「もしかして発達グレー研究所」凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

書く宿題。そんなにしんどいの?

好奇心を刺激するものでないとさっぱり、という高機能児はそれこそわんさかいます。
どの機能が凹なのかをよく見極める必要があります。

現在地域によってはWPPSI(就学前ウェクスラー式知能検査)やWISC(児童向けウェクスラー式知能検査)などを行う機関がパンク状態です。
だからといって途方に暮れる必要はありません。


学校では書けない
ボール遊びは上手だけれども文字が書けない
絵や模様は書けるが文字が書けない
工夫して取り組ませているが出来ない
教え方や筆記具が合っていない
書けないから嫌いなのか嫌いだから書けないのか
苦手じゃないけど書きたくないのか


様子から、どの機能が凹なのかを推測した方が、数値で測りとれない「本当の個性」にアプローチしやすいです。


運動や好きなことを通して目の動かし方を改善させます。
書字に必要な身体的精神的体制が整うまでは文字をひとりで書かせることはせず、協調性運動障害の緩和方法をベースに関わります。

筆具を選ばせ、文字に関しては二人羽織(ににんばおり)で、丸や星を書くことからスモールステップでの誘導と、最終目標地点を下げる関わりが効果的です。


興味があることしかしない高機能児に、作業のような宿題をさせるのは、かなり厄介です。

学歴は知的好奇心凸だけでもついてしまうのですが、実際の仕事のほとんどは、知的好奇心よりも調整力忍耐力等、要するにコミュニケーション能力や歯車適性が大切です。
高機能のお子さんの凸を伸ばした結果、社会の一員としての能力が低すぎるまま大人になってしまい、凸が仕事に繋がらない、社会性もない、と悩むようになるご家庭も多いです。


飽くまでも主観的な意見ですが、実際に大人になっていい仕事ぶりをしている周囲の人に聞いてみますと、学校の宿題はつまらないから最速で仕上げた、という人が多いと感じています。

つまらないから後回しにする、わからないから後回しにする、面倒だから後回しにする、という性質を持ち続けることと、あまりいい社会人にはならないことには相関があるのかもしれないなと危惧しています。

認知行動療法の視点で考えますと、後回しにして得をした経験の積み重ねにより後回しぐせが強くなる、と言えます。

記憶済みのものを書くのが苦手、ワーキングメモリ不足で写すのが苦手、協調性運動障害で手を動かすのが苦手、力加減が苦手、筆記具のかりかりいう音や感触が苦手、筆記具が痛い・すべる・臭い等、書いてなんになるのと思うから書きたくない、どうせやっても当たり前なんだろ誉めるどころかダメ出しなんだろ、等々

理由はいろいろで、表出するのは「書かない、書けない、書きたくない」という事象ですが、それぞれの例にそれぞれの対処法があります。

高機能で、目の動きが下手なだけで見て写すのが苦手な子なら、かなりの量を記憶してから書いてもらうことで自信がつくことがあります。


何を見て何を感じているのか慮ってサポートすると、いろいろなことがわかってきます。