「もしかして発達グレー研究所」 凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

ホームスクーリングと家庭教師

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茂木健一郎氏がホームスクーリングを推奨なさっています。
 
適切な学習環境にあるならば登校と見なす措置も、始まっています。うちの子にもホームスクーリングを、とお考えになるご家庭は増えそうです。
 

私も、浮きこぼれのお子さんには、ホームスクーリングをおすすめしたい気持ちがないわけではありません。

でも一般家庭は完全なホームスクーリングはキツイです。

*前提

まず大前提として、

・精神的、時間的余力のある、有能な家族
・豊富な資金力
少なくともどちらかが磐石でないと、不登校児が不ホームスクーリング児となったり、機能不全親子になったりしてしまい、思ったようなメリットが得られません。
 

*ホームスクーリング最大の弱点

たとえ上記の条件がクリアできても、ホームスクーリング唯一最大の弱点は見逃されたままです。
それは、攻撃的な者、悪意ある者との接点が極端に乏しいまま加齢してしまうことです。
「純粋すぎるピーターパンのような大人」になってしまうのです。
 
「社会で揉まれる」と一般に言いますね、
その経験をしないと、悪意に対する免疫が無さすぎる状態で、人格が固まってしまいます。
 
親が選抜した健全な者とばかり出会うことになるホームスクーリング対象者は、一般人が当たり前に持っているはずるさ、汚さを拒絶します。
こうして、薄汚い社会への適応力、適応するチャンスを失い、
理想のパラダイスでしか暮らせない、聖人のような大人になってしまいます。
これは、多くの庶民にとって大きなリスクです。
 一生聖人君子として生きられるほど、世の中は美しくないですからねぇ。

*公費は税金。個人の利益に資することはない 

発達凸凹のお子さんの教育に対する公的支援を期待するお気持ちもわかりますが、公費負担を望むことには無理があります。
 
基本的に、学校は、同調圧力を用いて集団指導を行うことで、費用(公費負担+個人負担金額)を大幅に抑えています。
レベル分けなし、おやつなどのごほうびなし、「わかった!できた!」という脳のごほうびは狭いターゲットゾーンに属する子のみ、そんな群れは機能しないんです。
 
頭のいい子を伸ばそうとすればミドルローがやさぐれ、
中堅層を伸ばそうとすれば上下20パーセントはそっぽを向き、
学力底辺層の貧困連鎖を食い止めようとすればその親たちから苦情が来るという
ジレンマ トリレンマどころではないのが集団教育です
それでも小学生ひとりにつき年間100万円はかかっています
「いやうち、すごい納税してるし」と思われるかもしれませんが、
都市部はもっとですね、土地代はここに上乗せしなきゃいけませんからね、特別支援や少人数制のコストも膨れ上がる一方です。
バイトの支援員つけるだけでも年間170万程度、
特別支援学校ひとり700万以上。ほぼ1対1、設備、組織維持、それなり以上の人雇おうと思えば、無駄遣いせずとも当然それぐらいかかります。
 
「発達障害児に個別指導を」という声聞かれますが、どれだけ税金上げたいんだろ…と思います。
 

海外と比べんな!

ノルウェーは!フィンランドは!アメリカは!と言い出す人がいますが、
いや、資源国は資源が働いて税金払ってくれるよーなものですからね。
じゃぶじゃぶ税金遣っても、まぁなんというかお互い様感があるんです。
 
日本の公教育は、資源の乏しい国の悲しさで、文字通り血税で行われています。
 
非資源国である以上、障害者に優しくしようとすると、稼げる人から奪わなくちゃならない。
優しくしようと福祉を充実させたのに、
結果的により厳しい社会になります。
 
まず、稼げる人が逃げ、二次的に障害者福祉も詰むのです。
 
そうならないためには、稼げる人には少しでも気分よく働いてもらい、
納税し続けてもらうしか道がないのです。
 

納税者を尊敬しよう

弱者に優しい社会を!!と言いますが、その実現にはお金がかかります。
そこそこ使えて責任感ある有資格者雇って個別対応させたら1日5-6時間で年間700万、
放課後デイや送迎含めたら1000万ですよ。税金ですよ?
納税者、黙っててくれてる現状は、ミラクルだと思いますよおばちゃんは。
 

