御さんの幸せをいつも祈っています。読んでくださりありがとうございました。

www.asdadhd.jp

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