こんにちは、ただのおばちゃんです。
園児、新小学一年生の方から大人まで
カタカナのツシンソが書けないお子さんに
おばちゃんだったらどうするのかというお話です
基本的には
おばちゃんの膝に座ってもらい、手に手を取って
失敗したり成功したりしながら
「楽しく」一緒に書きます。
協調性運動障害や知的な凹がなければ
私の合格ラインまで、すぐ行きます。
(学校の先生の合格ラインは高すぎたり低すぎたりして
わかりにくいので、
お子さんの月齢で勝手に目標を定めてあげてください。
ひとつ、申し上げておきますと、
一切の推測なしで読めるカタカナ、
って、一年生にはハードル高いです。
PTAや保育士さんの日誌見ても3割ぐらいの人は書けてないような…?
地域性?伝染性?
シーツがツーシ、
シャツがツャシ、
ウ○チがウソチ、
シーソーがツーンー、
シンデレラがツンデレラ、ってなってます。
焦らず、
ほかのが全部書けるようになってから、
でじゅうぶんですよ
ツシンソで、字を書くのを諦めた、って言ってた子いました
おばちゃんとやり直してすぐマスターしましたけど
やはり機会損失もったいないので
嫌にさせないためには承認を)
これだけだと簡単解決すぎますので
言語的説明で納得したいタイプには
こういうアプローチになるでしょうという例をします
相談内容
「通常学級だけど国語が苦手な小1。
カタカナのツ、ソ、シ、ンあたりが何時間教えてもさっぱりだったんだけど、
「縦」と「横」を理解してないことが発覚した。
環境問題を語ってる子が縦と横を知らないなんて気づかなかった。
ツは縦、シは横に書くって教えてたけどわかるはずがなかった。
縦と横がわからないなんていろんな場面で困ると思うんだけど、
周りの様子見ながら行動してたんだろう。
縦と横を理解したら世界が変わるんじゃないだろうか。
縦横教えて解決のはずが、今度は縦横が理解できず試行錯誤中です。
横になる、という言葉と意味を知っていたのですぐにわかるだろうと思ったのに、
どうやら地面に対して垂直か平行かでしか縦横が捉えられないようです。
だから外の木や電柱は縦とわかっても、テーブルの上の紙に書いた直線は全て横という感覚。
その結果ツもシも微妙に角度の違う横線3本にしか見えてないのだと思います。
先が長いです。 」
よく分析しているお母さんで、きっと親に似て頭がいいなという感じです
- | この二本が両方横に見えるということですね
おそらくですが
このお子さんは3次元、立体における高さを縦だと考えているのですね
お母様は2次元の世界で説明しています
お子さんの見ている次元が上なので
伝わらないのかもしれません
このお子さんは、
たて、よこ、というこちらの言葉の曖昧さに困ってると思いました
おばちゃんでしたら、
本人のたてよこが何なのかを聞き取りしてみます
できそうならば割りばしで表現してもらいます
たぶん御本人は立体視の中にいると思います
なかなか身に付けるのは大変なので
その感覚は大事にしたいのです
お母様が二次元の話における縦横を必死に説明し
お子さんは三次元における縦(高さ)と横について語っているわけです
伝わっていないだけで、理解力はしっかりあると思われます
- | この二本を両方横だと認識しているお子さんは
空間図形に強みを持っている可能性が高いです
縦、横、高さ(縦ともいう)
3つの言葉を3本の割りばしに書いて渡してみます
お子さんの様子に応じて
お子さんがどう考えているか聞き取るか、
こちらがプレゼンする形をとります
パターン1 平面世界の縦横←お母さんは今、この世界を教えたい
パターン2 空間世界の縦横←お子さんは今、こちらの世界を見ている
どちらも場合によって正解。場面が変わると見方が変わるので
自分の見ている世界の前提が分かれば
相手の世界との食い違いに気づけるねーということを
お子さんの世界観を壊さないように気を付けながら
感じてもらい、伝えていきます
このように、
場面、立場による見方、見え方の違いを意識する機会は
とても大切だと思います
自閉症スペクトラム(アスペルガー障害)の傾向がある方は
ひとつの見え方に対して鋭すぎて、それにこだわりがちなところがあります
「いろんな見え方があるよね」
このキーワードは今後も役立つと思うので
笑顔で対応してあげてほしいと思います
読みわけはまたの機会に