納税者はおとなしいのは、学校教育のおかげ

納税者は、何でおとなしく納税してるのでしょう?
元をただせば、
公教育で無理矢理身に付けさせられた力のおかげなんじゃないかな…
そういう意味で、パワハラまがいの同調圧力公教育も、福祉受益者障害児の利益になってると思ってます
 
天然ガスやら油田やらが稼いでくれる国と違い、稼ぐ人の稼いだお金をぶんどらなければ福祉は成り立ちません。
稼げる人の足を引っ張る政策は、障害者の生活をジワジワと破綻に導くでしょう。
 
ガス田や油田が24時間休まずじゃんじゃん稼いでくれる国とは、根本的に違うのです。
 
 
同調圧力に屈しないタイプのお子さんや、繊細すぎるお子さんを健康的に育成するには、大人1対子ども2、できれば大人1対子ども1、理想を申し上げれば大人複数対子ども1、での対応が必要です。
上にも書きましたが、教員の質を担保しようとすれば、最低でも年収700万は確保しないとならないでしょう。
 

これから

今、我が子をみなし障害児とし公費を投入させる心理的ハードルがどんどん下がっています。
「もらえるものはもらっとく」の考え方が一部地域で一般化しています。
発達の気になる児として公的支援を受けさせたいのは皆同じですが、福祉の受益者はどんどん増えています。
 この子たちも将来、国民の義務を果たす者を目指すわけですよね。
 
「過剰な福祉」は、納税者の足を引っ張るのですが、
「親の責任を、他者に転嫁するための歳出」「特別対応をしないとぶんむくれる若者を増やすための歳出」がまかり通っています。
 
1納税者を搾取して国の体力を殺す
2支援者の給与を下げる
3親がコストを受け入れる
 
泣いても笑っても、現実的な選択肢はこんなもんです
(武器を買う金があったら云々おっしゃる方は数あれど、
アメリカから武器を買うから中国に侵略されていないのでありまして、
買わなくなるときは中国の実効支配を受けるときだとおばちゃんは考えてます悪しからず)。
 
1と2は、親方日の丸に守られた赤の他人に、我が子の人生を委ねるということです。 どんだけギャンブラーなのよ。
 

☆支援者を搾取する?

個人に依頼する

時給1000円1日5時間の扶養内パートタイマーとしても、月100時間で10万円。年間最低120万円支払うことになります。
 
時給2000円相当の支援スキル保有者であれば年間240万円支払うことになります。
 
 

研修済みを謳うシステムを通す とクッソ高くなる

派遣システムを通しますと、時給1000円相当、実績なしの支援者に対して、1時間2500-5000円は用意しなくてはなりません。
 
システムに1500-4000円課金しているだけに、担当者チェンジは楽です。
ただ、チェンジしたところで時給1000円相当ですので、当たりが入っていると保証されているでもない。ガチャです。
 
教職などの有資格者の派遣であれば5000円、ABA公的資格を持つ臨床心理士であれば8000~30000円かかります。
心理系大学院やABAのような潰しの効かない超高額学費の元を取らねばならないこと、1対1でほかのクライアントを取れないことを考えると、妥当な金額だと思います。
そして、資格があれば支援者として適当かというと、それは違います。相性も、ガチャだからです

 

 
システムやセンターの維持には大きなコストがかかりますので、直接関わるサポーターの取り分は、家庭+血税から支払われる金額の60-40パーセントぐらいが普通です。
 
スーパーのレジが1300 円の地域で、発達支援施設等のアルバイト支援者の時給は1000円です、スーパーのレジも専門性はありますが学費課金が緩めでいいので割りがいいですね。 
 
話ずれてしまいましたが、各家庭がかなり無理して支払っていても、システムを通してしまうと、ハイレベルなサポーターを得ることは難しいでしょう。 
一番わかりやすいのは発達支援事業者での療育です。
1時間4000-8000円かかっていて公金から補填されているのですが、担当者はパート時給1000円からです。
 
