「もしかして発達グレー研究所」 凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

発達グレーの園選び

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こんにちは、ただのおばちゃんです。

☆理想の環境を求めて

秋。保育園選び、幼稚園選び、療育園選び、小学校選び、中学選びと願書提出のオンシーズンです。


私の居住地域と医療機関は、周辺地区に比べますと手帳や受給者証を絞っているので、療育園はありませんが、公私共に保育園、幼稚園はそれなりに充足していて、選ぶ余地があります(希望が殺到した園には入れません)。

発達障害や発達障害グレーゾーンの親子さんも、「環境が大事、環境、環境、環境!」と、理想の環境を求めて奔走なさる時期です。

そこで、当研究所にも、発達支援に長けた幼稚園はどこでしょう、うちの子に合う学校はどこでしょう、などというお尋ねが寄せられています。

当然、正解はないのですが、私は、お節介なので、個々のケースについて個人的なおすすめと、使いこなし方について、申し上げてます。


☆使いこなし方って?

主旨は、
幼稚園や保育園や療育園、小学校等の集団に発達凸凹さんにとっての心の平安を期待をしないでほしい、ということです。

世の中は困難だらけ、洗脳だらけです。
だからこそ、わずかな人格の歪みをきっかけに、バランスを整える間もなく、どんどん二極化していきます。
人格形成時に、家庭が責任を持って介入を行うことで、バランスのとれている状態の安全さを感じさせていくのです。


☆自由な発達を阻害する?

発達凸凹にとって、集団は、「お友だちと楽しく過ごすところ」である以前に、モヤモヤをたくさん受け取り、その処理方法を親子で模索し実践にフィードバックしていくという作業の場です。

定型寄りの子が集団に期待してよい効果とは、明確に区別すべきです。

そうでなければ、時間つぶししているうちに、歪みが歪みを呼び、苦痛が人間不信を、問題行動が問題行動を、強化してしまうスパイラルに陥ります。これでは、百害あってなんとやら。参加する意義がありません。

発達凸凹がメンタル削り合いバトルロイヤルから一歩引いて生きていけるように、お子さんの人格形成に介入しましょう。

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☆嫌な思いをしにいこう!

他害してしまう子でも、他害されがちなお子さんでも、同じです。
お子さんにとって他者集団は修羅場であると親子で実感し、修羅場経験モヤモヤ経験を持ち帰らせるために行かせるべきです。
親子で実践的なソーシャルスキルを試行錯誤し、ソーシャルスキルを実践するためにまた園へ行く、

この繰り返しの過程で、小さな幸せ小さな喜び小さな達成感の感受性を強化するのです。


子どもは、危機から救ってくれた人を、信頼するようになります。
園で傷付いたとき、素早く親がわかりやすいアドバイスを提供できれば、アドバイスに価値がありそうだとして信頼してもらえます。


子どもが大きく強くなりますと、生殺与奪の権を握りきれなくなった親の言うことに無条件に耳を傾け
ることはなくなります。
親に、衣食住しか求めなくなります。

親の権力ではなく、親のアドバイスに、価値や意義があると期待してくれていて初めて、本当の意味で親の話の内容や意義を汲み取ろうと思ってくれます。



園生活や小学校生活などの集団生活で、嫌な思いをさせてもらってくる、という認識からスタートしてください。
理想の園を見つけた!と思って行かせると、先生や園に対して、減点方式を取りがちです。

昔、「一番好きな人とは結婚するな、二番目にしとけ」と言われたものです。
期待が少ないから失望も少ないというのは古今東西変わらぬ人間のサガのようですね。


環境が良ければのびのび過ごせるはず…
そんな幻想は抱かないことです。



☆環境は移ろうもの

園長の急逝、経営悪化、身売りで親会社変わる、かわいくて優しい先生が同僚のやっかみいじめで退職、神先生が鬱休職、大きな新築マンションが建ち周辺の子どもの属性が変わる、隣町に競合園が出来 上澄みが流出、等々

