「もしかして発達グレー研究所」凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

毒親になるのを恐れて猛毒親になるな

こんにちは、ただのおばちゃんです。

スーザンフォワード著『毒になる親 ~一生苦しむ子供』という本が昔流行りました。

毒親という言葉が独り歩きし始めたのはこの本が話題になった頃からでしょう。

その焼き直しとも言える本もあります。

本をお読みになった方はお分かりでしょうが、その本の趣旨は、日本語版のタイトルとは異なります。
「毒親のせいでこんな人生になってしまって、子どもの人生には絶望しかない」という恨み辛みは趣旨ではありません。

毒になる親をどう乗り越えていくべきか、子どもが自分自身の人生を見つけるにはどうすべきかを示すのが本題です。
過去のネガティブ経験と自分の切り離し方など、未来に対してポジティブなメッセージをより多分に含んでいます。


この本から、我々保護者が学べることは、何でしょうか。

それは、猛毒親にならないための注意点です。


毒になる親とは別居しましょう逃げましょうとこの本には示されています。


親から逃げなくてはならないときに備え、安全に逃げられるための力を、付けてあげましょう。
いわゆる生きる力です。

具体的には、清潔感、ささやかな幸福を感じる感受性、謙虚であろうとする心、感謝、その他こちらのブログで示してきたことなどです。


生きる力を付けさせることに、躊躇はほとんど不要でしょう。
たとえ子が人生に迷い、親を毒親と認識したときが来ても、絶望せずに生きていけるはずです。

生きる力を身に付けさせるという目的にコミットする介入であれば、たとえ毒親にはなっても、猛毒親にはならずに済みます。


時がきて、親に叩き込まれた生きる力に支えられて、親元から逃げ出すことがあるでしょう。

親にとっては寂しいことですが、子どもにとっては、そうとも限りません。
罪悪感を最小限に、親から離れられるって、なかなか美味しい話だと思う向きもあるはずです。


毒になる親になることを恐れることに、大した合理性はありません。

我が子に生きる力を身に付けさせない、親としての怠惰を恐れましょう。
親が守るべき状態から脱したら、本人に自衛を教えましょう。


親が、良い親になりたいとき、毒親になることを恐れすぎてしまいます。
これにより、生きる力のインストールを含む子どもの思考への介入を放棄しがちです。

このことこそ、子どもの心を袋小路に追い詰める、猛毒親の所業かもしれません。


答えはどこにもありません、お子さんと親御さんの心の中にも答えがあるかわかりません。

だからこそ、逃げ道と逃げる手段を用意しなくてはなりません。

繰り返しになりますが、答えはどこを探してもありません。
お子さんと親御さんの心の中にも答えがあるかわかりません。

親から逃げる力と、生きる力は、似ています。
生きる力のインストールにウエイトを置くことは、支配に見えて、実は支配とはほど遠い教育です。

・親元から逃げる手段を与えるため。
・圧倒的強者になりにくいため。
・親子の対等性を確保するため。

生きる力を身に付けさせてあげることは、親にとっては勇気のいることです。親も、孤独が怖いからです。
しかし、子どものためには、長い目で見て大切なことです。

生きる力を身に付けさせのためなら、毒親になることを厭わないでもよいのではありませんか。