設備や教材が魅力に思われるかもしれませんが、それでも1時間3000-7000円も、運営に上納しているわけです。
事業所の安定経営上、大切なこととは言え、自費で支払う側、あるいは納税者としてはもやっとしますね。
 
2時間12000円支払って、1時間1000円の時給の人のマンツーマン指導を受ける…ってこれ、お互いものすごい不幸なことですよ。
支払う側としては、時給6000円の専門家を期待しちゃうんですよ。
バイト側は、時給1000円で、時給6000円の仕事を求められます。
 
これ。大手~中堅個別指導塾も同じです。
組織維持コスト、設備、家賃コスト、広告コストは半端じゃないです。
 

☆受給者証 ただより高いものはない

 
受給者証を持つことで、安く支援が受けられるという事実はあります。
 
 
しかし、当研究所では、もしかして…なお子さんに手帳や受給者証を持たせることは、積極的にはおすすめしていません。
 
公的支援は、一生福祉のお世話になるであろう方、親御さんが精神的にも経済的にも困窮して、自己支援を諦めた方は、利用する価値があるかもしれないと思います。
 
 
でも、もしかして…なお子さんは「定型発達の健常者」として勤労しなくてはならないケースがほとんど。
 
AO入試が脚光を浴びた20年前、就職で不利になるとは言われていませんでした。が、今では「AOは努力できない子が多く、伸びないからなるべく採らないようにしている企業が増えている」と言われていますね。
「発達障害」の診断が就職や医学部入試等で、内々に、不利となる日が絶対に来ないとは言い切れません。
特に大企業は、情報を集めることができますからね。
 
「発達障害お断り」というようなあからさまな差別は出来ません。
代わりに「発達障害ウェルカム!能力に応じて支援を行います♪管理職登用も!」と明示して当事者に期待させつつ、
「発達障害差別はしませんよ、ただ君の能力的に、この仕事が適職だというだけだよ」と室内ハーブ園の水やり当番みたいな仕事を与える、っていう感じになると言われてます。
人気の会社では、幹部候補のリクルート方法をリクルーター制として、高校大学の部活の先輩が後輩を連れて飲みに行くことが実質就職試験、という伝統があります。
差別こそしてないですが、実質、発達障害こじらせてる人は飲み会等すればわかりますので、採用しません。
 

☆ではどうする?

 
正直なところ、学校1年間で学ぶ5科の学力は、1対1であれば、1-6ヶ月で到達可能と言えるケースが多いです。
集団授業には、「社会性訓練」の時間が多く含まれている上、trial&errorの効率が悪いからです。
 
 
お子さんの教育費に年間200-300万、約20年間難なく支払えるご家庭であれば、高校、大学、仕事での合流を視野に入れ、2日に2時間の家庭教師(時給5000~で月10万)、習い事(好きなこと3つ、苦手2つ、月5万円~10万円)、趣味サークルを交えてのホームスクーリングが有効だと思います。
 
あるいは、事業開始資金を確保したり、投資を教えたりするルートも選べます。
 
 
そうでなければ(ほとんどのご家庭が、こちらだと思います)
学校という諸刃の剣を利用できるように、
裏ルールを教えて少し心を汚し、心の防御力を高めつつ、
特性の持つ光の面と影の面を理解し、
嫌われにくい言動を教え、
親御さんが、集団の規模や負荷を徐々に学校に近付けていく形で支援することになるでしょう。
 
それでも、親と子は、煮詰まるのが世の常です。
煮詰まらなければ、それは親子の価値観がシンクロしすぎているという別の問題を孕んでいると思った方がいいです。
 
複数の価値観に触れさせ、ちょっとした違和感(負荷)を乗り越えながら、いろんな価値観があっていいんだと思えるようにお子さんを導くためには、ちょっと変な、でも悪い感じはしないひと、との接点はとても役立ちます。
 
微力ながらお手伝いさせていただきます。
 
 
もしかして発達凸凹、なお子さんのピコーン!を発掘する過程が大好きなただのおばちゃんでした。
お読みくださりありがとうございます。
 
おばちゃん面談、おばちゃんトークもどうぞご利用くださいね!