もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

面倒見?自由?それぞれ覚悟が必要です

こんにちは、ただのおばちゃんです。
毎年この時期は
「どの学校を選べばよいか」というご相談いただいております。

それぞれのお子さんのキャラクター、体質、特性、ご家庭の経済的背景、遺伝子的な素質等判断材料が多くあります。

もしかして発達障害かも、というような
個性的なお子さんの場合、
素で合う学校は仮にあっても、
素で伸ばしてくれる学校は
見つからないと思ったほうが無難です。

私は、それぞれの家庭にとって、
比較的合わせやすい学校、
合わせ甲斐のある学校、
合わせる価値のある学校が異なるという前提で
お話を聞かせていただいたり
ご覚悟を確かめさせていただいたりしています。

お子さんがお金持ちにする方法や、社会的地位を得させる方法は、当所は直接的には存じません。

しかし、おひとりおひとりの幸福感受性を高める育児方法は、お伝えすることができます。

「自由」「のびのび」「自主性に任せて伸ばす」

こういった評価のある学校に共通しているのは
締め付けが緩いという点です。
一言で言うと「締め付けが緩い」なのですが
その中身は色々です。
各家庭から見たその効果もまちまちです。

・生徒が自主的に律する
・各家庭に監督力がある
・校則や約束を守らせる力が学校にない
この三つのどれかでもあてはまれば
「自由、のびのび、自主性」と表現されます。

このタイプの学校は、恐らく宿題が少なめ(進学校でも1日の家庭学習時間が中学時点で少なめ)のため
生徒の満足度が高い傾向があります。

このタイプで、難関大学合格者数の多い学校では
・小6の時点で自主性持って勉強していた子多数
・勉強と遊びの境目が曖昧
・家庭に資金力や教育力があり、学校外でその子に合った勉強を提供できる家庭多数
という実態があります。

身も蓋もない言い方ですが、学校の教育力というよりは
学校の放牧力をうまく活かしたか、
どれだけ自助努力したか、によって
出口と、卒業後の満足度は大きく変わるということです。

放牧力をそのまま享受すると、
二次元方面かリア充方面かに分かれつつ、
あっさり浪人します
(それはそれで、人生の学びに繋げれば、どこかで悟って賢者になることができます。最短距離がよいとは限りません)。

「やりたい人はやっておいてください。やりたくないひとはやらなくていいです」
「宿題は、任意です」
と言い添えることで、自主性のない子の学習機会を消し去るのも
「自由な校風あるある」
です。

生徒と教師・学校のパワーバランスの関係で、宿題を提出させたり管理したりする力が先生方にない、ゆえの自由というケースもあります。

このような「自由な学校」は、偏差値がとても高い学校か、かなり低い学校かのどちらかでしょう。


前者は大学進学実績が良いわけですが、
「自由なのに、学力が伸びて、難関大学に合格させるだけの力を付けさせてくれる」
というよりは、

・小6の時点で知能が秀でている子を集めている
・学校が宿題で拘束しない分、塾に行くなり自主勉強に取り組むなりする時間が取れる
・中高時代は勉強以外に打ち込むことの大切さを知っている真の教育ガチ勢の子が集まっている

ということを示しているに過ぎません。


楽して遊んでいるだけで
身の丈以上の難関大学合格力が身に付くことは
基本的にないです*1


私見ですが(まあ全部私見ですが)、

東京からの通学圏における自由な校風の学校には、コミュニケーション能力や教養という「必修科目」があります。

長い長い「自習(長期休暇)」の時間もあります。部活や委員会など課外活動しないとめっちゃヒマです。

自由な学校には、
自由という魔獣を飼い慣らすのだという覚悟をして
ご入学なさるとよいと思います。


厳しくないということは、課題などの提出期限を過ぎても強く言われることはなく、むしろ成績は静かに静かに下がっていくということです。

やる気のない子については早めに諦めて手を引いてくれるので、居心地は悪くないでしょう。

頑張らないことが普通になる子も多いです、
これは
もともとやる気がないのに
自由タイプの学校を選んでいる時点で、
努力への親和性が低いのだと認めましょう。


頑張らない子は、
どこの学校へ行っても学力は伸びません、
こればっかりは恨み言を言っても始まりません。
やる気なし+自由では、
苦手なことは苦手なままで、伸びません。

