「もしかして発達グレー研究所」 凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

承認欲求を育てすぎないために

f:id:correct-me:20181004132931p:plain前置きします。
発達凸凹子育てには王道はありません。
保護者は、子どもよりも経験はありますが、親としては初心者ですし、多忙です。
親としての心構えだけでも大変なのに、加えて、精神科と心理学、教育論という3つの専門分野を網羅することなど不可能です。
また、ぴんと来ない方法を諦めず継続することはとても難しいものです。

(かく言う私、シールトークン法は何度やっても続けられません…)

スタンダードな関わり方や、ひとつのやり方にこだわらないでいいのです。
続かなくてもよいのです。
親か、または子どもが、ぴんときたもの、気になる手法、たまには、えっまさか?と思われる「ダメ元でちょっとやってみようかな、と思える手法」を、各家庭各お子さん向けにアレンジして、試して頂けたらと思います。

どんな子に承認欲求の自己処理システムをプログラムするか

現代人にとってのラスボスとも言うべき承認欲求。
うまく付き合うには、自分と他者それぞれの承認欲求のなだめ方をインストールする必要があります。

あらかじめバグなしにプログラムされているかどうかは、赤ちゃん~幼児時代にはわかりません。幼児期は、大人の一方的な承認を必要としているように見えます(実際は、そうとは限りません。大人を承認したいと思っている乳幼児、笑顔で大人を承認して満足している乳幼児がいる可能性もあります)。

こだわりが強い、あまり笑わない、何をしても機嫌が取れないなど、どことなく変わった子かもと思った時点で、プログラムとして入れ始めてもよいのかなと思います。


では、どのようなプログラムを組むべきでしょうか。
もちろん、手法が確立されているわけではありません。

当方の考え方を示して参ります。

現在、療育や放課後デイ等で推奨することが多い子育て法は、ほめて伸ばす手法です。
私は、これを完全否定するつもりはありません。
確かに、心地よくほめられることで、脳機能は育つでしょう。

しかし、たとえ脳の伸びしろが無限でも、頭蓋骨という入れ物は有限です。
ただ伸ばせばいいというものではなく、慎重にバランスを整えなければいけないと思います。

2-5年程度の比較的短期的な信頼関係作りには、
叱らずほめる、ほめほめ系の対応がとても有効です。
療育や園、小学校で過ごす期間ほめてほめてほめまくる、あるいは納得できる叱り方を徹底することにより、問題行動が減るなどの効果は確かに認められます。

しかし、ほめ療育によって問題行動が減らせる期間は、限られています。
ほめの必要量が満たし続けられ、理不尽に思うことの少ない順境は、いつか終わります。

順境に慣れすぎると、
長期的には、貶し(けなし)や批判に弱くなりかねないというリスクがあります。

貶しや批判を受ける機会は無くせないため、
集団適応に悪影響を及ぼすことがままあります。
社会に生きていく必要のある階層の子育てとしては、大問題です。

ほめ療育で自己肯定感を!という概念は間違っているわけではないのですが、
とにかくひたすらほめまくりましょう、というのは乱暴でしょう。
もちろん予告なしに辞めてしまうのもいけません。人間不信になります。

ほめることには、叱ること以上に、人格を型にはめる強力な矯正力があり、
強い洗脳をもたらす、諸刃のエクスカリバーです。
今スタンダードの発達障害児子育てでは、
諸刃の剣である「ほめ」を副作用のない万能薬と勘違いしている気がしてなりません。

他者からほめられるのが当たり前で育った発達凸凹子は、
ほめ(承認)やほめの効果が減衰していく高学年以降の集団生活で、
行き詰まるのです。


批判覚悟で申し上げますと、戦略なしに叱らずほめて育てるのは、挫折を先延ばししてしまうようなものであるだけでなく、脳のバランスをかえって悪くするのです。これは知られていませんが、かなり深刻です。

記述しないとバグります!

知能は高いがどこか変、そんなお子さんの人類承認欲求補完計画のもとに育てるときには、

・短期的、長期的な誤学習に細心の注意を払いながらほめたり叱ったりする。
・そのたびに、ほめてあげられなくなる時、ほめても喜ばなくなる時が来ることを繰り返し予告する。
・他者によるほめ承認は、脳に対する飴のひとつ。脳は飴に強化されすぎてしまうので、気を付けさせる。
・他者の飴に頼らず、自分で飴を与える方法を身に付けさせる。
・親との信頼関係を傷つけないよう気を付けながら、時には猛烈に叱る。
・体罰をするならば、回数は思春期までに2回絞り、本人が本能的な恐怖を感じるぐらい。ただしトラウマになってもよいと親の責任で判断した場合のみ。
・理不尽に感じる叱り方をする先生の角を矯めず、うまく利用する(今はあまりいないので、親との信頼関係を強めつつ理不尽耐性を身に付ける機会が減っています)
・大好きなことにはハードルをやや高くすることで、ほめすぎを防ぐ。
・苦手だけど頑張らせたいことはハードルを下げてたくさんほめるが、ほめっぱなしにせず、自分の成長に目を向けさせ自らの成長を喜ぶように仕向ける。
可能であれば、いずれ年齢による成長がなくなるという自然の摂理を教えること。しかし、若い頃に身に付けた、頑張って成長しようという行動によって、一方的な衰えが起こるときの衝撃を和らげることができることについても教えること。

提案をしたいと思います。
今回複雑になったので次回は、自分で自分をほめることについてシンプルに書きたいと思います。

www.asdadhd.jp
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