変わらぬ理想のままの環境、ないわけではないですが、高嶺の花どころかコーヤコーヤ星に咲く雪の花!
アクセス困難だと思ったほうが幸せだと思います。


もちろん、園環境に依存するメリットもたくさんありますので、全力での園探しをすることを否定するつもりは全くありません。
むしろ、頑張ってベターな場所を見つけてあげてください。その上で、期待ゼロベースから始めてください。

そして、園でボロボロに傷付き、他者との価値観の違いを叩き込む機会として活用するという手法も、視野に入れておいていただきたいと思います。


☆簡単には逃げられなくなる

公園、児童館や支援センター、カフェやレストラン、大抵の場所からは、自己判断でパッと逃げ出すことができました。
この先お子さんが所属させられる集団は、過ごす時間が長いです。
逃げ出すためのコストも無視できません。
ほかの子達にとってもストレスです。
集団で学ぶということは、それぞれの権利と権利、自由と自由が、容赦なくぶつかり合う場です。

当然、様々なことがあります。

特性のせいで…
他者の無理解のせいで…
親が至らないせいで…
酷い目に遭った…
なんて不幸なんだ…
等と思うことがあったら、この発達障害支援ブログを思い出してください。


若い頃の苦労は買ってでもしろ、という言葉があるように、子ども時代のどん底経験と、適切な介入は、ローリスクハイリターンの投資です。当研究所の想定する、持続可能な愛され人格者育成に必須の経験だと考えています。

(ずーーっと挫折なしにほのぼのほのぼの育った場合は、逆境では破綻しますが、逆境からスタートして生き抜くために我慢して行動選択を極めた子は、思春期以降、自由で、強くしなやかです)


☆自然治癒力が低い子も親のヒーリングは効く

記憶力の良すぎる子は、はじめての集団生活で得た残酷な経験を忘れることができないことがあります。
それでも、精神的な幼さがあれば、パパやママにぎゅうっとされることで心の傷が癒され充電できます。

集団内のストレス下では、衝動性のためにアドバイスをすぐには実行できず、親御さんも徒労感に苛まれるでしょう。
しかし、
精神的な幼さが少しでもたくさんあるうちに、多数派の価値観に圧倒される経験をさせ、対処法のパターンをたくさんインプットしておくのです。
すぐには使いこなせなくても、tipsを謎脳のどこかに仕込んでおくのです。

tipsが役に立つという経験を繰り返せれば、あとは親も本人も楽で自由です。
多数派を無駄に刺激しないためのちょっとのがまんができるようになります。
子ども時代の苦悩と親の関わりが、最大の自由と幸福へのきっぷをもたらすのです。


☆継続的に実現可能な自由と幸福

不自由になるためのがまんではありません。
お子さんを縛るためのがまんではありません。

我々が提案する手法を採用していただいた場合、目先の楽ちんさは敢えてスルーしてもらうことがあります。
ありときりぎりすで言えば、あり的な思考です。

生涯実現可能な自由と幸福を手に入れるための、真に有益ながまんを否定しては、お子さんの人生がキリギリスライフになってしまうからです。


本人に言動選択方法を変えてもらうこともあります。しかし、ストレス下では大人でもなかなか最善の言動を選択できません。
すぐには身に付いてくれません。
保護者自身も、三歩進んで四歩下がる、四歩進んで三歩下がる、というお子さんの姿を見せつけられ
、また、発達の早いタイプとの比較をしてしまうがために、無力感、徒労感に苛まれやすい時期でもあります。

でも、他者比較や他者承認に依存しないことを心に決めれば、小さな進歩は確実に見つけられます。

子どもが人格形成していく時期、なるべく初期に、集中的に適切な介入コストを投入すれば、思春期、青年期といった壁を迎える度に、大きなリターンが実感できると我々は考えています。
correct-me.hatenablog.com
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