頑張らせようとしても頑張らない子を
頑張らせる仕組みが、学校にあると思い込まないほうが幸せです。


自由な学校でも
高卒就職やニートが意外に少ないことから、
ここに行けば我が子もやる気を出すのでは、
と思いがちですが、
それも誤解があるかもしれません。

たとえば、
もともと親も資産や人脈があり、
いざとなったら家業手伝わせればいいかぐらいの
家は、あなたが思うよりも多いかもしれません。

自由な学校ならではのコストもかかります。

「自由に、かつ、学力を伸ばしてもらおう」
なんて期待するのはお門違いです。
それができるのは、スーパースチューデントか、スーパー1対1指導か、だけです。(そしてスーパー1対1指導には強い依存性があります。)

家計兄弟姉妹その他諸々踏まえて、経済的なことをよく考えてからにした方がいいかもしれません。

ただし、家計に無理してまで、私立に入れるのはおすすめしません。塾要らず、手厚い、管理系であってもです。

危なっかしい子はとにかくお金がかかります。


「面倒見がいい」「厳しい」「鍛える」「教育力」

こういったキーワードを標榜する学校は、
締め付けが厳しいです。
具体的には、宿題が多いです。

大学進学実績が偏差値に直結しがちな今日の
中高一貫戦線において
中堅以下の学校で
偏差値が急落していないのはこのタイプです。
素直な子を伸ばすことには長けていますが、
ちょっと斜に構えたところのあるお子さんであれば
学校丸投げはダメです。

このタイプの学校は、
小6の時点ではそこまで優秀ではなかった子を
6年間か7年間で
御三家の子達と肩を並べるところまで鍛え上げると
見せかけることに成功した学校です。

校則、提出期限や課題ノルマを守っていれば
気分良く学力を伸ばしていきますが
表ルール裏ルール両方の取り決めを守っていないと
攻撃的な指導をされることがあります
(管理側が強硬でないと、成り立たないためです。
軍隊式などと呼ばれる学校もあります。
学校が厳しいと、
子どもたち同士の監視も厳しくなりやすいです。
※この現象は、中学1-2年で最も多く見られます。お勉強の早期撤退勢はけっこういますので、孤立は避けようと思えば避けられるかも。


学校に従うかどうかは本人次第ですが、
学校の指示に従うためのサポートをすることは
親にもできます。

お子さんには、
その厳しい指導のある集団について行くだけの
素直さか、総合力か、
ポテンシャルがあるでしょうか。

厳しい学校を選んだ親子は
難関大学進学による
自己肯定感獲得にこだわることが多いです。

もちろん学校のカリキュラムに乗っかりつつ、
苦手については別途参考書で勉強することができるなら、
難関大学に受かるでしょう。

そういう能力を持つ人材は、
天才肌より多く必要とされていますしね。

家庭の資金力や教育力に支えられた
個別の指導によるスモールステップで
勉強させれば、
無理めな大学でも届いてしまうというのも事実です。
厳しい中高一貫校ならではのコストです。
(もちろん後伸びタイプで、
中高一貫の課題をこなすだけで最難関に受かる子もいますが、
我々の凸凹っ子はそんなに賢くない
と思った方がよいです…)

厳しい学校は、
頑張らないことを許してくれない傾向があるため、
成績不振でありながら頑張るそぶりを見せない子は、かなり長い期間叱られ続けます(箸にも棒にも掛からないと、すぐに撤退勢扱いとされることもありますが)。

それによって、
叱られないための努力や
頑張るそぶりの見せ方を
身に付けられれば、学びとなります。

しかし、
先を見通す力がない子、切り替えのできない子は
ひとたび叱られキャラになりますと、
性格が暗くなっていきます。

たとえ頑張れるようになっても
他罰的になりすきたり、自責を強めたりして、
愛されキャラから遠退いていきます。


他の子達にとってのマウント対象になるなど
人間関係が深刻化する前に
先回りして
1対1で勉強を見てあげる必要があります。
(※変でないお子さんをお持ちであれば
保護者による先回り過保護は害です)

どこの中高一貫校でも、
中学では学校の枠にはまれるように
強めの指導がなされる傾向がありますが
厳しい学校ではそれが顕著です。

勉強面で厳しい学校においては
勉強面の達成度が
子の「価値」と結びつけられて考えられがちです。その中で成績不振ですと、
人間関係でも
ネガティブな渦の中に飲まれていきやすいです。

こうなると
コミュニケーション能力も自己肯定感も
パニック売りの様相を呈しながら
底無しに下がっていきます。

性格や家庭環境にもよりますが、
厳しい難関~中堅校に進学する場合、
Vもぎなど高校入試用の模試を受けることを
前提にするとよいです。



以上、中高一貫校に夢を見られなくなるように
文章を書いてきました。

中高一貫が悪いのではなく、
やりたくないことをやらない性格を少しずつ
修正していかない限り
使い物にならないので
合否をうまく利用して
切り替えを試みてはどうかということです

地元公立には公立のしんどさがあります、
媚び行為を無意味に感じる発達グレーは多いです

厳しい学校だけでなく、自由な学校でも、
しんどいことは当然あります。

自由であれば、
自由という名の魔獣を飼い慣らす努力が必要です。

入り口のわりに出口が良い学校であれば、
自由を犠牲にして点数を取りに行く覚悟が必要です。

私立や国公立中高一貫では、
選抜が行われるがために、
ボーっとした子は役割が手に入りにくいです。

自己肯定感の下がりやすいお子さんの場合、
自己肯定感を空っぽにしないための工夫を
身に付ける必要があります。


語弊があるかもしれませんが
「自分より出来ない人がいる」
という感覚さえ持てなくなると、
知能の高い人は、緩慢な自殺に向かいます。
中高一貫校在校生及び出身者の下位
数パーセントもこの罠に陥ります。


一般的に褒められることは減っていくため、褒められて得てきた自己肯定感は思春期にはほめても何しても伸びようとしなくなります。(なので本能的に、友達同士でカワイイカワイイ言い合うとか、ともに時間を過ごすなどして、承認を与え合うのですが、本能弱いと茶番に見えてしまいます)

伸びなくなる前に、
それなりの偏差値が取れる外部の模試を使ったり
介護ボランティアやファミリーサポート等
弱者に優しく接する活動に
親子で参加したりしますと、
広義の自己肯定感を下支えすることができます。

これは決して見下しではなく、
自分は必要とされているという感覚を
知るためです。


そこまで積極的なことはできなくても、
年老いた親戚の犬の散歩に付き添う、
家の前を掃く、
お肉屋さんや八百屋さんに行って
「何年生?」と聞かれる
そんなことでもよいのです。

「役割」をキーワードに、
学校以外でささやかでもよいので
人と関わり役に立つ感覚を確保したいものです。


東京通学圏の中高一貫校は
合わない地元と、切り離してくれますが
たとえ第一志望に受かっても
お子さんにとっての全世界=学校、
とならないように気を付けてください。

親御さんとお子さんとで
入学前から少しずつ意識して、
学校を尊重しながらも
学校以外の心の居場所と役割を調整することで
お子さんの心を守ることができます。


もしかして発達、なお子さんは
・数学と英語の土台をしっかり整えること
・社会性についてケーススタディすること

学校選びは大切ですが、
空気を読まないお子さんであれば
空気に飲まれて勉強する、
なんてことにはなりませんので
学校に期待しすぎないでください。

家庭単位の取り組みで
学校、家庭、その他での育ちを
互いに補完する工夫を
身に付けさせてあげたいですね。


長くなりました、今日のまとめ

自由な学校を選ぶならば
学校の「放牧力」を自分の力に変える取り組みを

面倒見のいい学校を選ぶならば
学校の「強制力」を自分の力に変える取り組みを

親の手を離れる日が来ます
社会性のふるいにかけられる日が来ます

IT長者などになれそうもなければ
愛されキャラに育てましょう

長者になる方法はお教えできませんが、幸せになる方法はお教えできます


www.asdadhd.jp



ランキングに参加してみました。
INポイントゼロが続きましたがめげずに自己肯定感を減らさず書いていたら
昨日お2人、今日お1人ぽちっとしてくださったみたいでうれしいです。
リアクションがありますと頑張れますね。
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*1:あ、趣味を深めていくと学びの基礎ができるとか、オタクしてると長期記憶や思考力が育ちやすくなるとかはあります


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